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文化保存ギルド
遅いけど供えないわけにも行かないからねぇ。
一緒に行く? 貴方もお供えしてくれると、きっとあの子も喜ぶと思うけど。
(花束の包み紙を指先でなぞりながら。あの海を思い出して目を細めて。)
一緒に行く? 貴方もお供えしてくれると、きっとあの子も喜ぶと思うけど。
(花束の包み紙を指先でなぞりながら。あの海を思い出して目を細めて。)
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正確には、貴族がこの書庫という屋敷に来た際に執務を執り行うために用意された部屋。
それも今はイーリンの自室となっている。
といっても内装は殆どいじっておらず、書斎机と来客用のソファとローテーブル。本棚と唯一追加されただろうベッド。効率を重視する彼女にとって、ワンルームマンションのようになっているのだ。
おそらく、彼女自身が掃除しているのではない。そう思える小綺麗な部屋。貴方を迎えたのはそういう部屋だ。