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【AeNU】アルティオ=エルム民族主義者同盟についての調査報告会

ここはアルティオ=エルム民族主義者同盟、略称AeNU(エーニュ)について参加したいという者たちの説明場所だ。
エーニュとはどういった組織でどういった成り立ちなのか、構成員にどのような者たちがいるのかについて解説していこうと思う。
また、「こういった者を参加させたい」と言う要望に対して、一応僕がチェックしたりもするよ。
ただ、チェック基準はゆるく、色々と設定の幅を広げていく傾向にあるからそんな構えなくてもオッケー。
では、この危険な組織について、調査報告書をまとめるとしようか。

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【はじめに】
・エーニュは「深緑のハーモニア達のテロリストグループがあったら面白そう」という思いつきにより生まれた設定です。
・基本的には【観光客】アト・サインが全体的な方向性を示していきます。
・全体的な方向性とあまりにもかけ離れてると感じた場合はNG出すかもしれませんが、基本的には軽率にオーケーサイン出すので様々なアイデアを出してほしいです。
・エーニュが今後どのようにオフィシャルに扱われるのかは、GM次第なところがあり、自分でも保証できません。
・思い通りにならなくても泣かない(※最重要)
【年表】
約20年前:グゥル・ケネドリルの娘と旅人の男が結婚する
約18年前:リッセ・ケネドリル誕生
2年前の8月:ザントマン事件発生、幻想種の誘拐が多発する。
2年前の9月:リッセとその両親が奴隷商人の襲撃を受ける。
      リッセの父はその時に死亡、リッセの身代わりとなった母が奴隷として連れ去られる。
      リッセは祖父グゥルの元に引き取られる。
      ベーレン・マルホルンの部隊が奴隷商人との戦いで壊滅し、片足を失ったベーレンは森林警備隊から去る。
2年前の10月:ネフェルストの戦い。市街戦に巻き込まれたリッセの母は死亡する。
2年前の11月:ペニンドがプラスチック爆弾の開発に着手する。
1年前の5月:リッセがグゥルの家を出奔、アルティオ=エルムの麓でエーニュを立ち上げる
1年前の6月:ラウリーナ・オンドリンがリッセと接触。ラウリーナの資金を元にしてエーニュが急速に拡大する。
1年前の7月:ベーレン・マルホルンがエーニュに加入、エーニュ義勇兵が発足する。
1年前の8月:ペニンド・パーマランベがファルカウから追放、エーニュが迎える。
今年の3月:ペニンドのプラスチック爆弾が完成する。
今年の4月:ラサ商人爆殺未遂事件発生、アト・サインが初めて公式にエーニュの存在に気づく。
今年の5月:リリィ=クロバネとの合同調査の末、エーニュの危険性を把握、さらなる調査が必要となる。

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【組織概要】
アルティオ=エルム民族主義者同盟。
英語表記だとAltio=elm Nationalists Union、頭文字を撮ってAeNU(エーニュ)と称されている。
それぞれの意味を説明していこう。

・アルティオ=エルム
これは深緑の正式名称だ。
大陸西部の迷宮森林を領域とした国家とされているが、国としての意識は希薄。
深緑に住むハーモニア達の共同体としての性質が強い。
その他、深緑についての詳しい情報はこちらを参照して欲しい。
https://rev1.reversion.jp/page/artioelm

・民族主義者
まずは民族主義と言う考え方について説明しておこう。
民族主義とは「国家に対する帰属意識がいかなる他の集団に対するものより優越するという前提」のことだ。
これは先ほど説明したアルティオ=エルムという共同体の性質に矛盾する。
すなわち、エーニュは深緑を共同体ではなく一つの国家であるとみなしている。

ここで民族主義者という言葉の意味が初めて理解できる。
深緑が確固たる国家であるならば、森林迷宮に住むハーモニア達に国籍があることになる。
この国籍はいとも容易く害されることが何度もあったということは君たちも複数の事件を通じて理解できるであろう。
だからこそ彼らは民族主義者という名前を名乗っている。
深緑国籍を持つハーモニアの保護と奪還を武力にて行うことを正当化するためだ。
だからこそ彼らは深緑を脅かす外敵への攻撃を繰り返している。

・同盟
この言葉は複数の組織が結合して大きな一つの組織を形作っているという意味となる。
つまりAeNUという大きな組織を作るために、組織a、組織b、組織cが組み合わさっているということだ。
言い換えると、人手を多く確保するために小さな組織が寄せ集まっているとも言えるね。

とはいえ、小集団の複合であるならば一つのまとまった行動はできない。
AeNUには「同盟本部」と呼ばれる指導者達の集まりが存在することがわかっている。
この同盟本部は莫大な資金を抱えているというのが大きな特徴だ。

同盟本部は、構成する組織に対して資金を提供する。
その見返りに構成する組織は同盟本部の指示に従い行動する。
彼らが統一的なユニフォームを着ているのもそのせいだ。
各組織は資金と引き換えにユニフォームの着用義務を負っている。
これによって弱小集団の寄せ集めが、巨大な一つの組織に見えるようになっているのだ。
【組織概要:軍事部門編】
エーニュは攻撃的な組織であるがために、自分自身の軍隊を保持している。
だが一つに纏まっているわけではない。

・エーニュ義勇兵
エーニュの中でも最大規模を誇る軍事部門だ。
エーニュへ加盟した組織は、資金と引き換えに組織規模の割合に応じた人員をこちらの義勇兵に派遣する必要がある。
このエーニュ義勇兵は、軍事部門長のベーレン・マルホルンにより集団戦を想定した訓練が施される。
訓練された義勇兵たちは、並の自警団の若者なんかに遠く及ばないほどの実力を身につけることになる。

着目すべきは、彼らは集団戦を想定しているということだ。
一人一人の実力は、正直そこらの腕っぷしに覚えのあるハーモニアに過ぎないから大したことはない。
だから、集団戦になると厄介だ。
お互いがお互いをカバーしあうように動くので、数の多さが見た目以上の驚異になりやすいという性質がある。

通常時は森林警備隊の業務の「補助」を行っているそうだ。
だが、そいつは名目だけ、こいつらに見つかった森林迷宮への迷い人はタダではすまないだろう。

・シルマ部隊
軍事部門長ベーレン・マルホルンが直接指揮を執る特殊部隊だ。
エーニュ義勇兵の中から優秀な人材を集め、更に過酷な訓練を積むようにしている。
よって集団戦に長けた、極めて実力の高い人員が揃っている。

シルマ部隊はエーニュ義勇兵よりも高度な任務に携わっているという。
その行動は表向き、拉致されたハーモニアの奪還作戦への貢献が喧伝されているが……。
かつてのザントマン事件関係者の不審死があった場合、コイツラの影が見え隠れしているという。

・同盟本部警護隊
エーニュ内務部門長ラウリーナ・オンドリンがシルマ部隊とは別にエーニュ義勇兵より選抜した部隊だ。
同盟盟主、リッセ・ケネドリルへの忠誠心が厚い人員で構成されている。
そのため、練度はシルマ部隊には及ばないようだ。

この部隊は常に同盟本部の要人を警護する任務についている。
リッセがラサの傭兵たちからの報復を受けないようにするため、というのが警護隊設立の建前だが。
どうにもリッセよりもラウリーナ本人が襲撃を避けるためのようにも見えるね。

・その他独自軍事部門
エーニュ義勇兵とは別に独自の軍事部門を持つ小組織も存在する。
無論、規模が小さいため、それらはエーニュ義勇兵ほど派手な活動はできない。
だが、同盟本部の意向を無視した軍事作戦があったなら、そういう連中の仕業だろう。

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