PandoraPartyProject

ギルドスレッド

Country House

【1:1】とある旅館で

白雪舞う季節のカムイカグラ
二人の向かった先は老舗の旅館
代々引き継がれてきた伝統のおもてなしを異国の人達にも広めたいから来てほしい。一泊だけ無料にするから、とギルドローレットにそんな依頼がきたのであった。
そんな依頼もちろん行くよね。行くでしょ。そんなわけで参加した二人。
情緒溢れる日本庭園を歩くと見えてきた旅館。
女将の歓迎を受け、中居さんに案内されて入った部屋の名は「華恋」
この旅館、なんと各部屋ごとに露天風呂が付いている。すごい。
さすがに大浴場のような広さはないが二人がゆったり入れる程度の大きさはある。
さあ二人はどんなことをして過ごすのだろうか。
どきどきわくわくな一泊が今始まる……!

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想像もつかないぐらいには広いよな、絶対……!
だな、この手の旅館なんてめったに行く機会もねぇし…、うん、俺もアニーと一緒だからより楽しかったよ。
んー、夕食まで余裕あるならどうするか…こうやってアニーと雑談するでも良いし…ご飯の前に風呂も有りなのかな?旅館の料理ってなんか風呂上がりの浴衣姿で食うイメージが強いし…。
(というか風呂の前にご飯なのか、ご飯の後に風呂なのか、正解が分からない…!!)
んーそうねー……
じゃぁお風呂にしちゃう?長いこと廊下を歩いてきたから体が冷えちゃって。
温泉で温まりたいなぁ~
そうだな、折角だし風呂にしよっか。
体冷めちゃってるならなおさら体温めたほうが良いし。
雑談なら温泉に浸かりながらでもできるしねっ
そうそうこの旅館、大衆向けの大浴場と、お部屋ごとに貸し切り露天風呂があるけれど……
ど、どっち行く……?(彼はどちらを選ぶのだろうかとちょっとドキドキ。もし貸し切りなら……)
そうだよな、雑談しながら温泉も良いだろうし…、…んん?(あれ、まってそれ喋れるって事は混浴前提になってない?いや良いけど待って?整理させ―――)
へ、へぇ、大衆向けの大浴場と貸し切りの露天風呂が…………
……かし、きり…‥‥??
(思わず一瞬フリーズし)
(―――だが待て彼女がそう聞いてるって事はどっちでもいいって事だよな待って待ってつまりこれこんよまてまてまておちつけおれくーるになれおちつけだいじょうぶおれはつよいこげんきなこ!!!!!!)(此処までの思考が一瞬で終わった、その時間一秒すらたってない)
……………折角露天風呂、あるみたいだし………それ、入ってみる?
(真っ赤な顔で目を逸らしつつ聞いてみる)(強さなんてなかった)
う、うん……そう、だねっ
せっかく貸し切りの露天風呂が付いてるんだし……!
そ、それに!時間帯も気にせずに入れるっていうのは……助かるよねっ(はわ……はわ。貸し切り、これは完全にプライベートな空間。零くんと、二人で。二人だけの。しかもこれが、温泉で。……はっ!なに私は!?何か期待してるの!?!?うううん全然全くそんなことは……!!!だってだってお風呂ならこの前一緒に入ったばかりじゃない。当然何もなかったし、ねぇ?)

あ、ああっと……!温泉入るなら浴衣を用意しておかなきゃね……!
え~~~~っと浴衣浴衣~……あったあった!(あたふたしつつ棚を調べ、浴衣やら帯やら手ぬぐいやらを準備し手渡した)
はいっ これ零くんの分ね!
そ、そうだよな!時間帯気にせず二人でゆっくり浸かれるわけだし!!!
(二人きりで貸し切りの露天風呂…‥‥やばいドキドキしてきた、前回はギリギリどうにもならずに済ん…すんでた?澄んでたっけ、いやすんでた、けど…アニーが前より攻めの姿勢が強い気がする、生きて帰れるか…?いや期待してる俺がいるけど期待をするなやめろやめろやめないでいや違う!!!!!)

