PandoraPartyProject

ギルドスレッド

古い木造りの民家

【雑談】土間

家の中を入ってみると、土と木のにおいが漂った住空間
釜戸が並べられている土間と、囲炉裏がある

囲炉裏の周囲に畳が広がっていて、
そこでゆっくりとくつろげそうだ

*雑談・RP歓迎

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……(にっこり笑って差し出されたお茶になんとなく警戒してしまう。)

(「なんか段々牛王の笑顔が怖くなってきたぞ?なんでだ…?スゲードス黒い笑みに見える…」)(心の中でそんな事を呟きながら差し出されたお茶を取り、匂いを嗅いでから意を決して一気飲み……)

…あっづぅ!?!?!?(お約束)
あ…ごめんなさい…

…少し複雑なのですね。大丈夫、大丈夫です。刃物は飛びませんから。

! アルク、大丈夫ですか!?
今、冷や水を(痛みを抱えて立ち上がろうとすると、アルクの悲鳴でパニックを起こしたおはぎが『にゃー!』と叫びながら牛王の体にとびかかってきた)うわあ!?(と、畳と土間の間の段差から、土間の床に目掛けて落ちた…)
……すみません、お見苦しいところを……
(一応生きているが、立ち上がる時がすごく痛くて重い)
あ、平気…って、ぅオイ!?(おはぎが突撃して転ける牛王を見て咄嗟に手を伸ばしたが、自分もバランスを崩して巻き込まれ)

……いつつ…。…ふはっ、なんだこの状況(と噴き出した)
クッハ、ハハッなんか腹痛えや、はははっ(終いには腹抱えて笑い始めた)
アルク!?

…ああもう、友が声を上げただけで騒ぎになってどうするのですか、しっかりなさいおはぎ、仮にも男でしょう!
(と、冷静さを忘れ、おはぎを両手で抱えつつも叱りつけるような母親のような口調で叱る)
(おはぎは心なしか落ち込んで、耳と尻尾が下に垂れている)

…って、アルク、大丈夫ですか?
お腹が痛いって…また傷が痛むのですか?
(急に笑ったりお腹が痛いとか言い出すアルク、ついでに自分も身体が痛いしアルクの説教で忙しいしで…その場で慌てまくっている)
はっは、ゲホッ、ケホッ、…やっべ、普段笑わねえから咽っ、ケホッ…大丈夫、大丈夫。笑い過ぎて腹痛いだけだから。(手を顔横でヒラヒラとさせ大丈夫だと言う仕草)

あとおはぎ責めてやるなよ、俺が確認せずに掻っ込んだのが悪いから。
な?おはぎ。いきなりデカイ音はビビるよな。猫は耳すげぇいいし。(判るよっておはぎに自分の喉をゴロゴロ鳴らして落ちつせてやろうと)

…牛王こそ大丈夫か?身体痛むなら奥にでも運んでやろうか。
そうでしたか…
(安心したようなため息をつきながら)

…大丈夫です。なんとか立てます故。
……けれども、私もまだまだですね。
元はと言えば、お茶を冷めるのを待たなかった私が悪く…どこか、焦ってしまっていたのかもしれません
申し訳ございません。…それにおはぎも。
(おはぎの背を撫でつつ)
茶は淹れたてを出すのが常識だ。俺が偶々、猫舌だっただけで牛王は間違った事しちゃいねえよ。俺が注意すべきことで、それを俺が怠ったってだけだ。……まあ、偶に笑顔で黒い事言うから微妙に疑ってかかった俺が悪い。苦くなかったしな。

おはぎビックリさせたのも俺だからな…おはぎもすまんな、主人に怒られるような状況にしちまって。(撫でられているおはぎを見て言い)
しかし、久方ぶりに声出して笑ったなぁ…いつ以来だろう、腹痛くなるまで笑ったのって…
ありがとうございます…実は、苦いのが苦手な人でも飲めて傷が治るよう彼是試行錯誤して茶葉を作ってみたのです。
黒いことを言うのは……まあ、私が『黒い畜生』だから、でしょうかね。
けれどもそれで怯えてしまっているようなら、気を付けます…

『にゃー』(と、牛王の腕から降りてきて、アルクに近寄り、アルクの手を舐めようとする)

