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ギルドスレッド

古い木造りの民家

【雑談】土間

家の中を入ってみると、土と木のにおいが漂った住空間
釜戸が並べられている土間と、囲炉裏がある

囲炉裏の周囲に畳が広がっていて、
そこでゆっくりとくつろげそうだ

*雑談・RP歓迎

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(釜戸で炊き込みご飯を作っている)
(手先で黒髪を梳いている)
……髪がこんなにも絡まっているとは。
これは毎日梳かないと(深いため息をつきながら)
……さて、どうしようか(依頼内容が書かれた数枚の紙とにらみ合う)
大丈夫。いける。いけるから…
(薄紅色の風呂敷を強く握りしめる)
(鼻歌を歌いながら、手紙を書いている)
(両手にのせてある粉々になった御守りと、薄紅色の風呂敷を眺める)
……どう、しようか。
(いそいそと囲炉裏の畳の上に二人分の座布団を敷いた後、土間に移動し、お茶を用意する)
(まさかお茶に使われている茶葉が、あの人が探している薬草と似ているとは…)
……おお、囲炉裏なんて初めて見たよ!
まさに『和風』って感じだな!
(「崩れないバベル」的に、『和風』という言葉が「古き良き文化を継承した家屋」というニュアンスで伝わる)

じゃあ、お邪魔しまーす、っと。
(土間から囲炉裏に上がる縁側に腰掛けてブーツを脱ぎ、用意された座布団に向かう)
和風…? …おや、みつきは初めてですか?
私の元の世界では、こういう所があるのをたくさんありますが…

さて、と。お茶が入りました。おつまみの方もどうぞ
…それと、みつき、お探しの薬草というのは、こういうのでしょうか?
(と、お茶と茶菓子の餡子饅頭と、茶葉として使われていた草を一緒に出してみる)
(腰の草摺を外して部屋の隅に置き、座布団に胡坐で腰掛ける)

(物珍しそうに家の中を見渡しながら)
俺がいたところだと、こういう造りの家はほとんど無かったなぁ。
でも何だか落ち着くよ、こういう家。

そうだな……『時代劇』とかでなら見たことあるぜ、こういう家。
俺が生まれるよりずーっと前、4~500年前とかなら多かったかも……?
牛王がいたところは、こんな感じの家が多かったんだ?


あ、お茶すまねぇな。
いや~、色々彷徨ってたから喉がカラッカラだよ。
(お茶と茶菓子を受け取ろうと視線を向ける)
……ん、「こういうの」って?
え、これ……!?
(目の前の草と、羊皮紙に描かれた薬草を見比べ、『提示された草は探している薬草だ』と確信)

ちょっ、牛王、何処でこれを!?
(お茶をこぼさないよう気をつけつつ、牛王にぐっと迫る)
それはよかったです。私も、ここにいると、元の世界での故郷を思い出されます

時代劇…? 400年500年前なんて…
私のところではこのような様式が当たり前に存在しておりました
…ということは、私のいたところは、みつきからすると「遠い過去」の世界、だったのでしょう
ちなみに、みつきの家は、どのような形なのですか?

(顔面を迫られ、面白い反応だな、とくすくす笑いながら)
…以前、この小屋から少し遠い所に生えていたのを偶然見つけまして。
食べてみたら、少し苦みがあるものの美味だったのでお持ち帰りしたのです。
そして最近は呈茶の練習として使わせてもらっていますが…
これは、本当に薬草なのですか?(首傾げ)
(話を聞いて力が抜け、浮かせた腰をぺたんと落として)
……いやぁ、多分俺が探してる薬草で間違いないと思う。
体にはいいんだろうけど、お茶として飲めるとは思ってなかったなぁ。
後で生えている場所を教えてもらってもいいかな?

