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ギルドスレッド

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水面にて。

散歩道

家を持たぬ艶蕗は、暇な時はその辺りをそぞろ歩く。
書籍の類を持っている場合はその辺に適当に座って読む。
ともかく屋外に居る事が多い。

宿代をケチるため。大小様々な悪さをしているので一所に長居するのは少々のリスクを伴うため。そこかしこにいる地縛霊や浮遊霊の類との語らいを無聊の慰めとするため。及び現世の住人とは全く違う視点と立場を持つ彼らの知見を独自の情報網の糧とするため。一人でじっとしているとどうにも暗くなってしまうから。など、と、理由は色々とある。
何にせよ、艶蕗はよく散歩をしている。
昼夜を問わず。国も地方も問わず。水辺なら河童の姿で、それ以外はたいてい人の姿で。

行き会うこともあるだろう。


・RPスレッド
・基本的には艶蕗が一人で上述の様なあれこれをしているだけです。
・もしも気が向いたなら、行き会って話しかけてやって下さい。

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……成る程。
(口の中で呟いて内心で少し納得する。目前の女性の本音が見えない、推測する取っ掛かりすら見つけれぬからだ。隙の無い洗練された所作とその在り様に、自分はかつての上司……在りし日には権力の伏魔殿を歩んでいた御前を連想したのだろう)

死を集める場所……ここ、事故でも頻発しとったんでやんすか?
まあ、怨霊が居るとそう言う事もありやすからね……
(傍らの蟠りを横目で見下ろし、少し口を歪めた)
あら、そうなんでやんすか? そりゃ失礼を。
うーん……あっしは本当その辺未だズレとるんやなあ……
(そんな身分では無いと言う言葉に目を丸くし、頭をガリガリ掻く)

『人』が死んだら何になるか……まあ、ぶっちゃけ人それぞれはありやすけどね。
まして三千世界から万種の人が集うこの混沌の渡世やと……
(一度首を振るも、懐から干し肉を取り出す)
言うてもまあ、この子がどんな怨霊やったかは明白やね。
餓死した子供や。何でこんな所でかは分からん。木の皮を食おうとはしたみたいやけど……。強い苦痛やら未練やら怨みやらが残ると、死んだ後にその残骸が残る。より強ければ魂魄の何れかを保って怨霊と化す。もっと強いか……或いは何かしら運が良ければ、肉体すら備えて化外へと化生する。あっしの知ってる流れはこんなとでやんすね。
(言いながら包みを開けた干し肉をその場に置く。いや、供える)

……言うかあっしが先ずその類でやんすけども。
(軽く笑って振り返り、その目を見てちょっと息を呑み、皮肉な苦笑を浮かべる)
随分な目を、してやすな。旅人殿?

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