…たしかに、戦いの日々が続いていましたからね
アルクが高笑いしているのを見ると、安心します(ふふ、と笑う)
それただの牛王自身の性格だろ…。黒い牛だからとかじゃねえよそれは。

つか、凄えな。この世界に来てからの独学なんだろ?……果物混ぜたりとかで何かうまい茶とか出来ねえのかな?レモンティーとか言うのもあるくらいだし。(おはぎが手を舐めると擽ったいのか頭上の耳がぴるるっと動く。悪い気がする訳でもないので好きにさせながらも喉元と耳裏を重点的に擽ってやり)

いや、多分声出して大笑いしたの両親死んでから初じゃねえかな。……安心すんの?(そんなものなのか?って首を傾げて笑みを零す牛王を見た)
おや、ただの駄洒落で言ったつもりでしたが…
黒いって言っても、私は思うままのことを言っただけなのですが…

いえ、それほどでも…そこら辺の草を適当にむしって目にしたものを真似てみたり、たまに書物を眺めながらしてみたりしているだけです。すごいというほどでも…(少し照れくさいように笑う)
ああ、果実の汁でじゅーすとか、そういうのもありますね
私は果実は果実でそのまま食してしまいますが…れもんてぃーというのも、試してみましょうか?
(おはぎは撫でられて満足そうに「ゴロゴロ」と喉を鳴らしながらアルクの所で寝転がる)
(安心するの、に対して)
ええ、安心します。
逆に悲しそうにしていたり、辛そうにしていたら、私も悲しく、辛そうに感じます。
…元の世界では、杣が悲しい顔していたら、脇腹をこそばせたり肌をさすって笑わせたり、悪くいう人がいたら突進するというぐらいしか出来なかったし、それでも通用しないこともあると、悔しくも思った。
…人間になってから、それ以外こともできるようになって、さらに、喜びや幸せを噛み締めて分かり合えることができる。…これほど嬉しいって思ったのは、私も初めてです
(と、穏やかな笑顔を見せる)
子供の悪ふざけにも見えるがな。
まあ、俺は振り回されるのも慣れてるって言うと変だが、実際にやられても「仕方ねえな」で済んでるからなぁ…今までは嫌だと思っても言わずに溜め込んで逃げてたりもしたが、今は嫌なら嫌って言うし、頭に来たら怒鳴るくらいするし…。(牛王のは許容範囲と言いたいらしい)

まだ3歳だっけ?ヒトからしたら凄えよ。学習能力高いって事だし。
まあ、適当ってのが牛としての食べられる草を見分ける経験からなんだろう、それ差し引いても、美味しく飲めるようにするって凄えじゃねえか。
俺は尊敬する。

ジュースは果物から出た汁飲むだけしなぁ。俺はミルクの方が好みだがな。…俺もんなまどろっこしい事するよりはもいだのそのまま食べる派だな。…なんつーか、肉から滴る血みたいで「喰ってる」って気になるし。
(寝転がったおはぎを親指の腹を舌の代わりに見立て、毛繕いをする様にマッサージしてやりながら)
そか。…俺と同じだな。…牛王が気掛かりでな…無理してでも来て良かったわ。かなり張り詰めてたろ、決戦前。
あの惨状をアンタが見て、怖いとか辛いって思ってたらと考えたら此処に来てた。

ん…。人間は汚い部分もあるから、牛王が其れに染まらないでいてくれる事を祈ってるわ。

……俺もその醜い、弱い部分に染まってた人間だしな…。牛王には俺見たくなって欲しくない。
子どもの悪ふざけですか…(今までやってきたことを振り返ってみる)
……強ち、間違いではないのかもしれませんね。
(アルクが自分のしていることが許容範囲と言いたげなところをみて)
…もし、私が本気で不味いことしそう、と思ったら、絶対に止めてください
殴ってもいいですから(真顔)

…おそらく特異点としての恩恵かと思いますよ
魔法とは全く縁のない世界から来て、魔法が使えるようになったという人がいることも、
私知ってます
…アルクも、兄らしい振る舞いが、すごく羨ましく思います

確かに、どうしてわざわざ果実を汁に変えてしまうのか、薄々疑問には思ってましたが…
逆に子やご老輩の方のようにかみ砕く力が弱い人のためにもじゅーすにして味わいやすくする、というのも、あり…とか。無論「喰ってる感じ」はしないでしょうがね。
(おはぎは気持ちよさそうにしながら、眠りに入る)
ははは、そんなに張りつめておりましたか、私
……なんせ戦場と呼ばれる場所に向かうのは初めてでしたからね
怖くなかった、といえば、嘘になりますし