(ふと我に返り、取り乱したことを思い出して少し顔が赤くなる)

いやぁ、すまんかった!
改めてお茶をもらうよ。

(アヒル座りになっている体勢を胡坐に座り直して、お茶と茶菓子を受け取る)
(お茶を手に持ちながら)

えーっと、そうそう、家の話だったよな。

そうだなぁ、話を聞いてると「遠い過去」の世界だったのかもなぁ……
生きていた時代が違う俺たちが、今こうして普通に話をしているっていうのも、考えてみると不思議なもんだな。

今は首都にある『アパート』に住んでるよ。
町の中だから便利ではあるんだが、家賃が結構高いんだよなぁ……
酒場の依頼だけじゃなかなか苦しいよ。
ここなら生活費はほとんどかからなそうだな。

(湯呑みに顔を近づけて香りを嗅いでみる)
私も、まさか薬草とは思いませんでした…
こういうの、漢方薬、というものでしょうか?
はい。喜んで…少し歩けばすぐ見つかるはずです。

ふふ、はい…お口に合えばよいのですが。

そうですね…他にも、現代、とやら来たとか、昔から来た、という方もいらっしゃいますが、
奇妙な言葉を使う以外は、普通の人と会話しているのと同じ、ですね
(自分のお茶を飲みつつ)

あぱーと…普通の家とは違う、のでしょうか?
家賃が高い、となると、大家ですね。そこで何かお仕事とかされていたのですか?
この世界ならローレットがある程度保障してくれる、とは耳にしていましたが…
それでも、ここで人の生活を慣れるのに苦労しそうです(ずず…)
へぇ、いい香りだな……
気分が安らぐような気がするよ。
(お茶から漂う匂いを楽しみながら、一口含んで飲み込む)

しっかし、こういう飲んだりできる草を見つけられるのってスゴイな!
俺じゃ見分けがつかないから、店で売られてる安全なヤツしか買わないんだよね。
牛王は、コレは大丈夫!とか、大体分かるもんなのか?


あー、俺も「現代」から来たクチだな。
ただ、「現代から来た」ってヤツと話してても、俺のところとは微妙に違ったりするんだよな。
魔法がある世界とか、魔物が跳梁している世界とか……
そんなヤツらが専門用語を使ってもある程度は話が通じるんだから、ホント「崩れないバベル」様様だよな。

アパートは……そうだな、「長屋が縦に積み重なって一つの建物になってるようなもん」だ。
元の世界でも同じようにアパートで一人暮らししてたんで、そこは召喚されてからも変わってないかな。
ローレットの保障はある程度はあるけど、武具やら生活用品やら揃えてたら結構カツカツでさ……
王都だと、メシとか食べるだけでも結構金がかかるんだよね。
だから、普段はアパートで洗濯とか、食堂で皿洗いの手伝いをして小金を稼いでるよ。
あとは、シャイネン・ナハトやグラオ・クローネの時とか、実入りのいい時には集中的にバイトして生活費を稼いでいるな。
牛王はどんな風に生活してるんだ?

(お茶を再び含んでから饅頭を一口食べ、その甘さに顔を綻ばせる)
それは、よかったです(ほっ、と安心するかのような溜息をつきながら)

(大体分かるのか、という質問に対して)
いいえ、私も食べてみないと分かりません
この草も、お腹空いてた時に何となく食べてみたら偶然美味だったというだけです
…不味かったらすでにあの世行きですね
(満面の笑みでそういった後、お茶を啜る)

私のところは「魔法」より「妖術」や「奇術」のほうがしっくり来ますが、
それでもいつの間にか自然と理解できますね
「崩れないバベル」は、単に言葉を理解するだけでなく、
魔物種や獣種の方々みたいに人の形を取らずとも普通に口を聞ける力もあると…
本当、「崩れないバベル」様々です(真似するかのようにその言葉を反芻する)

なるほど。長屋が縦に積み重なって一つの建物で一人暮らし…(と、ふと疑問が生まれ、首傾げる)
…両親の方などは、いらっしゃらないのですか?
たしかに…次の依頼を引き受けられるまでどれ程日が経つか分からないと考えると、
お金には大変苦労しますね…しかし記念の日にも働くなんて、尊敬に値します
(どんな風に生活しているか、というと)
…そうですね、最初は野で過ごしておりましたが、
今は商人ギルドやローレットの方々からお世話になりつつ、
この小屋を見つけてなんとか「人としての生活」をしている、といった形でしょうか
(苦笑いを浮かべつつ、饅頭を頬張る)
ぐ、偶然、「何となく」かよ!?
チャレンジャーだなぁ……

俺が住んでた世界には、魔法も妖術も奇術も身近には無かったよ。
それが「崩れないバベル」のお陰か何となく理解できて、今じゃ俺も「神秘」って形で扱えるようになって……
動物の姿のヤツとも意思疎通が普通にできるっていうのは、便利で凄いと思う!