そそっそそうだな!浴衣はいるよな!!!
あ、ありがとうアニー!助かるよ!(その浴衣を受け取りつつ内心どころか見た目もあたふた)
(感情が表情に出っぱなし。隠そうにも隠しきれてない。でもそんなこと気にしてられないくらいには慌てていて)
あ……零くん(脱衣所の扉の前で止まる)
えっと、先に……零くん先に入ってて?
零くんが温泉浸るくらいの時間に私も行くから……(脱いでいるところを彼に見られるのはさすがに恥ずかしくて!)
(脱衣所に来るまでにも随分心臓の鼓動が鳴りやまなかったが、これからさらにドキドキが加速するのでは…?
?????ウワワァアアアア…)
ん?あ、あぁそうだな、なら先に入っておく…!
(そう言いながら、足早に脱衣所の方へ入り、服を脱いで露天風呂へ、タオルも最低限あるから隠すのには大丈夫…なはず……!)
っというかアニーも入ってくるなら急がないとじゃん……!(手早く体を洗いつつ、これで大丈夫かなーってぐらいになってから温泉にざぶん!風景を楽しむとかもしたいところだけれどうっかり全裸でアニーをお迎えしたら目にも当てられないから風呂に入ってから!入ってからね!…腰の所をタオルで隠すのってマナー違反だっけどうだっけ、とりあえず大事なところはタオルで見えないようにしとこう…!!!!)(そんなことを想いながらもアニーを待つ、……やべ鼻血出そう…)
一方その頃

零くんー?(コンコンと脱衣所の扉をノック。反応がない。ということはその先の温泉へ向かったのだと確信し扉を開けた)
さて、と。零くんは今頃体洗っているところかなぁ……?(彼の行動を予想しつつゆっくりと服を脱ぎ始める。脱ぎ終わる頃には温泉に浸かっているだろうと。そしてふと思う。タオルって巻くの……?)
(大衆向け混浴なら水着とかタオル必須なのはわかるけど!女湯なら迷うことなくすっぽんぽん。でも今回のは……???貸し切りの場合ってどうしたらいいの!?零くんはタオル巻いてるのかな……?あうあうあうその前に!扉を開けて零くんの前にバァーンと全裸で登場!……なんてことはさすがにできないのよ!ということでタオル巻こう……)

……もうそろそろいいかな?(扉をちょっと開いて風呂場の様子を見る。温泉に浸かっている彼の後頭部が見えたのでそのまま進むことに)
零くん、来たよ。どう?温泉気持ちいい?(タオルを巻いた姿でやってきた)
(正直かなりドキドキはしてた、風呂に入りつつ振り返れば彼女の姿が…良かった、タオル巻いてる、…別に残念とかじゃないから。…自分も腰のあたりにタオルは巻いてるようなものだから同じもんだし…!!)

あ、あぁ、気持ちいいぞ、アニー。暖かいし落ち付くし…
(いや、落ち着くのは嘘だ、本来ならそうだろうが彼女が来ると言った時点で落ち着きはあまりない、無いが気持ちいいのは本当なのだ)(ずっとアニーを視そうになるけど流石にそれは理性が危ないからこちらに来たのを確認した後改めて視線を逸らす、観たくない訳じゃないが見てたら沸騰しそうだもの)
ふふ、零くん見るからに気持ちよさそう。
ひゃ~~~~寒い~~~!私も早く浸かりたい~~~!
あ、零くん……ちょっとしばらくの間、向こう向いててね?
その……体、洗うから。
え、あ。ごめん、そうだよな、体洗うなら…見ない方が良いよな。分かった…!
(思わず口ごもりながらも向こうを向いておく、…ついその光景を想像しちゃいそうになるのぐらいは許されるだろうか…いや、考えるな俺…!)
う、うん……ごめんねっ
雪景色でも見てのんびりしててねっ

