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文化保存ギルド

今夜の喋り場その50

それは文化保存ギルドにある一室。
正確には、貴族がこの書庫という屋敷に来た際に執務を執り行うために用意された部屋。

それも今はイーリンの自室となっている。
といっても内装は殆どいじっておらず、書斎机と来客用のソファとローテーブル。本棚と唯一追加されただろうベッド。効率を重視する彼女にとって、ワンルームマンションのようになっているのだ。

おそらく、彼女自身が掃除しているのではない。そう思える小綺麗な部屋。貴方を迎えたのはそういう部屋だ。

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じゃあまぁ――コーヒーよりは苦くないかも知れないけど。話させてもらいましょうか。

第一に、私はこの世界に来る前に多く殺している。大した理由じゃないわ。人を襲った山賊だったり、敵対した組織の人間だったり、よくある理由で殺人を犯していた。もっとも、私の元いた世界では神の名のもとにそういうのは許されることは多かったけどね。
――で、この世界に召喚された時、私は思ったのよ「もしかしたら、手を汚さずにやり直せるかも知れない」って。でも、それは最初に私に割り当てられた依頼(奴隷商を暗殺しろ)で脆くも破れた。
どうあっても、私は殺すという宿業から逃れられないのかとその時悟った。だからこれが私を悪と定義する第一の理由。殺人。

第二に、私は多くの人に助けられてきた。然しそれは、多くの人の犠牲によって成り立っているともいえる。勇者総選挙なんて、その結果に至る短時間でもそうだし。それを支えてくれる人が出てくるまで「人望が厚い」なんて一言でまとめちゃえばそれまでだけど。言ってしまえば、搾取してるのよ、その人達から。だから私は口が裂けても善人とはいえない。
第二の罪は……いうなれば強欲ね。

そして3つ目は……いや、殺人と暴食に比べればもう全部些細なものか。
うん、殺人、強欲。この2点において、悪と定義しない理由は、どこにもない、でしょう?

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