元の世界には両親もいるよ。
『大学』の時に一人暮らしを始めて、それ以降は離れて暮らしてたけどね。
この世界には俺だけが召喚されたから、離れ離れになっちまったなぁ……
(湯呑を持つ自分の細い指と腕が視界に入り、「俺だけじゃなくて妹もか」と思い、苦笑しながらお茶を啜る)

酒場はいっつも満員だよなー。
いくら生活費に補助があっても、町で暮らすとなると収入が無いと厳しいぜ。
……ま、記念日系のバイトは時給が良いだけあって、無茶ブリが多くてしんどいけどな。

(『人としての生活』を強調した様子を見て)
牛王にとっては、人としての生活の方がいいのか?
いや、変な意味に捉えないでくれ。率直な疑問として、だ。
ふふ、元より畜生として生きてたものですからね
(心なしか、得意げである)
…けど、人間だと、お腹が壊しやすいとのことで、慎重にいかなければならないのですよね

神秘…様々な言い方があるだけで、本質はほぼ同じ、なのかもしれませんね
と、いっても、実感はいまいちありませんが…(自分の片手を眺めつつ)
ええ。元の世界でも同じように口が利けたらいいのに、と思っていたり
…みつきは、お話ししたい動物とか、いらっしゃいますか?

なるほど。元の世界でも離れ離れであっても、生きてるというと、安心しますね
私の両親は、幼き頃に亡くなってしまいましたが…
…そういえば、みつきのその身は、妹の方の身、でしたね
ある意味、一人だけ、というわけでは無いので?(じっと、みつきの体を見つめつつ)

ふふ、依頼や報酬を引き受けられるようになってから、
猶更酒場が盛り上がってるやもしれませんよ?
…私も今度、その記念日でのバイトとやらもやってみましょうかね
無茶ぶりでも力技なら…

(人としての生活のほうがいいのか、という質問を聞き、
しばらく湯飲みの水面に薄らと映る自分の顔を眺める。後に)
……よくわからないのですが、今は、人として生活してみたい、とは思っています
もし普通の牛として召喚されていたら、牛としてのんびりと生きていますし
消化機能が違うから、牛王なら草を食べても大丈夫ってことか……
この世界の草は変なのもあるかもしれねぇから、無理して体を壊すなよ?
(草のままじゃ俺は無理だなぁ……と思いつつ、お茶の味を堪能する)

「肉体に依らない力を操る」ってことなら、確かに本質的なところは同じなのかもな。
話したい動物かぁ。特定のというよりは、どの動物とも話したいかな!
きっと人間とは違う視点で物事を見てるだろうから、色んな話が聞けそうだし。
牛の牛王とも話をしてみたいな。

(両親は既に亡くなったと聞き、申し訳なさを感じつつ)
そうか、両親は……悪かったな。
きっと空の上から見守ってくれてると思うぜ。

……!
あぁ、身体は妹のだな。
ははっ、ちょうど同じことを俺も思ったんだ。(微笑む)
こんな身体になって色々と苦労もあったけど、改めて思えば「一人じゃない」ってことになるのかもしれねぇな。
……何だよ、人の体をじっと見て。そんなに不思議か?
(見つめられて羞恥心を覚えるも、「身を隠したら男らしくないと思われる」と思い、堂々と胸を張る)

そうだな、町の中も酒場を中心に活気づいてる感じがするよ。
記念日のバイト……まぁ色々なのがあると思うぞ、うん。
今はすっごく流通が盛んになってるから、力自慢の牛王なら引く手あまただと思うなぁ。
(隆々とした体格を、羨望と憧れの目でじっと見つめつつ)

(「人として生活してみたい」という答えを聞いて)
なるほどな……
いつでも人間の姿になれるようになったのにも、何か意味があるかもしれねぇし。
それに人として生活しててくれれば、こうやって一緒にお茶が飲めるしな!
ありがとうございます。
…でも、たしか、普通の草でも食べれるようになるようなスキルというものが、
あったような…?

