PandoraPartyProject

ギルドスレッド

とある場所

【RP】キャラハン邸跡地

焼け落ちた屋敷の跡地。
傍には燃え残った蜜柑の木が、誰に食べられる事もなく健気に果実を実らせている。

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わぁお、なんという大胆堂々とした不法侵入。(ここまできたら何があっても驚かない。)まぁ確かに。なんのために買った?買ったならなぜ使わない?ってなるわな。
(招かれるままに進みながら)
冗談というか、改めて実感したというか。
キャラハン家の領主は俺だ。そして土地の売却なんて知らん。無効だ無効!
……おっ。やっぱり残ってたか。
(暫く進むと、墓の排石のように盛り上がった床を見つけた。上に被さってる瓦礫を掴み)
リチャード、反対側持ってくれるか?目的のもんはこの下だ。
きゃーかっこいー。(感情のこもってない、ふざけたような話し方。ほんの少しだけ本気でそう思ったのの照れ隠し。)
お、力仕事か?まかせとけ。(腕を捲り上げて)
踏み倒しに関しちゃ自信が……あるわけじゃねぇけど。そこらへんは誠実に生きてきたぜ、確か。たぶん。
(段々自信がなくなってきた。声が小さくなっていく)

よいしょ、っ……!(やっぱり瓦礫は一人では持ち上がらないようだ。助かるぜ、とリチャードに微笑む)
その辺は自信をもってほしいなー?あ、いや、自信もって言うことじゃねぇのか?(うーむ?と考えながら)おう、力しか取り柄がないからな。これくらい問題ねぇよ
……おっ。さすがオールドワンは馬力が違うなぁ。(相手が助力すると瓦礫はあっさり横へ退けられた。埃を片手で掃うと、そこには朝長が持つ頭首の指輪と同じ紋章が刻まれていた。指輪をかざすと石の蓋がひとりでに横へとずれていく)
この地下施設は代々、キャラハン家の頭首候補に選ばれた人間と候補者だけが入る事を許されてた場所だ。俺は例の事件までに招かれた事はなかったが、最初に招かれた妹は死に、兄貴は人が変わったように狂っちまった。
万が一の事もありそうだから、焼肉剣はいつでも出せるようにしとけよ。
(開いていく石戸を眺めながら)候補者て。お前が入ったら俺は弾かれるとかだったら泣くぞ俺は。(なんて軽口を叩くと今まで『招かれた』者の末路を聞いて)……、本当に大丈夫か?(それは自分ではなく相手を気遣っての言葉。入ったら戻ってこれないのではないかという『もしも』を考えてしまった)

(懐に仕舞った短剣が熱を帯びている。抗議をしているらしい。)……気に入らないみたいだぞ、その呼び方。(じゃあどうしろと。愛称でもつければよいのか。)
見届け人とかも入ってたから、弾かれる事はねぇさ。(大丈夫か、と問われると口を噤んだ。暗い階段の先を見下ろす)
……いつかは来なくちゃいけない場所だと思ってた。けど踏ん切りがつかなくてさ。

死んだはずのマスターから命令が来たのも不可解だが……リチャード。アンタが側に居てくれりゃ、俺は何だってやり遂げられるぜ。

ははっ。折角だから何か名付けてやったらどうだい?流石に「おい」とか「ちょっと」とか呼ぶわけにもいかないだろうからさ。
じゃあ俺も見届け人っつーわけか。なるほどな。まぁ何かあれば道連れにするしされるつもりだから大丈夫かな。(ふむ、と納得。)
死んだはずのマスター……、あぁ、上司?(と言うことはランベールだろうか。)死んだはずの知り合いとつい最近再会した身としてはなんとも言えんなぁ……。

名前、名前はなぁ…… (自信がない。ネーミングセンスが自分にはない。)……まぁ、頑張る(ぽんぽんと宥めるように懐の短刀に触れる。納得はしてないが妥協はしてくれたようだ。)
するんかい、道連れ!まぁいいけどな!?
(相手に言われてノゥカの姿が脳裏をよぎる)俺達、死者に振り回されすぎだよな……。本当に……。

調べものにたどり着くまでにつくといいな、名前。それまでは「焼肉剣(仮)」ってことで……あつっ。(熱気が来たきがして慌てて階段を逃げるように降りる。
ほどなくして降り立つ地下施設は、怪しい祭壇が中央に立っていた。
その周囲には作業用の古びた木のデスクや魔術書の並んだ本棚、実験器具のようなものが所せましと並べられている)

