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文化保存ギルド

今夜の喋り場・その55

私の部屋、ゲストと二人で喋る場所。

正確には、貴族がこの書庫という屋敷に来た際に執務を執り行うために用意された部屋。

それも今はイーリンの自室となっている。
といっても内装は殆どいじっておらず、書斎机と来客用のソファとローテーブル。本棚と唯一追加されただろうベッド。効率を重視する彼女にとって、ワンルームマンションのようになっているのだ。

おそらく、彼女自身が掃除しているのではない。そう思える小綺麗な部屋。貴方を迎えたのはそういう部屋だ。

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あはっ、ローレットの受付も大変だね。君ほどの人物となれば無下にはできないし。
金褒章か……僕が目指す目標の一つでもあるけれど、まだ3分の1にも達してないや。

僕はそうは思わないよ。全てに終わりはある。
でも、読み終えた本は『死んだ』とは定義できない。
世界は本棚だ。人々はそこに収められた蔵書だ。そして本棚はいくつもある。
全ての世界に物語がある。全ての物語に世界がある。
あらゆるものが等しく重要で、等しく意味がある。
そして意味とは、『かつて起こったこと』に対してしか発生しない。
人々の想念こそが、何もないところに新たな物語を生み出す。
僕達が運命に縛られていたとしても。物語の終わりを変えられないとしても。
その運命に、結末に、どんな想いを馳せるかは誰にも縛られない。自由だ。
そしてその想いこそが、次の本棚に手を伸ばす原動力になる。僕はそう信じている。
ふふっ、抽象的な物言いはあまり流儀じゃないんだけどね。

そっか。君も、帰ることが目的なんだ。
じゃあ、もしもイーリンがイーリンのままで終わりを迎えることができたなら。
その時は、最後にもう一度だけ遊ぼうね。

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