そうですか…牛の私、ですか
ふふ、牛の私、どんなのでしょうね…自覚というものが、あまりないですから

いえ、気にしておりませんよ
二匹とも、天命を果たしたかと思えば…
それに、私には義理の母がいますので、寂しくなどありません

ええ、不思議です…別の人間と合体するとは、どういった感覚なのか…
そんな風に合わせられるのであれば、私のところでも…
(あったらよかったのに、と思いつつ)

ほう、流通…そういえば、シャイネン・ナハトでは、
子供たちに贈り物を届けるお仕事をしたのですが、それなら私にもいけそうだと
同じような仕事があればよいのですが…
……そんなに私の体、気になります?(意地悪そうに笑う)

ええ…あえて欲を言うなら、お日様の下でもあの人と隣にいられたら、と
…なんて、今は、こうしてお茶を飲んで、お話しすることが楽しみですね(お茶をずずず)
普通の草でも食べれるスキル……そんなんもあるのか!?
どんな修行をしたら習得できるんだろう……

いやぁ、俺もまだ人の姿でしか会ったことがねぇんだよな。
俺としちゃあ、人が持ってる色んな側面を見てみたいってのがあるかな。

(なるほど、天命と思えば……等と思いつつ)
義理の母親、いい人だったんだな。
どんな人だったんだ?

(別の人間と合体する感覚を尋ねられ、どう表現していいか悩みつつ)
体の動かし方とかも、意識しないとバランスが取りにくいとか……
今は慣れたけど、最初はすっごく変な感じだったなぁ。
それが逆に「一緒にいる」って感じることができて、寂しさを解消できていたのかな?
……動物から人間になった時の感覚っていうのも、俺としちゃあ不思議だけどな。

(流通の仕事について)
あぁ、シャイネン・ナハトでの王都でのヤツか?
アレは大変だったけど、楽しかったよなぁ。
あんな感じで届ける仕事ならたくさんあると思うぜ。
(体が気になるのか、という問いに、顔を赤らめながら慌てて否定する)
いやいや、そういうことじゃなくって!!
やっぱり男としては、そういう体つきになりたいなって憧れるよ。
今じゃ縁遠すぎて、ほんと羨ましい……

そうだな、ゆっくりお茶を飲むのもいいよな。
以前は夜にしか人間になれなかったんだよな。いつでも好きなだけ隣にいられたらイイよなぁ……
(先程の「私のところでも……」という発言と「あの人と隣にいられたら」という発言を合わせて、よほど杣さんを愛していたんだなぁ……と認識する)
たしか、「特殊食」とか…「毒耐性」があるから毒草を食べても平気、とか
……なんて、私の思い込みですけどね。けど、修行すればそうなるかも

人が持ってる色んな側面、ですか
…………今、見てみます?(にこっと笑う)

義母は…杣、ですけどね
小さい身でありながら、牛である自分を子や弟と変わらずよく付き添ってくれて…
突然人の身になっても、最初は驚かれたものの、変わらず付き合ってもくれて…
…本当、変わった義母であり、愛おしい思い人でした…
(頭の中にぼんやりと浮かんでいる記憶と、はっきりと浮かぶ記憶を辿りながら、
ぽつりぽつりと語る)

ふむ…女体と男体とでは違う、ということでしょうか?
もしや、体に妹の方の魂が宿している、とか
…そうですね。ギフトの力のおかげで、
牛になっても人としての意志を持つようになって以来、不思議と違和感を感じる、やもしれません

ええ…力仕事でもそうですが、夜でも出来る仕事、というの、もっと沢山あってほしい、と思います
ふふ、私の体が大きいのは、元が大きいから、かと…この世界でいえば「魔法のおかげ」、ですから
それに、女でも体つきの良い人、依頼でみたことがありますし、ね?