(石鹸を泡立て、体に満遍なく撫で付け丁寧に洗う。背中の届かないところは手ぬぐいで)
………………(はわ~~~っっ
正直緊張してる。彼が向こうを向いているとはいえ自分は今、裸なのだから!
つい気になって彼の方をチラチラ見てしまう。彼の耳が赤いのは温泉で体が温まったからだろうか。
はうう……心臓が荒ぶってる……!いつかは零くんに全てを見せる時が来るのかな、と思うと余計に)

(桶に溜めた湯をかぶる。泡が流されスッキリさっぱりとなった肌は再びタオルに包まれて。
タオル一枚で得られるこの安心感……!これでようやく温泉に浸かれる。
その前にまずは彼の後ろからそお~っと囁くように)
もういいよ、零くん♪
そう、だよな、そうしとく
(言われた通り雪景色を視はする、するけど、…なんかお湯の音とか洗う音っぽいのが聞こえてきてる気がして正直耳に悪い、いやアニーに悪いとかそーゆうのは一切ないし寧ろ良いところだらけだけど違うそうじゃないのだ。
逆に言えば今振りむけば一糸まとわぬアニーが見えるという訳でいや待てそれはやめろ信頼を裏切る訳にはいかないのだアニーの恋人としてそんなアンフェアな事は出来ないそうだ聞いたことがある落ち着けばいいのだ素数を数えるとかなんかとりとめのない事を考えるんだそう例えばパンの売り上げとかそーゆう心が悲しい気分になる事を考えればいやなぜ温泉に来てあえて悲しい気分にならねばいやそうだそれでいいんだよほら大丈夫落ち着いてきた俺は大丈夫だこうして落ち着けばなんてことは無いそうさなにももんだいはな―――)
っ!
(そんな無意識の抵抗は彼女の囁きで吹き飛んで、びくりと思わず反応して)
そ、…そうか、それは、良かった。…もう洗い終わったならなによりだよ、アニー
(驚いたものだから目を見開いてしまったけど、そんな事にも気づかぬまま、真っ赤な顔で振り向いた)
うん終わったよ。やっと温泉に入れる!
零くんと一緒にゆっく……わぁぁぁぁ零くん!!!顔が真っ赤だよ!!!
だだだだいじょうぶ!?のぼせちゃった!?!?
……そういえばずぅーっと浸かってたもんね……!
少し体を冷ましたほうが……
あ、いや待って、違うんだアニー、これはのぼせじゃなくて………
(これは説明するべきなのか?いや心配かけるよりは…いいか)
…少し、ドキドキしてただけだから、……だから大丈夫、折角だしアニーとゆっくりしたいし…
(あと上がるのはちょっと、今は遠慮したい)
そ、そう……?大丈夫ならいいのだけど……
え???ドキドキしてたの?どうして?(彼のドキドキする理由がまったくわかってないようで。
彼の顔を覗き込みながらゆっくりと湯に浸かる)
はぅ~あったか……ああっ……!(浮力によりタオルと胸が浮いてしまい慌てて押さえるが……)
あっあ……!もう……!(広がるタオル。ぽろり寸前の胸。それを手で抑えるのに必死だ)
~~~ッ!(顔がのぞきこまれて、目を逸らせるかといわれれば逸らせるはずもなく)
…だ、大好きな人がすぐ傍にいて、しかも風呂だし…もうドキドキしない理由を探す方が難しいとおも…………っ!!(愛しい君を見ていたのだ、自然そんなタオルの状態だって見えてしまう。…正直糸目は視力を制限してたようなもの、空いてたらかなり見えやすくなる訳で、その状態を見守ることぐらいしかできない、いや見守るなよ俺)
………あっ……だ、だいじょうぶ、か?(思わず顔を抑えつつも、聞く、まっかっか)
タオルって煩わしいなぁもう……女湯ならタオル巻く必要なくて楽なんだけどね。
んんん……ちょっと……、タオルをどうにかしなきゃ。
