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文化保存ギルド
そっか……なるほどね
(ワインをぐいっと煽ってから。大きく一息ついて)
……やっぱり強いと思うわ。貴方。
そう言い切れるのは、多分私にはできないもの(からのグラスを置いて)
……友達ねぇ(そう小さくぼやく。端から見れば、恋に悩む乙女かなにかのようだ。
(ワインをぐいっと煽ってから。大きく一息ついて)
……やっぱり強いと思うわ。貴方。
そう言い切れるのは、多分私にはできないもの(からのグラスを置いて)
……友達ねぇ(そう小さくぼやく。端から見れば、恋に悩む乙女かなにかのようだ。
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正確には、貴族がこの書庫という屋敷に来た際に執務を執り行うために用意された部屋。
それも今はイーリンの自室となっている。
といっても内装は殆どいじっておらず、書斎机と来客用のソファとローテーブル。本棚と唯一追加されただろうベッド。効率を重視する彼女にとって、ワンルームマンションのようになっているのだ。
おそらく、彼女自身が掃除しているのではない。そう思える小綺麗な部屋。貴方を迎えたのはそういう部屋だ。
いつもと違うところがあるとすれば、今日は一つの答えを楽しみにしている彼女が居るということだ。