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Country House

ゆるゆると雑談

もし立ち寄ることがありましたら寛いでいってくださいね。

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……。
(少し離れた森の中から、小屋をじっと見ている少年が居る)
(ん?あら?
あそこにいるのは・・・街角でお会いしたクロさま?
姿を確認し声をかける)

こんにちは、街角以来ですね。
ところでそんなところでどうしたのです?
そこでは寒いでしょう。よかったら少し私の家であたたまっていきますか?
……あ。
(声をかけられて、頭上の耳がピクリと動く。
あの時と異なる点として、瞳が金色に光るそれではなく、暗い赤色になっている)
え、っと。こん、にちは。
……花の匂い、したから、つられてたら、ここ来た。
そしたら、アニーが居たから、見てた。
……え、っと。
(誘いには、少し躊躇う様子を見せる。嫌がっている風ではないようだが)
そうでしたか。お仕事上、家の周りには沢山のお花がありますから
香りが風に乗ってクロさまの元へ届いたのでしょうね。

(???クロさまは戸惑っているのでしょうか?
どうしたらいいのかわからないのかな?目の色も以前とは違うみたいですし・・・
よし!ここは私が年上らしく優しく先導すべきですよね!)

家の中は暖炉の火で程よくあたたまっていますよ。
大したおもてなしはできませんが遠慮しなくていいのですよ?
(ドアを開けて招き入れようと)
(軽くノックして)
アニー君いるー?
(まだあったかいキノコとベーコンのキッシュが良い匂いをさせている)
(ノックの音に気づき)
はいはいはーい!今いきますね~!

(タッタッタと駆け足で入り口へ)

あ!ぽてとさま!いらっしゃいませ!
いつも街角ではおせわになってます。
どうされました??
……そうかも。
(こく、と頷く。確かに、沢山の花の香りに包まれている)
……暖炉。暖かい……。
……分かった。入る。ちょっと汚れてるけど、ごめん。
(自分なりに、服や外套の汚れを地面へはたき落としながら)

……あ。焼き芋の、ひと。
(と、ポテトにも気付いて、そちらにも赤い瞳を向ける)
キッシュ沢山焼いたからお裾分けー(差出)
あ、クロ君も来てたんだねー
良かったら一緒に食べてねー(ひらひらと手を振る)
わぁとてもいいタイミングですね!
せっかくですから3人で・・・といきたいところですが
ぽてとさまもう行ってしまうのですね。
あ、お料理ありがとうございます。二人でいただきますね!
(近いうちにお礼にお花を送りに行こうかな)


さて!せっかくですから早速、お料理があたたかいうちに
召し上がりましょうか!
(テーブルに木製の古いお皿やフォークを置き、キッシュをお皿に取り分ける)

クロさまはどうぞこちらにお座りくださいね(椅子を進め)
ではではごちそうになりましょう!いただきまーす!
あ!飲み物用意しなくては!
クロさまは先に食べててくださいね~(台所へ向かう)
きっしゅ。きっしゅ。……おいしそう。
……ありがとう、ポテト。
おいしく、食べる。
(ぺこり、と頭を下げる。)
今度、お返し、する。できれば。

……アニーも、ありがとう。
(外套や弓は家の入り口脇に纏めて置き、進められるままに椅子へ座って)

あ。いただき、ま……ぁ。
(食べようとするが、忙しなく動くアニーに目を取られ、台所へ向かう背を見つめる)
……ぅ。
(先に、とは言われたけれど。なんとなくそうする気になれず、アニーが戻るのを待つようだ)
おまたせです~!ミルクをあたためたものですけどよかったら飲んで・・・あら?
(皿の上のまだ手をつけられていないキッシュを見て)

もしかして私が戻るのを待っててくれたのです?気にしなくてよかったのに。
でも・・・ありがとうございます(ニコリと笑顔になり、
ホットミルクの入った古いカップをクロの手前と自分の席に置く)

キッシュはまだあたたかいようですね・・・よかった。
では今度こそ食べましょう!
(自分も席についてキッシュを食べ始める)
ぁ。……うん、待ってた。
……いっしょに、食べたかった。
(独りじゃない食事なんて、いつぶりだろう。ましてや、卓について、温かい食事をするなんて。
……それを、一人で先になんてしたくなかったのだろう。一緒の誰かがいるなら、一緒が良い)
いっしょに、食べよう。アニー。
(自然と、口元に笑みが浮かんでいた。自覚しているかは分からないが)

……うん。いただきます。
(アニーに続いて、辿々しい手つきでフォークを握り、キッシュを口に運ぶ)
……おいしい。とても。
美味しいですね!ぽてとさまのお料理はいつも美味しいですが
こうして誰かと一緒に食べると更に美味しいと感じます。