(タオルを整えようと立ち上がる。整えている間は彼に背中を向けてしまうけど、見苦しい姿は見せたくないから!今度はぎゅぎゅっと強く締めるように巻く。ちょっと胸がくるしいかも)
ふぅ……これでよし、と!
男の人はいいわよね、隠す所が少なくて。
流石に異性同士で裸になる訳にゃいかねぇだろうしな…(なったら俺が死ぬし)
(正直後姿が見えるのもかなりドキドキするんだよな…!!)
まぁ女性よか隠すところは少ないけど……でもしっかり隠さないといけないからある意味大変っちゃ大変なんだぜ…?(今もタオルで隠してるけど、隠せなくなったらやばいというのも正直あるし)
男の人には男の人の……女性にはわからない大変さがあるのね。
今まで考えもしなかったけど、男性と女性ってどうしてこうも体つきが違うのかしらね。
違うからには何か意味があるんだろうけど……
まぁ、女性と男じゃ体の構造が異なるのもあるしな……、男の方が比較的体ががっしりしてる傾向が……(自分を見る、正直そこまで筋肉はない、男にしては)……なかったり…有ったりあるかもしれないけど、意味はあると思うぜ、うん
(その辺にどんな意図があるかまでは流石にさっぱりだが…)
そうね~、女性と比べて男性は筋肉が付きやすいのだとか。だから引き締まってる人が多いのね。
そうそう、前お風呂で零くんの背中洗った時、けっこうしっかりした背中だったからドキドキしちゃったよ。
あぁ、そうらしいな、まぁ俺よか引き締まってる人は多いだろうけど……
……そ、そっか、俺の背中に……そう言われるとちょっと恥ずかしいけど…嬉しいな…ありがとう、アニー。(照れつつ)
(照れているのかな、顔が赤い。気持ちがすぐ表に出ちゃうそんな彼が愛おしくて、こちらもついつい笑ってしまうのだ)
ふぅ~やっと温まってきたよ。温泉って良い文化よね~
(少々火照った体を冷ますため、足湯ができるくらいの段差に腰掛けた)
な、何笑ってんのさ……!(その笑い声も可愛くて怒るに怒れないけど…!)
そっか、暖まったんなら良かったよ、…だよな、やっぱ温泉は良いよなぁ…分かる、ぜいたくな気分になるし…
(流石にこのタオル一枚で足湯っぽく浸かるのは心もとないから俺は普通に浸かりっぱなしだけれど、今度足湯するのも良いかもな…)
温泉といえば砂風呂っていうのもあるのよね。あとは岩盤浴っていうのも……。
お風呂にもいろいろあるの面白いわよね!いつか試してみたいなぁ。
にしても零くんすごいね……?だって、もうずっと浸かりっぱなしじゃない?
私だったらとっくに逆上せてるよ!ほんとに大丈夫!?
いきなり倒れたりしない……???
あ、砂風呂とか岩盤浴は聞いたこと有るけど入った事ないな…俺もいつか試してみたい、サウナからの水風呂が気持ちいいってのも効いたことあるしそれも…いや寒そうだからあんましたくないけど…。
…そ、そうか?(確かにかなり浸かったが、まだのぼせるほどじゃぁない、だってテレの方が強いもの)
だ、大丈夫さ、うん。急に倒れる事もない‥はずだぞ?
私サウナ上がりでも水風呂ってどうしても入れなかったのよね……冷たすぎて……!
でもおばあちゃんとか余裕で入ってるのよく見るの!
私もそのくらいの年齢になれば入れるのかなぁ……

……大丈夫、ならいいのだけど……
零くん倒れたら……引きずって運ぶしかないから……!
やっぱ冷たいんだ…俺も冷たいのはちょっと……
あ、おばあちゃんはそんな感じなんだ?
そうか、アニーがおばあちゃんぐらいになると……そういや幻想種ってどの年齢からその範囲になるんだ…?(結構寿命が長い類だしそこの裁定が今更ながらあまり知らないな…。)