アルクの過去はどうだったのかはあまり知らないし、偉そうなことは言えないのですが…
…きっとアルクの心は汚れてないかと思いますよ。むしろ、そうであってほしい
……私は、アルクがあの魔種には、ならないでほしいと、そう願いますよ
(穏やかにそういいながら、両手の拳を強く握る)
子供の悪ふざけを叱るのは大人の役目だろ。怒りよりはそっちのが強いんじゃねえ?多分。

なるほどなぁ…。元の世界に戻っても経験として残るならラッキーじゃねえか。思い出とかと一緒に、な。

…俺の振る舞い、兄貴っぽい?…マジで?(嬉しいですって雰囲気になり、尻尾がゆらりと一度揺れ、耳がパタパタと落ち着き無さ気に動く)

まあ、それもだけど、摂りやすいから売れるってのもあるんじゃねえかな。店売りが多いし。
世の中、金儲けは大事だからな。ラサでは「地獄の沙汰も金次第」ってのがあるくらいだ。

金が無けりゃ、生きてけない。人が生きる為には金が必要なんだよ。服なり、パンなり…屋根下に寝るにしても、だ。
(眠ったおはぎから眠りを妨げないように手を退け、音量を幾らか下げた)

張り詰めてたと思うぞ。
……ま、良く頑張った。(と牛王の頭に手を伸ばす)
はは、ありがとう。大丈夫、俺は魔種になんか死んでもならねえ。俺じゃなくなるくらいなら、俺のまま死ぬさ。
辛い事も多かったけど、今は幸せなんだ。手放したく無えよ。
そうですね。…牛と飼い主でも似たようなものですね
昔は、杣からもよく叱られましたね(ふふ、と笑いながら)

ここでの思い出、残ればいいのですけどね…
忘れるのは慣れてるつもりですが、楽しい思い出まではっきりと思い出せなくなるというのは、やはり悲しいことですし

ええ、兄貴っぽくて男前です
(こくりと頷く。アルクの反応に、可愛らしいなと内心呟きながら)

…確かに、金がなかったら生きてはいけませんね、人であるためには
けれども、最近ではせっかく貯めた金を闇市で大量に使い果たし、亡者の如く必要以上に金を求めようとするという方がいる…なんて話もあります。
金が必要なために生活で必要なものを犠牲にしてしまう、なんてことはありませんでしょうか…?

(大人しく撫でられる。すると、気が緩んだか、いつのまにか涙の粒がポロポロ落ちる)
そうですか…
うん、それなら、安心です。
…あなたは汚れている、と仰ったのですが、あなたが今まで受けてきた汚れを含めて「今のアルク」がいるとするなら、根から否定する気はありません
けれども、魔種のような汚れまでは受けて欲しくはありません。それはもう、「汚れている」という言葉だけで済まされない気がします…

…まあ、私もある意味魔種に近いかもしれませんね
人と牛で正反対になった、という意味では
いやいや、そこは残せよ。是が非でも残してくれ。せっかく縁が出来て仲良くなったのに元の世界に戻って忘れられたとかスゲェ寂しいじゃねえか。俺は牛王が元の世界に戻っても一生忘れねえからな。ジジイになって毛が真っ白になろうが、ボケ入ってもだ。

あ、あー…えっと、…そ、そうか?…ま、まあサンキュな。……言われ慣れてねえからどう答えたらいいかわからねえわ…。スゲェこそばゆい…(尻尾も耳も落ち着かない様子。表情にも照れが思い切り出ている)

まあ、イレギュラーズなら依頼で稼いだ分使ってんだろ。生活が出来なくなるようなくらい使っちゃいねえよ、多分。…知らねえけど。
賭博ってのがその類なんじゃねえのかな。金に目が眩んで盗むってのもよく聞くが…食うもんが無けりゃ盗むしかねえってのもあるからなぁ。
ま、金で買われる事してる人間の立場だから…そういうのはカモとして見てるな。(傭兵としての意見)
(優しく撫でていた手が止まり)……俺は、俺の過去の…天義に居た時のは消してしまいたいけどな。否定どころか、消えてなくなればいいのにって思う。多分、汚れ切らなかったのは両親が育ててくれた過去のお陰だよ。

