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文化保存ギルド
ほんと、貴女、我儘よね。誰にも迷惑かけたくないのに、誰の期待も背負ってしまうなんてほんと我儘よ。
だからイーリン。私は、貴女を少しでも楽にしてあげたい。その気取っていて、自分だけで倒れそうな貴女を休ませたい、安心できる時間を作りたいの。
(そう言って、彼女の手を包み込むように握ろうとする)
だからイーリン。私は、貴女を少しでも楽にしてあげたい。その気取っていて、自分だけで倒れそうな貴女を休ませたい、安心できる時間を作りたいの。
(そう言って、彼女の手を包み込むように握ろうとする)
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正確には、貴族がこの書庫という屋敷に来た際に執務を執り行うために用意された部屋。
それも今はイーリンの自室となっている。
といっても内装は殆どいじっておらず、書斎机と来客用のソファとローテーブル。本棚と唯一追加されただろうベッド。効率を重視する彼女にとって、ワンルームマンションのようになっているのだ。
おそらく、彼女自身が掃除しているのではない。そう思える小綺麗な部屋。貴方を迎えたのはそういう部屋だ。