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文化保存ギルド
喉に感じるアルコールの刺激も、ミルクの濃さで大分薄れている。焼け付く痛みも好みではあるがこれはこれで悪くないものだ。
「好きにしな、世の中の信仰者達は喜んで神さんの素晴らしさを説いてくれるだろうさ」
ぶっきらぼうに答えているように見せてそう悪い気分では無い。己は己、他人は他人。祈る事もまた自由なのだから。
「んにゃ、アタシも一回依頼で一緒になったぐらいなんだけどな。お師匠様がーって話してた覚えがあって多分アンタの事言ってんだろうなぁって思って。さっきアンタを見た時に感じた既視感はそれもあったんだと思うわ」
明るい少女だと記憶はしていたが、あの頃はまだコルネリアもイレギュラーズになりたてであり、顔も覚えられていない頃だ。
「押しが強いのか、よく笑う奴だとは思ったが」
酒の肴にするには丁度良いだろうと、そのまま彼女の話を促す。
「好きにしな、世の中の信仰者達は喜んで神さんの素晴らしさを説いてくれるだろうさ」
ぶっきらぼうに答えているように見せてそう悪い気分では無い。己は己、他人は他人。祈る事もまた自由なのだから。
「んにゃ、アタシも一回依頼で一緒になったぐらいなんだけどな。お師匠様がーって話してた覚えがあって多分アンタの事言ってんだろうなぁって思って。さっきアンタを見た時に感じた既視感はそれもあったんだと思うわ」
明るい少女だと記憶はしていたが、あの頃はまだコルネリアもイレギュラーズになりたてであり、顔も覚えられていない頃だ。
「押しが強いのか、よく笑う奴だとは思ったが」
酒の肴にするには丁度良いだろうと、そのまま彼女の話を促す。
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その夜、その店を選んだのは、その街路の中では少し小綺麗だったからかもしれない。あるいは「もがれる野菜亭」という珍奇な名前のせいだったのかも知れない。
見た目より広い店の、案外長いカウンターの一席に、貴方は腰掛けた。その店はごろつきから冒険者風、貴方も含めて聖職者風も居る、ごった煮のような場所だった。それでも居心地が良いのは、少なくともその連中が多少なりとも弁えているからだろうか。
店主が貴方の注文を聞いて少しした後。隣、いいかしらと声がかかる。貴方が気にもかけずに居ると、その女は遠慮なく隣りに座った。
小さな背、紫の髪、紅い目、少女そのものの顔立ち。
「アイスミルク。ダブルで。あと適当にお願い」
慣れた口調で注文する彼女の姿を見た貴方を見ずに、懐から取り出した紙巻たばこを咥えようとして、彼女は貴方を見た。
「煙草、吸ってもいいかしら?」
【状況】
・ここは宿屋兼酒場「もがれる野菜亭」のカウンターです。
・貴方はたまたまそのカウンターに座っていました。
・貴方と彼女は、まだお互いのことを何も知りません。
・貴方は彼女の事を一方的に知っていても構いません。「騎戦の勇者」のパレードは、先日行われたばかりですから。