…ん、大丈夫。俺もアレを受け入れる気はねえから。人間性自体が変わるのが反転なら、それはもう父さんと母さんが育ててくれた俺じゃねえからな。なってたまるか。

根本は牛王だろ。正反対ってよりは変化したって言った方が合ってるだろ。
それは…神様次第、でしょうか?
……勿論、私は忘れる気はありませんよ
アルクも、年老いてもこのような畜生を覚えていただけるのであれば、この上ない幸いです

言われ慣れてない、ですか…
…たぶん、もうすでに答えてる気がしますけどね
(照れを隠せない尻尾や耳を見て、くすくすと笑う)

鴨…ですか?(首傾げ)

……都合よく辛いことを忘れてしまえばそれでいいかもしれません
が、うっかり両親の過去まで消えてしまえば、それもそれで辛いことですからね

…そう、ですね
アルクなら、あの魔には負けないと信じています。きっと
(もしそうなって退治する羽目になった時が悲しい、と内心呟きながら)

…ええ、おそらく、根は『私』です
ただの変化に留まらない、畜生道という道理から「ただ人に会いたい」という一刻の衝動だけで外した畜生
……なんて、この言葉はこの世界ではきっと通用しないでしょうね
動物から人間に変化するのが当たり前な所ですし(ふふ、と笑いながら)
…ともあれ、道を外せば人が変わってしまう、というのには気を付けなければ
ホントその畜生をっての、なぁ…。俺が「俺なんかが」って言うのとは意味が少し違うとは思うが…なんか、なぁ…。あくまで私は牛だって言うんなら何も言わねえけど、牛王は人として生きるんだろ?其れ、誰にでも言うのよせよ。自分を卑下してるように聞こえるからな。

…?……っ、うるせえな!尻尾と耳は仕方ねえだろ!見んなよ…!つか、笑うなっ!(一瞬何の事だろうと首を傾げるが、一拍置いて目線で気が付き、顔を赤くする)

……鳥思い浮かべてねえ?

俺の兄貴分にも同じような事言われたわ。都合よく忘れることが出来りゃいいのにな。そうすりゃもう少し生き易かったかも知れん。

堕ちかけても戻してくれんだろ?俺が、呼び声に耳を傾けたくなるくらい目の前の事に絶望しても、昔見たく独りじゃねえなら、俺は戻ってこれると思う。……完全に魔種化しちまったら、殺しに来てくれ。俺は好きな連中を手に掛けるような事はしたく無い。

……外さなかったらこうして話も出来なかったし、仲良くもなれなかっただろ。
(ちょっと返答に困って)
…よく言われることですが、自分を畜生だというのは、
ある種の自分への戒めのようなものです
たしかに、私は人として生きたいとそう望んでいます。今でも人として生きています。
けど、根本は牛だったということには変わらない…ので、自分が元々牛だったということと、道を誤ればただの牛に戻ってしまう、ということを忘れないための、戒めのようなものです

ふふ、ごめんなさい…動物の耳と尻尾が正直すぎて…つい…

? 鳥の鴨を例えているのでは…?

そうですね…生きやすかったかもしれない、のですが…
それにしても、アルクの、また兄貴分がいらっしゃるのですか。

…ええ。けれど願わくば殺さねばならない状況にまでならないでほしいですね

ええ。ちょっと羽目を外さなければ、誰とも話せなかったです
道端にいる人と話したい時に気軽に話せないとかなんて、
あまりにも窮屈すぎますし(ふふ、と笑いながら)
ん。まあ、俺は判ってるから別に良いんだがな。牛王が元々普通の牛だったって知らん奴の方が多いんだしさ…卑下して言ってんじゃねえなら良いさ。…俺からしたら、牛王は眩しいし。少し前だったら近づけないくらいにな。

はぁ~…完全に人の姿取るかな…顔にはそこまで出ねえだろうし

金落としてきそうな奴とか騙しやすいとか…金蔓になりそうなのをカモって言うんだ。金遣いが荒いのもそうだな。鳥とは違うぞ。

ああ、そういや牛王は知らねえんだったな。俺が空中庭園に召喚される数年前に慕ってた灰肌のゴリマッチョな幻想種。
ダレン・アドリスって名前。
多分一発でコイツだって判るから会ったら俺の名前出してみ。幻想種らしく余所者には冷たいとこがあるけど俺の世話焼いてくれたり、凹んでる時に声かけてくれたいい奴だからさ。