こいつが試練の……というより、まるで誰かの実験施設だな。
……?(しないと思ったの?といった顔をして)まぁなー、でも俺は振り回されてるとは思ってないぞ。自業自得だろうしな。(からからと笑い)
……本当に焼き魚になるんじゃないか。(調べものを終えるまでに。心配になる。)

おう、なんかあれだな。おどろおどろしいっつーか。
ここはどういう場所だ?
焼き魚になったらリチャードが上手く調理して食ってくれ。ある意味究極の愛のカタチ?
(冗談ぽく言って笑うと、作業机の上に置かれた古ぼけたノートを取る。ぱらぱら捲ると文字らしい謎の記号が羅列されていた)

どうなんだろうな。ただ、あまり穏やかな場所じゃねぇっつうのは確かだ。
……こいつはキャラハン家の暗号文で書かれてるが、複雑な魔術構成の記述で細かいところはわからないな。……ん?
(軽く流し読みをしていたが、あるページでピタリとそれを止める)

『キャラハン家初代頭首ミディ・キャラハンが提唱した魔術形態。書を媒体にした箱庭世界の構築』……『毒を持つ一族による大規模な蟲毒計画』……。

どうやら頭首の儀式ってのは、初代のばーさんが作った亜空間の中での悪趣味な殺し合いを指すらしい。
焼き魚って既に調理されてんじゃねぇのかな。つーかそんな終わり方嫌だぞ俺は。(そんなことをいいながらノートを覗き込んでみる。なるほど、わからん。)
蟲毒ってあれか。毒性を持つ生き物同士を食わせて生き残ったやつから抽出する毒をうんぬん。
……いやー、昔の人間の考えることぁさっぱりわからん。
まぁ、考えうる限り三本の指に入るくらいにはバッドエンドだな。
つーか俺、魚の姿だけは死んでも見られたくねぇや。
(自分の海種の耳ですら髪で隠し気味にしている事が多い。あまり自分の種族が好きではない様子で、眉間に皺を寄せた)

記述によると、キャラハン家のように毒を体内生成できる人間でやるから意味があるんだそうな。メアリアンも、兄上も……誰かと殺し合いをさせられたってのか?正気の沙汰じゃねぇ。
しかも生き残った頭首の器に、……?……うっ……。

(読んでいる途中でノートが手元から滑り落ちた。片手で額を押さえて机へよりかかる)
なんでだよ。そんな程度で嫌わねぇぞ?
その耳も、今までの人生も、全部含めてターフェアイトって人間だろ。
俺はお前の全部を気に入ってるんだからな、……って、おい(ノートをキャッチして相手をみる、)大丈夫か?
……リチャード……。
(嫌っていた自分の名前さえも相手は気に入ってくれている。
その言葉に救われた気がして涙が滲むも、そのまま感動に浸っている暇はなさそうだ)

――……っ!

(リチャードを突き飛ばそうと手を伸ばし)
…海の近場か……(海風とウミネコの気配に髪が揺れる。焼け跡、だろう屋敷の跡地に出た)

……ダレン、植物に聞けるだろうか。(ミカンの木を指さしながら)

>アルクサイド
うん?(優しく応えるが次の瞬間に押し退けられなす術もなく突き飛ばされる)うおっ!?……な、なんだどうした。情緒不安定か?
屋敷。上物は全滅。
手本にしたいほど綺麗に焼いてんな。
計算なしでただ火ィ掛けるだけだと中々落ちねえんだ、でかい屋敷ってのはな。
地下室だの、火の入らん一角だの、そんなところができるように建てる。
ま、俺は落とすほうが得意だがな。
(何となしにそんなことを言い、聞いてみるかと頷いて)

……ところで人が通ったと思うが、どのあたりに向かったろうか。
(ミカンの木や草木に訪ねた。)

>アルクサイド
…俺は屋敷の基本構造上何処に侵入経路があるかってのをまず第一に考えちまうな…。
あとはダレンと組んでた時に火の付ける順からの火の手の回る順とか。…俺は逃げ延びた奴を罠に掛けつつ始末する役割だったし。
(5年前くらいを思い出しながら)

…地下を作るなら入り口は屋敷の中はフェイクにして別に外に、とかがセオリーだよなぁ…
(言いつつ聞き終わるのを待って居る。その間に皮手袋を装着)