…ひきずっ!?(待って、不味い、何がまずいってその状況になると色々みられて不味い!!!!)
……それは流石にまずいし……ちょっとは体出しとくか…
(温泉の角に当たる部位まで下がり、腕だけ上げつつ背中に退場を傾ける、そうすれば上の景色も見れるし上半身も多少は冷やせるし一石二鳥かもしれない、…いやこれ下半身の防護が狭くて不安になってきた、どうしよう)
急激に体温変化させておばあちゃん大丈夫なの!?って心配に思ったけど、
すごく気持ちよさそうに入ってたのよね~。
んーっと何歳頃からおばあちゃんなのかな……えーっと……
………
300~400歳くらい……かな?
個体によって寿命の幅がだいぶ違ったりするからあまり真に受けないでねっ

うんうん、私零くんにイタズラしちゃうかもしれないからね~っ
……でも、実際倒れちゃったらイタズラどころじゃないよね……!
私パニックになっちゃうかもしれない!
体温変化でぽっくり…とか聞いたことあるし、正直不安になるよな、うん…
そんなに気持ちよさそうって事は…実際気持ちいいんだろうなぁ

ふんふん、それぐらいの年齢か……ってなるとやっぱ結構長生きできるんだな。
まぁその辺は覚えておくさ、個体差あるって言っても通常の人間以上に年齢を積み重ねられるのは確かだろうし

いた、いたずら……?え、何するつもりなんだ…?(思わず身震いする、いやじゃないけどある意味怖い…!)
…そ、そうだよな、倒れてアニーをパニックにさせるわけにはいかねぇからな……!
それに、俺も逆の立場になったら多分かなり慌てると思うし……!!
ぽっくりといえば、でろんでろんに酔っ払った状態で温泉入ったらぽっくり、
なんてことも聞いたことがあるね~(ふるるっと身震い。話しているうちにだいぶ体が冷えたようだ。またゆっくりと湯に浸かる)
私もお酒には気をつけなきゃ。せっかく零くんと同じ時を過ごせるようになったのに、
こんな間抜けな死に方で零くん一人にさせたくないもん。
………
……でも実際……もし、もしもだよ!もし……私が不慮の事故か何かで死んでしまったら……
零くんどうする……?
まじか、酔っぱらった状態で入ってもぽっくり行く可能性が……こっわいなそれ(再度湯の中に肩までつかる、ちょっと別の意味で寒くなってきてしまった)
そうだよな、俺も酒飲めるようになったらその辺気を付けないと……
……ぇ。
……アニーが……不慮の事故で…死、しんだ、ら…?(想像して、一瞬顔が青くなって震えて)
……え、え、え、どうするって…え、考えた事なかった…
(天寿を全うして、とか寿命が来て、なら考えてない事も無いが、そのパターンは想定すらしてなかった)
……どうしよう、正直アニーがいなくなったら生きていける自信がない……絶対寂しいし…。
あああ……!私は零くんを一人置いていくなんて絶対できないっっっ(顔色が変化して震える彼を見て自分は何が何でも生きなくてはと思った)
でも逆もいやだなぁ~~~零くんがある日突然いなくなっちゃったら……
寂しくて寂しくて、私おかしくなっちゃうんじゃないかと思う……!
うわ~~~~~~ん!!
そう言ってくれると凄い嬉しいや、……情けない話かもだけど、アニーがいるだけで生きる気力も湧いてくるし…。

あ、アニー落ち着いて…!!(思わず慌てる彼女の姿に、自身も慌てながら)
だ、大丈夫、絶対俺はアニーの元から離れないから……!
……ずっと一緒に居たいし……!!
いいのよ、だって私も同じだもん。
それに、それは私を必要としてくれてるってことでしょ?
私も零くんが必要だから……。