(クロさまココに来て初めて笑ってくださった・・・?
とても優しいお顔されるのですね。きっとこの方の本質は・・・
あら?フォークに慣れていないのですね。辿々しいけれど
本人なりに頑張って使おうとしているように思います。
まるでなにか新しいことを必死で覚えようとしている小さな子のようで。

ふふ、この方の今後、なんだか応援したくなるような見守りたい気持ちです。
私に兄弟はいませんが、もし弟がいたならきっとこんな心境になるのでしょう。)

(あ!私いつの間にかこんなに沢山のキッシュを食べてしまっている!
クロさまの食べるペースに合わせなくては。私ったらつい・・・)

そうそう!ミルクまだあるのでおかわりが欲しかったらいってくださいね?
うん。あの焼き芋も、干し肉もおいしかった。
ポテト、食べ物作るの、うまい。
(こくこくと頷きながら、キッシュを食べていく)

……?
アニー、オレの事、じっと見てる?
(自分の顔や手つきを見ているのを感じて、首を傾げて。
でも、嫌な視線じゃなくて、むしろ、忘れてたあたたかさを思い出すような)

アニーは、食べるの早いな。
でも、わかる。このキッシュ、おいしい。
もともと、アニーが貰ったもの。どんどん食べて良い、と思う。
(自分の為に遠慮しなくていい、と言う風に)

……うん。ミルクも、欲しい。
あったかいミルク、アニーのミルク、おいしい。
(クロのペースにできるだけあわせつもりで食べ終え)
ふ~。ごちそうさまでした!
卵のまろやかさにベーコンの塩味はとても魅力的でした。

あとクロさま、これどうぞ。
(あらかじめ残しておいたキッシュの一片を紙に包み込みクロに渡す)
お腹が空いたときにでも食べてください。
私は大丈夫ですよ。クロさまはまだまだ伸び盛りですからできるだけ沢山食べませんと。
ごちそう、さま。
とても、おいしかった。こんなの、初めてだ。
(満足そうにお腹をさすっている)

あ……いい、のか?
アニーだって、まだわかいのに。
……でも……ありがとう。
(素直に甘えよう、と思ったらしい。キッシュを受け取った)

……(ふと、きょろ、と家の中を見回して )
アニーも、ひとり、なのか?
はい、私一人で住んでますね。故郷にいた頃は両親と住んでいましたが
いれぎゅらーず?とやらに選ばれてからは故郷を離れてこちらへ
住むことに。
あ、この家はローレットの方から紹介してもらったのですよ。

クロさまはずっと一人で生きてこられたのです?
そうか。……親は、優しかった、か?
(じぃ、と赤い目……夜になれば金色に光る瞳が、アニーをじっと見つめて)

オレは……うん。ずっとひとりだった。
小さいころ。起きたら、森にいた。
生き方を教えてくれたひとも居た、けど。そのひともすぐいなくなった。
それから、ずっとひとり。
(寂しそう、とは見えない。ただ、それが当たり前だったのだろうと)
そうだったのですね・・・
クロさまの苦労を思うと私はなんといったらいいのか・・・
街に出るとクロさまのような過去を生きてきた方とお会いすることも
あります。
そのたびに私はとても恵まれていて幸せだったんだなと。
当時はその幸せが当たり前のようで気づきも考えもしませんでした。
両親は、ええ、それはもう優しかったですよ。
他のご両親と比較したことはありませんが私をここまで育てて
くれましたから。

クロさまのご両親も、きっとなにかやむを得ない事情が
あったのだろうと思いたいです。
(ふるふる、と首を横に振って)
アニーが気にすること、ない。
アニーは、恵まれてる。
いいところで育って、いいひとに育った。
アニーも優しい。オレも、アニーに優しくしてもらった。
……こんなの、はじめてだ。

オレの親が、どう思ってたかは、わからない。
ただ、たぶん……。
(……気が付けば、金色に変じていた瞳を瞬かせて、思う。
このギフトの、体質のせいだろうな、と)
私そんなに優しいでしょうか・・・
でも私が思う優しい方のように自分もそうなりたいなとは思いますね。

クロさまは今後、もっと沢山の方々との出会いがあると思います。
慣れない環境で戸惑いも多いかもしれませんが
私のところへ来てくれたように一歩一歩踏み出していってくれたら。
・・・あ、これ私にも言えることですね。(ちょっと苦笑い)
お互い頑張りましょう!ということでしょうか。
やさしい、よ。
だって、オレを、家に招いてくれた。ごはんも、くれた。
きっと、なれてるよ、アニー。

……。
(受けた言葉を噛み締めるような沈黙)
……アニーも、がんばることが、ある?
アニーなら、きっと、だいじょうぶ。
やさしいし。それに、いい匂いがする。
花の匂い。みんなに好かれる匂い。
だから、だいじょうぶ。

……オレも、がんばってみる。いろんなこと。

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