ま、そうだな。俺もそうなりたくねえから、唆されても耳貸す気ねえし、堕ちかけても最後まで全力で抗うさ。
俺も牛王が話ができる牛で良かったよ。この世界に召喚されたのは牛王からしたら帰りたいってのが強いだろうけどな…俺は出逢えてよかった。

帰るまでは、だけど思い出作ろうぜ
私が、眩しかった…?
…私からすると、皆さんが眩しく見えますけどね

いえ、おそらく人の姿をしても、顔でバレます
顔が真っ赤です(可笑しそうに笑いながら)

そうなのですか……けど、鳥の鴨でも人の罠を仕掛けられ、捕まえられ、食べられてしまうのですから、そういう所では、似ているのでは?

へえ、召喚される前の……灰色肌の人間というのも、いるのですね
…ダレン、ですね。頭の片隅に覚えておきます
幻想種と言えば、確か、余所者に冷たいとか…でも、アルク、どういう風に仲良く…?

ありがとうございます…私も、出会えてよかったですよ
無論、隣に杣がいれば、と思うことも度々ありますけど、日差しの下で、
杣以外ゆっくりと語り合う人と巡り合うなんて、思いもしませんでしたからね

…ええ、作りましょう、思い出を。
人と仲良く笑うってのを俺は自分から避けてたんだ。それが出来るだけでも眩しい存在だったんだよ。

……あ゛ー…。(後ろ頭をガシガシと掻き)…んな表情に出てんの?

鴨から来てるとは思うがな。まあ私利私欲に利用できる奴をそうやって言うんだ。

幻想種でも特殊な種族らしい。高熱に耐性持っててな…周りの連中は灰色の肌で、真っ赤な瞳、ダレンはガタイも良いから気味悪がったり、影で悪口叩いてたり。
俺はダレンは仕事できる男で、陰口叩かれる様な事してるの見た事ねえからその手のには知らん顔してたな。
あと、俺がまだ駆け出しの頃、雇い主に色々言われて落ち込んでるときに声掛けて呑みに誘ってくれて…なんやかんや慕うようになってた。
当時、互いに踏み込まなかったが…正直、見てくれで陰口叩く連中には腹が立ってたもんで黙らせた事あったな…。アイツ、面倒見良いから慕ってたのバレてたんだと思う。召喚後に解りやすいって言われたしな…。まあ、ダレンは自分の里から世の中見たいって出て来たらしいから閉鎖的な幻想種とは少し違うんじゃねえ?自分が余所者として入り込んで行く事が出来るし。

あ、俺は深緑の人間とは仲良かねえぞ。ラサでなら多少は話したことあるけどな。傭兵として生きてる幻想種は深緑に篭ってる幻想種とはちょい違うし。

はは、ホント杣の事好きだなぁ。俺が両親好きで仕方なかったのと同じだな?俺も手放せねえもん、両親との思い出。LoveとLIKEの違いはあるけども。

ん。(頭をワシワシしようと手を伸ばす)
時には一人になりたい、なる時もありますよ
…私はできることなら皆さんと一緒にお話ししたいとは思うのですが、
生憎、真夜中二人きりで話すことの方が多かったせいか、長く続くのは難しいようで
そんな時、アルクの存在が落ち着くんです。なので、私にとってアルクも尊い存在ですよ

(そんなに表情が出てるのか?)ええ、出てます。
素直に無自覚とはまさにこれ、愛らしいですけどね…と、少ししゃべりすぎましたか

(カモは知り尻欲に利用できるやつのことを言うという説明に対して、うなずき)
なるほど……あ、そういえば、この前闘技場に覗いていた時に面白そうなものがたくさん売られているお店があったので、なんとなく買ってみたのがあって…みてみます?

