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文化保存ギルド

薄暗い高速の書庫

ここはチャット代わりに使っていい場所よ。
普段の書庫以外でも話したいときとかに適当に使って頂戴。

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●事の発端
「あれは私がダンジョンで最終フロアで開けた宝箱に入っていたのよ。何やら透明な液体で、害は無いというのは「インスピレーション」で感じ取ったの。だからそれをしばらく観察していたら……分裂したのよ」
 何が、とイレギュラーズが問えば、イーリンはため息をつく。干し肉を不機嫌そうに噛み。言葉を頭の中で組み立てているようだ。
「その中に入っていた液体が、スライムとして。私の形を模して、ね。それらは私が驚いている間に無視してものすごい勢いで走り去って。ダンジョンの外に出ていった。私も追いかけようとしたけれど、ダンジョン全体に瞬時に散っていったから、追いかけそこねたわ」
 その上でかろうじて手に入れた情報だけれど。とイーリンは資料を出す。曰く
・それはダンジョンを自動生成するための宝物である
・それはダンジョンをクリアし、最初に開けた人間を模倣、分裂、研究する
・それはダンジョンをクリアし、新たなダンジョンを作る巣とする
・それは分裂した個体を更に増殖させ、ダンジョンの番人とする
・それはダンジョンの生成を終えると、ダンジョンの最奥で、また宝箱の形を取る。
「つまり、このままだと私の姿を模倣した敵が満載するダンジョンが出てくる。さすがにこれは、看過できないわ。だからローレットに依頼してあなた達に声をかけたというわけ」
 ため息を付き、イーリンが深々と頭を下げる。
「お願い、身から出たサビだけれど。事体収集は単独では不能なの。あなた達が頼りよ」
 そう言うとイレギュラーズたちは、互いに顔を見合わせて――。

MSコメント
初めまして。イーリンジョーンズのプレイヤーです。今回のシナリオにご参加いただきありがとうございます。イーリンちゃん増えないかな、と夢に見ていたら、増えました。
どうにかしてあげて下さい、以下概要です。

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