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文化保存ギルド
それは……(その声を自分は知っている。そこから目を背けて逃げて来たから)
私もそれは聞こえるわ。私を殺す呪い、助けられなかった呪い
私達はそんな声を聞いて行動しているのかもしれないね。
でもさ、それを捨てて逃げるのは……いけないと思うよ
私もそれは聞こえるわ。私を殺す呪い、助けられなかった呪い
私達はそんな声を聞いて行動しているのかもしれないね。
でもさ、それを捨てて逃げるのは……いけないと思うよ
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正確には、貴族がこの書庫という屋敷に来た際に執務を執り行うために用意された部屋。
それも今はイーリンの自室となっている。
といっても内装は殆どいじっておらず、書斎机と来客用のソファとローテーブル。本棚と唯一追加されただろうベッド。効率を重視する彼女にとって、ワンルームマンションのようになっているのだ。
おそらく、彼女自身が掃除しているのではない。そう思える小綺麗な部屋。貴方を迎えたのはそういう部屋だ。