高熱に耐えられる幻想種…体が鉄でできているとか、そうでもなく?
…けれど、ダレンはいわゆる話の通じる方なのですね。
慕うだけで悪口を言われるのは…それは、たしかに辛いです
…いつか、深緑の幻想種の方とも話せる日がくるのでしょうか

…最初杣を自分の母だと思っていたのが、血も種も全く異なる赤の他人であることを悟って、それでも育てられた恩を簡単には捨てられない
…境遇は少し違いますけど、所々アルクの両親好きと似たようなところがあるかもしれません
そして今でも血の一部のように、思い出も共に生きてますもの

(突然頭を撫でられて驚くが、後々心地良く感じ、目を細めながら黙って撫でられる)
そういえば、海洋の夏祭り、始まったのですね…
アルクの水着、すごく似合ってます…完全な人間にもなれる自由が、少し羨ましいです

そして『恋伝説』ですか…
(依頼が書かれた手紙を読みながら)
まあ色々とな。少し前までってだけで今は眩しくても側に居れる。心地良いんだ、日の光が。

そか?なら同じだな。
………素直に無自覚…そうか、まあ悪かねえな。今まで中々素直になれなかったし。

ん?どんなのだ?(興味ありますって顔で)

普通の身体だな、刃物通るし。生まれ故郷が火山地帯らしいからそれへの適応だって聞いてる。

はは、俺も師のせいで悪く言われてたからなぁ。見た目や境遇で言われるの嫌いなんだ。人は中身だろ?
何時かはそんな日も来るんじゃねえかな。イレギュラーズ召喚後はイレギュラーが度々起きてるし。

犬猫でさえも受けた恩は忘れないって聞くし、牛王は人になっちまうくらい恩も想いも強かったんじゃねえの?凄え事だぞそれ。誇っていいと思う。(ワシャワシャ撫でてから優しく毛を整えてやり)
え、あー…まあ変化使えるからな。強すぎる日光は目に良くねえだろうなって色眼鏡付けるのにこの耳だと合わねえからさ。だから完全に人の姿取ったんだ。

ふむ…?
…ええ。私も、日の光というものがこんなに気持ちいいものとは思いませんでした。
牛であれば命にかかわることなので、のびやかにする暇はありませんでしが
…杣にも見せてやりたいな。こんな天界みたいなところ

そうですね。今までつんつんしていたのを今更まっすぐになれ、という方が無理な話です
…やはり、アルクはアルクです(ふふ、と笑いながら)

(どんなのだ?と聞かれて、いそいそと物陰から色んなものを引っ張り出してくる)
(身振りは落ち着いたままでも「その反応を待ってました」と言うように、うきうきしているようにも見える)
…たとえば、この壺とか。
買えば宿業から身を守ってくれるとかいう有難い壺だとかなんとか。

火山…火の焼ける山から生まれたのですか…?
(首をかしげる。火山のことを知らない)

…あまり会ったことのない人からいきなり人の見た目や境遇を悪く言うのも、確かに嫌ですね
(なんとなく、思い当たる節があり、眉間にしわを寄せる)
ああ、そうなると深緑の幻想種とすでに話してるかもしれない、ということですね
…けれど、一般の方とも話してみたいです

…道を揺るがす程の思い…それが、仮にあるとすれば、他の所でも使えればいいのですが…
(整えられた髪を自分で静かに撫でる)
なるほど…といっても、召し物に猫耳がついておりますが

…ああ、夏祭りに関しての依頼ですよ
『恋伝説』というお話が有名な砂浜があるとか
…アルクも、行ってみます?夜なら日光とか気にせずに済むかと思いますが…
俺の言う日の光は太陽光とは違うぞ…人の温もりの表現だよ。

……何も言い返せねえよ。親しい間柄にも中々素直に甘えられねえしな…

へ、へぇ……(これ明らかにカモられてんじゃねえか…)ほ、他は?

あー、火山ってのは溶岩って言う熱で溶けた岩が山の中にあって、それが吹き出る様な山の事な。まあ、普通の生き物は住めない土地だな。ダレンの一族は其れに適応してるんだと。

まーな。馬鹿にした物言いだと特に嫌なモンだぞ。

召喚されてるからな、幾人かは俺と同じようにこの世界の純種も。
…俺が言ったのは現地人の所に行く機会も何時かあるだろって意味だけどな。イレギュラーズはあれだけ纏まりの無い幻想を変えた。
もしかしたら、深緑の幻想種にも歓迎されることがあるかも知れないなって。少しだけそう思ったんだよ。