>アルクサイド
「また来た」「坊ちゃまじゃない」「こんにちは」
(ざわざわとざわめく蜜柑の木たち。問いかけられるとひそひそと話して互いに確認しあった後)
「屋敷の真ん中の方!」「どこかに沈んだように見えたわ」「降りたのよ、馬鹿ねぇ」
(クスクス、と笑い声が響く)>アルクサイド
そう、だな……。情緒不安定なのかもしれない。
兄貴達が過酷な運命の中に投げ入れられてたって事実を前にしてるのに……そんな事、どうでもいいとすら思えてきてよ。
(祭壇の方から黒い霧が滲んで下へと下っていく。霧がひと固まりの手のように朝長の足元に纏わりつきはじめていた。
熱に浮かされたように荒い息をつき、リチャードの前へしゃがみ込む。
つっ……とシャツの間から零れる相手の胸元へ人差し指を這わせた)
リチャード……。
地盤や建築様式にも寄りけりだが、ね。

(それにしても実に愛らしく、気持ちのいい初夏の太陽のような語り口に穏やかな笑みになる。)
どうも、助かったよありがとう。
用事が終わったら何か礼でもできるといいのだが。
(草木に深々と礼をしている。幻想種にはよくあることだが割と面妖な光景ではある。)

そっちに地下室があって、降りて行ったようだぜ。
(屋敷の真ん中の方を指さし、アルクに伝えた。)
>アルクサイド
ん、ありがとう。……俺も聞こえたら礼、ちゃんと言えたのかね…(深々と礼をしてるのに倣う様にぺこ、と軽く蜜柑の木に会釈する)

…んで、……なるほど。…(「香水の香りと…微かだが甘い…飴玉の香りと鉄の匂い。」)
……リチャード連れてきてんのか?…ダレン、行こう。(階段へと足音を消しているが大胆に足を踏み入れる。罠が作動したら超反射で躱そうという気らしい)

>アルクサイド
感謝してることくらいは通じるさ。きっとな。
(細身の片手剣の鯉口を切りながら、その後ろをゆるりとした足取りでついていく)
…そか、ならよかっ…。……。(暗い階段を下りていくと、祭壇。天義に少なからず置かれていた身としては嫌悪したくなるような、そんな物。実験器具や本棚にも目が行くが…)悪趣味だな。
(ぽつりとつぶやいた)
(刀剣の出自にしろ祖霊信仰にしろ見る者からすれば悪趣味の側面は否めないが、それでも……)
この工房の主と自分では旨い酒は呑めないだろうなという気はする。
後で道具屋や武器商人に売り飛ばしちまったほうがいいんじゃねえのか。
俺は触りたくない。
(耳に触れながらあたりを見回して)
(戯れに勝手なことなど言いながらその先を見た)
…全身の毛がぞわってした。確かにこの類は触りたくねえわ…

……(ネコ科としての眼が暗がりに慣れてきて瞳孔が大きくなると嫌でも目に入る器具や祭壇。尻尾を咥えたくなる衝動を抑えて根付をポケットから取り出した)

…銀影の所まで繋がる、か?
……ターフェアイト。(呆れたようにため息をひとつ。)この一瞬の間に何があったかはわからん。が、今のお前は明らかに変だ。
一旦上に戻って新鮮な空気を吸うと、か(ふと足元のそれに気付く。)……なんだこれ。(足で蹴散らしてみようとする)
(起動型の罠の類はない。代わりに、神経を研ぎ澄ませていたアルクには早い段階から分かるだろう。祭壇の終着点の方に黒い霧が漂い、中からぼんやりとしたシルエットが浮かび上がっている事を。
その数6本。人一人はまるままるま持ち上げられそうな太い触手が、アルクとダレンに向かって襲いかかろうとする。
ひとつでも取り残せば『何処か』に影響が出るだろう)>アルクサイド
身体が熱くて切ないんだ。頼むよ、リチャード……俺と堕ちてくれるんだろう?
(身を乗り出すように相手の上に覆い被さりながら、自分のネクタイを片手で緩め始める。上唇を舐めて艶やかな笑みを浮かべた)
ほら、また余所見して。俺だけを見てくれよ……?
(霧は実体がないようで、ただの蹴りでは効果がないようだった。
代わりに焼肉剣(仮)がじわじわと熱を帯び始めるかもしれない)
……ダレン、右に避けろ!(気が付いた黒い霧の向こうから、触手が6本向かってきていた。そして、自分は左へ。二人で固まっている場から左右に跳べ、とダレンに指示をする)