そうですね…まあ、元の世界では、動物が人間になるなど、妖怪か何かかと思われるほどで
(と、言い切ったところで、戸を叩く音が聞こえた)
……少々お待ちを
(すくっと、立って戸を立ち寄る)
あぁ、そういうスキルもあったな!
色んなのがあるから覚え切れねぇなぁ……

牛の姿、見れるモンなら見てみたいな!

杣さんが、母親であり思い人でもあるワケか……
本当に素晴らしい人だったんだな。

妹の魂が身体に宿ってる、って? そんなことは……でも……
実は最近、女性としての感覚の方が強くなってきているように思うことがあるんだ。
これは妹の魂と『混ざって』来たからなのかな……?
牛王は前と今とでは、牛の時の意識に違いを感じるようになったんだな。

夜でもできる仕事……酒場のボディガードとか?
町の方なら結構あるんじゃねぇかな。
体格が立派なのは羨ましい限りだぜ。
旅人だとホント色んなヤツいるもんな。3m超えのヤツとか……

(戸に立ち寄る姿を見て)
ん、りょーかい。
(湯飲みに残ったお茶を飲み干して)

(ちょっと長居したかな……? お客さんなら失礼しようかな)
(依頼では、薬草は一摘みあればイイって話だし、今回は譲ってもらってこれで失礼しようかな……?)
本当…それに「きゃぱしてぃ」やら「ぽいんと」やらというのがあって、
覚えるにも限界があるようです…畜生の頭が口惜しい…

…事が落ち着いたら見れるかと思いますよ、きっとね(にっこり)

ええ。もし、私が本当の人間として生まれたら、と今でも悔しく思います
あるいは、彼女が牛になればいつでも一緒にいられるでしょうか…なんて、ね

妹の魂が混ざる、ですか……いずれ、貴方が貴方でなくなってしまう、ということは?
(今まで満面の笑みだったのが、少し、不安の表情を浮かべる)
ええ。見方が違いますし、体も重い…あと、
牛ですから、人間の言の葉では話せないことによく違和感を感じます…ええ

「ぼでぃがーど」…人ではありませんが、以前夜中お宝を守ったことがあるので、
それを似たようなこと探してみますか
ええ…3間ほどなんて、どうやってしたらあんなふうになるのでしょうか…
(と、戻ってきて)
みつき、もう一人友人が来ますが、大丈夫でしょうか?
あぁ、物事を覚えるのもなかなか大変だよなぁ。
俺達旅人は、色々と習得するのがコッチのヤツらより得意みたいだぜ。
牛王は結構要領が良さそうに思うけどな?

人と牛、か……
あんま難しく考えなくていいんじゃねぇか?
牛王の話を聞いてると、杣さんはそういうことは気にしねぇような人に思えるけどなぁ。
もし帰れたら、素直に気持ちをぶつけちまっていいように思うが……

(自分が自分でなくなるのでは、と聞き)
んー……きっと、大丈夫じゃないかな。
俺は俺。そこさえしっかり意識しておけばいいと思う。
それに、そっちの方が「今の俺」にとっちゃ自然なのかもしれねぇしな……
(改めて自分の体を見つめて苦笑する)

ああ、あの依頼では大活躍だったってな!
酒場で噂を聞いたぜ。
町の中でもいい感じに働けるんじゃねぇか?
ん、友人さんが来たのか。
結構長居しちまったし、そろそろ失敬するとすっかね。
(名残惜しさを感じつつも、湯飲みをそっと置き、草摺を腰に付ける)

依頼によれば、そんなに量はいらねぇみたいなんで、もし良けりゃ薬草を少し分けてもらっていいか?
……んで、もし量が必要になったら、教えてもらいに来てもいいかな?
特別な能力がない分、たくさん覚えられるのでしょうね
私は単に他の人がやっているのをなんとなく真似しているだけですから…
今その場でできたとしても、すぐに忘れてしまうほどで(苦笑いしながら、肩をすくめる)