はぅぅ……零くんのいない世界……想像しただけでこんなにも恐ろしく感じちゃうなんて。
………うん。零くんはどこにも行かないって信じてるよ。
そう約束してくれたものね。
アニーも…ふふふ、そっか。(嬉し気に笑みを浮かべつつ)
あぁそうとも、俺はアニーを必要にしてるさ。
…互いに互いを必要としてるのって、改めて思うとなんだか凄く嬉しく感じるもんだなぁ…。

俺も想像しただけで此処まで怖く感じるとは思わなかったぜ…
あぁ、約束はしっかり守るさ。…いや、仮に約束してなかったとしても離れるつもりなんて欠片も無いしな。
ふふ、そうだね。嬉しく感じるよね。
私も改めて零くんと自分との繋がりを実感できたというか。
私だって、ず~っと離れないもんね!
さて、と!体もよく温まったし、そろそろ上がるね。
あ、着替え終わったら知らせるから、零くんはそれまでちょっと待っててね?
ふふふ…(嬉しい)
あぁ、ずぅっと一緒だ。

…っと、そうだな、浸かりすぎてのぼせちゃまずいし。
分かった、そん時まではゆったり浸かっておくとするさ
(脱衣所へと向かい、浴衣に着替え始める)
ふぅ~、いいお湯だったなぁ。
…………
……………
……なにも……うん、何もなかったね……?
べ、別に何かあるとか考えてたわけじゃ……!
…………
…………
…………
……私って、魅力がないのかなぁ……はぅ……
帯をぐるぐるっと……こう、結んで……よし、着替え完了っと!
あ、零くんを呼んでこなくちゃね。

零くーん、着替え終わったよ~
(そろーっと扉を開け、寛ぐ零に呼びかけた)
じゃぁ私は一足先にお部屋で待ってるね~
一方部屋では中居が数人食事を運び込み、
二人分の布団を敷くなどテキパキと動いていた。
零が部屋に戻る頃には全ての準備が終わっている頃だろう。
……(アニーが脱衣所に消えた後、小さく息を吐く)
…あっぶねぇ……話の流れが安全なほうに行ってたから気が逸らせたけど……
(もしそっち系の話題に行ったら色んな意味でやばい所だった、いやほんとセーフ、…というかむしろ積極的にそっちの方面に話し持っていくのは単純に難しいというかなんというか。…別にしたくないとかいうわけではないけどこのほぼ裸の状態でやった場合確実に最後まで行きつきそうだしそれは今は流石に……避けたい…訳じゃないが折角ならもうちょっと布団の上とか‥‥…うん思考がまとまらない、どうし―――)
ぁ…っと、分かった!すぐ行くー!
(そう答えられたら、彼女が出たのを見計らい自分も脱衣所へ行って着替え始める)
………というか一緒の風呂に入るのって信頼されてるって事だろうけど‥実はこう‥一波乱あったほうが良かったのかな…?…どっちなんだ…どっちが正解だったんだ……分かんねぇ…
(ぶつぶつ色々言いながら、着替えを手早く済ませて浴衣姿に)

…んしっ、あんま考えすぎちゃ楽しめるもんも楽しめないし、一旦頭から追いやろう、うん!
(そして脱衣所を出てそのまま部屋の方へ――)
戻ったぜ、アn――――(そう言いながら部屋の中に戻ってくれば)
……おぉ……!もう料理準備されてる、布団も…流石だなぁ…(思わずそんな声が出てしまう、この手の仕事を手早くできる人は凄いよ、うん)
あ、零くんおかえり。
うん、何から何まで用意してくれて老舗のおもてなしってスゴイのね……!
それにしても豪華なお料理だね。盛り付けも綺麗で料理全体がまるで芸術!
お皿とか器もきっと高価なものなんだろうなぁ……。
ね、ね!早く食べよ!

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