……悪趣味極まりねえな…。…無視しては進め無さそうか?(出来るならあまり弾丸も体力も消耗したくない。影響が出るということは現状わかっていない分、できるだけ早く銀影の所に辿り着きたいのが本音だった。刃のロックを外す音と共に身を前倒しにして揺れ始め、臨戦態勢に)
……(「朝長とリチャードは何処だ?」)
(そちらも気になって入る様子。しかし、先にこの6本をやり過ごすかしないとだ)
>アルクサイド
(火の粉のような蝶を残影のように引いて、咄嗟に右へと飛ぶ)

始末した方があと腐れがなくていい。
あんなものにストーキングされながら探索するよりかはな。だろう?
(逃げる選択肢はあまりない。ずらりとガラス光沢の黒い剣を引き出して構え)

>アルクサイド
確かに。(ゆらり、ゆらり。身体を左右に揺らしながら6本の触手の動きを見ている。暗闇の中、既に目は慣れきっている)
……向うに目がありゃな…晦ます事も出来るんだが…
(ダレンに対してそういう手も考えている事を音量的に聞こえる声で呟いた。音爆竹と閃光爆竹もあるが、ダレンも炎系だし出来るだろう。寧ろやりそうだな、とか。)

>アルクサイド
(どくり、心臓が一際大きく脈打つ。) (相手の誘い方ではない。得体の知れない『ソレ』に対する恐怖で、だ。)……っ、(頼るものがなにもない。自身の存在を主張する小さな煌めき以外は。)

(頭に声が響く。)(『異端だ、イタンダ、いタンだ。』『メッせよ、滅せ。コロせよ、殺せ』)(男とも女ともつかない声が響く。)
……うるせぇ。そんなに言うならお前にくれてやる。但しハルにまで手ぇ出したらお前の嫌いなアイツに返品用すっからな!
(声が嗤う)(『殺して、滅して、滅ぼそう。異端を』『懺悔の機会など与えぬ。消滅をもって存在という罪を償え』)
(それを握ると確かに伝わる熱。彼、あるいは彼女は相当興奮しているらしい。)……頼むぞ、“ユディト”(短剣に語りかけると一瞬の間のあとに返事をするように煌めいた……気がした。)(晴明を一旦押し退け、黒き霧で形作られた腕を短刀で薙ぎ切る)
(触手の動きはよくよく観察してみると、同じ意思によって動いているようだ。細かく役割があるようでもなく、暴走するイノシシのように進んでおり、アルクとダレンを狙うというよりも出口に向かって直進しようとしているように見える。

触手の一本が実験器具の前を横切ろうとすると、そこではじめてビシッ!としなって作業机ごと叩き壊す単独行動をした。

朝長とリチャードは黒い霧のせいで、部屋の何処にいるのか見えにくい状態だった。
しかし迫る触手より奥の方、祭壇のすぐ横がめらっと赤く光る――)>アルクサイド
俺はアンタを愛し続けていたい。もっと愛を深め合いたい。
不安なら俺がエスコートするからさ。ほら――……。

(こんな事をしている場合じゃない。それはさっきから思い続けていた筈だ。
なのに内からだくだくと、湧き上がる衝動は愛を囁けと訴え続ける。
身体に課せられた罪の『愛情』が、理性をどんどん狂わせていく――)

ッ!(リチャードの服を脱がせようと指先を腰へ滑らせた瞬間、押しのけられて後ろへ倒れる。
尻もちをついて見上げれば、相手の手には煌く短刀。思わず目をぎゅっと瞑った)

(ゴウッ!と朝長に纏わりついていた霧が、火を点けたように一気に燃え上がる。
二人の周囲3メートルの黒い霧が晴れ、澄み切った空気が流れた。
炎の中心にいたはずの朝長には、不思議なことに火傷をした様子はない)

なっ……ナイスだリチャード!と、"ユディト"……か。いい名前だな。
(霧が消えると正気に戻ったようで、冷や汗交じりにリチャードを見上げた)
…!(動きを読んで横に避けると自分たちを狙わずにまるでこの場から逃げようとしている触手に疑問を抱く)
攻撃して来ねえ?…寧ろ、外に出たがってる上に…道具を壊す……。

………まさかだが…アレもヒトの成れの果てか…?(使われた後に怒りでその道具を壊す道理が理解できてしまうのも嫌なものだが、実際に自分が憎悪を向ける対象にソレをされていたなら動ける様になったらやるだろう…)