(杣さんは気にしない、という言葉に少し戸惑いを感じる)
そう、ですか……別の道へ行くというのには、相当覚悟が必要なのかと
けれど…考えてみましょう、か

(ふ、と笑い)
そうですか…
今目の前にいるのも「みつき」
この先何があろうと、「みつき」らしい人生を辿れるよう祈ります
…そして、これからも色んなお話、聞かせてくださいね

ああ…けれどそれは、私だけの活躍でありませんよ
傍にいてくれた猫たちのおかげでもありますし…ね?
(と、いつの間にか自分の横で丸くなって眠っている黒猫に視線をやる)
おや、そうですか…
薬草は…この量でよろしいでしょうか(と、紐で何重も束ねた薬草を、すっとみつきに渡す)

…はい、是非。薬草以外でも困ったことがあったりお茶を飲みたかったりしたら、
またこちらにいらしてくださいね(と、微笑む)
ははっ、「何となく」で色々できるんだったら、十分要領がいいんだと思うぜ。

杣さんなら受け入れてくれると思うけどな……
いや、勝手なことを言っちゃいけねぇな。
一番大事なのは「自分自身がどうしたいか・どうなりたいか」だと思うしね。
……まぁ、まずは戻れる手段を探さねぇとな。

(「みつきらしい人生」という表現に笑みを浮かべ)
そう、俺は「充貴」でもあり「みつき」でもあるんだ。
この混沌世界での自分をしっかりと刻んでいくとするよ。

……あ、コイツがあの時の猫か?
あんな活躍をしたのに、こうやって見るとかわいいもんだな。
(猫と戯れたいが、ぐっと我慢する)
(ブーツを履き、忘れ物がないかチェックして)

お、ありがとな!(薬草を牛王から受け取る)
こんだけあれば十分だ、すげぇ助かるよ!

あぁ、依頼とか抜きで、またお邪魔させてもらうよ。
そん時ゃまたよろしくな!
はい、ありがとうございます。
いってらっしゃい、みつき
(「充貴」と「みつき」、二重に重なるような名を呼びながら、見送りつつ)

…さて、と
(また戸へ戻る)
お、邪…魔、しま…す………………
(そう言ってから靴を脱いで入ると、囲炉裏と畳に物珍しそうに見て)
はい、いらっしゃい、ブラッド、お茶はいかがですか?

(畳の上には黒猫が気持ちよさそうに寝転がっている)
…ここは、初めてですか?
ん……任、せる……
そう…初、めて……
(黒猫をジーッと見つつ)
では…(麦茶と、手作りのおはぎを用意しつつ)
ブラッドもたしか、旅人でしたね…元の世界では、このような家は見たことないのでしょうか
西洋のような…?

…あ、その子は「おはぎ」というのです。
雄の黒猫で、最近住み着くようになったのです
(黒猫「おはぎ」は、視線に気づいて目ざめ、「にゃーご」と鳴き声を上げながら背伸びを始める)
ん……見た、こと…ない……ずっ、と…外、に…いた、から……
(小さく頷き、黒猫をジーッと無表情で見つめていて、あまりの表情の動かなさに怖がるか怖がらないかは猫のみぞの知る()
ふむ…ブラッドのお家はどんなところだったのですか?
…あ、お座敷とお茶をどうぞ
(麦茶とおはぎを空いてる座布団の前に置き、手を招く)

(「おはぎ」はブラッドと目が合って同じようにじーっと見ている)
……………どう、だろ……廊、下…に…出さ、れて…た、から…よく、わか…ん、ない…けど……普、通…の、とこ…だと…思、う……
(じーっと黒猫を見ていて)
廊下に? なぜ?(自分も正座して)

(じっと見た後、おはぎは、ブラッドの足元に前足でぺちぺちしようとし始める。気になるようだ)
いら、ない…子、だか…ら、って………なに、して…も…死な、ない…から…気、持ち…悪、い…から、って…高、い…とこ…4、階……窓、から…捨て、られ…た、から……だか、ら…家、の…こと…あま、り…よく、わか…ん、ない……
(ジーッと黒猫を見てからぺちぺちされて目を丸くしつつ、恐る恐る撫でようと手を伸ばし)

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