そう云うのを奇跡って言うんだ。…まあ、俺達が手繰り寄せるのは身の危険と隣り合わせだけども。
ああ、フードのはまあ……可愛いだろ…どうせ何時付いてるからあっても違和感ねえだろって……

なるほど…(間が持たないので牛王の手にある依頼書を覗き込み)確かに夜なら涼しそうだしイイな。…海の中散歩できるらしいし、夕方(夜)辺り狙って海の中散歩とかどうだ?
おや、そういうことでしたか
…真夜中ばかりに過ごしたせいか私のことを「日の光だ」なんていわれると、
どこかこそばゆい気がします
アルクのほうがもっとも日差しのような温もりがあるのに…

…なんだか聞いてみると、私も気持ちが分からなくもない、ですね
私も甘えられないときだってありますし…大人だから、というのもありますけど…

後、偽造文書や名刺やら、熊の絵が描かれた履物とか、ビッツという方の化粧品とか、
ペッシェ・アリントンという方の新作の香り袋とか…(と、一つずつ、出していく)
…ただ、本当は護身用として防具や武器を買おうかと思っていたのですが、そういったものはなかったですね…(少し、落ち込みつつ)

岩が噴き出るなんて…当たったら必ず死んでしまいますね…
そんなところに住めるダレン達は、よほどの屈強揃いなのでしょう…興味が湧いてきました

ええ…もしそんなこと言う方がいれば、牛であれば頭突きを…
なんて、それで人の不満不平が消えるわけではありませんしね(苦笑いをしながら)

…きっと、特異点の方々なら、深緑の方々とも通じるとも、信じています
おっと、私も特異点ですから、頑張らなくては、ね

ええ…けど、元の世界より敵意は抱かれるものの、すぐに殺されることはあまりないので、
まだ安全な方だと思えば、楽なものですよ
ふふ、可愛いです。動物の耳が生えた被り物…牛もありますでしょうか?
それは面白そうです!…暗殺令嬢の魔道具もあることでしょうし、安心して海の中へ潜れますね
…竜宮城か…
俺は根暗だの気性が荒いだの、そういうふうにしか言われねえし、実際そうだから…そうやって言われるのは驚きだな。
あー…いや、前に優しい、って言われたか…。グレシアス時代ならまだしも、アルクって名乗り始めたときからは優しいなんて言葉似合わないと思ってんだけどな…凄え不思議。

なー。子供みたいに甘えてばかりじゃ居られねえよな。偶に気を許せる相手にはするけども。本当は子供の時みたいに甘えてたいとか考えるけど流石にな…

……それ、誰かの下着…。つか、牛王もそれを…(なんで個人の持ち物が出回ってるんだろう?って顔で化粧品を見る)
ちなみにどんな防具や武器が欲しかったんだ?

俺の兄貴分は色々と凄いぞ。面倒見も良いし、優しいし、厳しいところは厳しい。親戚の伯父さんってのはこんななのかなってなる。
ま、それっぽいの見かけたら話し掛けてみ。

俺は殴りかかってたなぁ…そういうの言う奴は不満不平とかよりも悪口言いたいだけな奴のほうが多いし、そもそも本質をわかってれば言わねえ事だ。
力で黙らせたほうが早い。

あんま肩の力入れ過ぎんなよ。イレギュラーズの前に一人の人間なんだからな?

ん…。力があるからこそだけどな。
牛ならフードに角付きとか?そういうのありそうだし。

な、海の中を散歩とか早々出来ねえし、楽しそうだろ?……りゅうぐうじょう?(何だそれって首を傾げる)
(根暗だの気性が荒いだの)まあ、実際にそんなところもありますね(と、すっぱり)
…そんなところもあるからこそ、尚更長所が輝くのです。
グレシアスだった頃の方が優しかった、ということです?…おそらく汚れ仕事をする前のアルクだと思いますが、それこそ想像が付きません。会ったこともありませんので。

…たまにでも思いっきり甘えてみてはどうでしょうか?
大の大人が言の葉を使った甘え方は難しいとしても、体の張った甘え方をすると案外いけるとかそんなこと聞いたことがあります…こんな風に!(と、アルクを咄嗟に抱きつこうとする)

