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文化保存ギルド
わからないわね……。
私は止まらないために捨てられるものは捨てるべきだと思うけど。
……私が他人に公平なのは本当に、そういうところで捨てるという選択肢が常にあるから。私が心配されるのは、捨てるものの中に自分の命さえ含まれているからと思われているかもしれない。
ああ、そうね。自分の命くらいは、自由にできると思っているのかもね。
私は止まらないために捨てられるものは捨てるべきだと思うけど。
……私が他人に公平なのは本当に、そういうところで捨てるという選択肢が常にあるから。私が心配されるのは、捨てるものの中に自分の命さえ含まれているからと思われているかもしれない。
ああ、そうね。自分の命くらいは、自由にできると思っているのかもね。
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正確には、貴族がこの書庫という屋敷に来た際に執務を執り行うために用意された部屋。
それも今はイーリンの自室となっている。
といっても内装は殆どいじっておらず、書斎机と来客用のソファとローテーブル。本棚と唯一追加されただろうベッド。効率を重視する彼女にとって、ワンルームマンションのようになっているのだ。
おそらく、彼女自身が掃除しているのではない。そう思える小綺麗な部屋。貴方を迎えたのはそういう部屋だ。