え(誰かの下着と聞いて、少し冷や汗をかく)
…名前も何も書かれてない新品そうな下着なのですが…持ち主がいるのなら返さなければなりませんね
「も」ってことは、ほかに誰か持っている方をご存知で?
…そうですね…防具は身軽なものと…武器は最初脇差を考えたのですが、最近弓を使うことが多いので、弓と脚甲を、ですね

ふふ、話しかけてみます。

…そうですね。けれど、力で黙らせようとして大怪我したり殺してしまえば悪口どころではなくなりますからね…例えば杣のことを悪く言う奴の横腹を狙って頭突きしようとしたらついうっかり角で頭突きの威力を増してしまって木の壁ごと吹っ飛んだりとか(最後小声で早口に)

肩に力を入れなければふにゃふにゃになってしまいます。…けど、人間として気楽に、ですね。

…そうですね。ここの世界の力ありきですね。
なかったら農民か普通の牛に変わりはないですしね。
…混沌の力を借りずともアルクたちみたいに当たり前のように生きられるようにはなりたいとは思いますが…
それなら…いや、しかし角付けると痛くて邪魔になってしまいますかね?

ええ、ではそちらに行ってみましょうか、海中散歩!(目を輝かせながら)
…ああ、「竜宮城」というのは海の中のお城のことです。
私がいた世界では「浦島太郎」という御伽噺に出てくる、乙姫や龍の神様が暮らす伝説のお城として語られていましたが…まさかそれに似たのと巡り合う場所があるとは。
一応気にしてるからな?これでも言われると傷つくからな?(尻尾と耳がヘ垂れて明らかに落ち込んでる)短所のほうが目立つんだよ俺は…
まあ確かに…グレシアスを知ってる奴なんて居ないからな…もっと素直で明るかったよ、昔は。
背丈も此処までデカくなくて、よく笑うし可愛げあったんじゃねえの。

それこそ、甘える事もできたし……って、うわっ(咄嗟に受け止め)……ったく…思い切りが良くて羨ましいな…(ポンポンと背中を撫でてやりつつ喉を軽く鳴らす)

俺は鉄帝のアイドルのパンツとか出たから直ぐに手放したわ…あと、この化粧品俺も渡された。闇市怖くねえ?

ふむ…んじゃ、もし手に入れたら連絡するわ。

……(俺のこと馬鹿にしたやつそういえばランベールが…と考えるが言葉に出すのはやめた)
悪口言うならそいつが好きなやつに恨まれる覚悟は要るよなぁ…割とマジに。

ん、入れ過ぎんなって事さ。

力は扱えるならあったほうが良い。身を守れるし、周りを守れるからな。当たり前ってのは人それぞれだから牛王らしくで良いんだよ。

え、柔らかい素材の角だぞ。
ん、じゃあ海中散歩で。

へぇ、どこの世界にも有るんだなそういうの。子供の頃に海中にある城の話は母さんが寝る前にしてくれたっけな…。そこに行けるとは思ってなかったけど。
あー…なんか長居しちまったな。俺そろそろ帰るわ。お茶とかありがとな。(立ち上がるとひら、と手を振ってその場を後にした)
グレシアスみたいに背丈高くなくても、可愛い所も素直な所もありますよ。そこに、年を重ねた渋みというのを付けたようなものかと思いますよ、アルクという存在は

思いっきり甘えればいいじゃないですか
こう抱きつくだけでなく、炊事や掃除に困った時とか、いつでも
(人肌での喉撫でられてるとこは慣れてないのか、こそばゆそうにしつつ)

ええ。化粧に下着…闇市はよく言えば男女平等、悪く言えば無差別ですな(こくりと頷きつつ)
あ、そこまでしなくとも…重ね重ね申し訳ございません(頭下げつつ)

ええ、悪口言う人も人間ですから、その方が好きな方もいるでしょう…けど、思考の違いがあれば、ですね

「私」らしく、ですか…

柔らかい角なら、安心ですね(ふふ…)

…海中散歩、楽しみです。
夢のような存在にあって…後は…
あ……そうですか……名残惜しいですか、また。
またいらっしゃいましたら、改めておもてなしをいたします。
お陰で怪我は収まりましたし…その、本当にありがとうございます、アルク
(と、所々照れくさいところもありつつ、手を振る)
(明日の出発に向けて準備している最中、
懐かしい人の名前が書き込まれた手紙を握りしめる)

…絶対に、生きる。

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