紅の契約者ってのがカンにしか触らねえな…。つか、まさかだが……トカムの一族じゃねえだろうな、アレ。

……『アンタ等はレプンカムイ家か?』(ハッキリと発音して触手に向かって声を発した。当然、襲い掛かってきた場合を考慮して懐のナイフに手を伸ばしている)
おう、おかえり。(服を少し整えてから「ほら」と手を差し出す)
やー、そういえば火ってェのは浄化する作用もあるとかないとか。なるほど、確かにこいつは小さくても聖剣らしい。(手元でくるりくるりと弄んで、元の鞘にもどす。)
で、さっきのはなんなんだ……、つーかなんで汗かいてんの?大丈夫か?
(炎により霧が晴れ、視野が確保される。何事かと注視した先には……)
……アルク、あっちで何か燃えたぞ。今は消えたが、何かいる。
(切っ先でおおよその方向を示し)

で、だ。脱出を試みるんなら、余計生かして放置も出来めえよ。
話くらいは聞くのはいいが……
……居るな、リチャードと朝長だ。

……………。ダレン、俺…向うに構いたくない…。(切っ先の方向を見ると着衣の乱れた二人が見えた。夜目が効くのは良いが逆にこの雪豹は路地裏等でそういう現場に出会したときに困るでは無いのだろうか。アルクの性事情に関してのを知っているダレンなら何故構いたくないのかも判るだろう)

……あと、トカムの一族でも俺は必要があるなら殺すから安心してくれ。ただ単に危害がないなら今は消耗したくないんだよ。
…この先、紅の契約者を殺すんだ。無駄な弾撃ってらんねえ。(言いつつ触手の反応を待つ態)

>アルクサイド
(迫り来る触手は、アルクの説得に気づいていないのか、それとも聞こえていないのか…動きを止める様子はない。横に二人が避けたことにより、反応したのは6本のうちのたった2本。地面をえぐる勢いでボディを床に叩きつけた後、得物が消えた移動したことに気づき二人の方へ移動コースを変えた。
残りの4本は階段を黒い霧に変えて駆け上がりはじめる…>アルクサイド
サンキュー。……よっ、と。(差し出された手を掴んで、相手に体重を任せつつ起き上がる。少し頰を赤たまま、問いかけにギクッと肩を震わせて)たっ、大した事じゃないさ。それより、向こうの方見てみろよ。誰か来たみたいだぜ?
(黒い霧による暴走。それは確かに自分の中に無意識のうちに抱えていた「罰」だ。操られて湾曲されていたとはいえ、自分の中に無い感情、という訳でもなかった。嫉妬心や執着心が恥ずかしくて、話題を逸らしながら触手が荒ぶっている方を指す)
(捨て置けというのが命令であれば頷くべきではあった。傭兵としての性は身についているし、アルクは謂わば雇い主の副官のような立場であるが……)

クソッ……!
(幻想種とは歩く幻想そのもの、神の手になるもっとも丈高き長子の裔である。なれば歪な在り方を内心では許すことも出来ず、逃亡を図る触手の一本目掛け反射的に燃える蝶を差し向けていた。)
『焼き落とせ』……!
チッ…(向来る2本を他4本が霧になり出て行こうとするのを見て、恐らく物理で霧散させられると踏んだらしい。懐のナイフを向かってくる触手へと放つ。躱す際に霧散するのならそのまま突っ切り奥へと進む気だ)

ダレン、逃げるのを深追いは今はナシだ…!
(大したことではないと言われれば)そうか。なら聞かないでおくよ。『今は』な。……とりあえず服、直したら?(なんか勘違いされそうだぞ。)
んー?あー本当だ。誰かいるわ。(よく見えないが体格からして男が二人だろう。)……何かが外に出たがってるみたいだけどアレ無視しちゃっていいもんなのかね。(“ユディト”で焼きげそが出来るだろうか。)おーい、大丈夫かー?(状況がわかっていないのんきな声で向こう側の二人に声をかける)
(地下にまた炎が灯る。蝶が触手の一本を焼ききり、その奥でもう一本がナイフによって仕留められた。残る二本が地上へ上がっていくーー…)

服?……あぁ。(男同士だし大して気にしてなかった。服を正すと、ようやく階段を上がる霧にも気づく)見逃してこっちにメリットがあるとは思えないな。仕留めるにゃ足を早める必要があるか。どれ、『加速香』でーー……なんだ!?

(朝長が身構えた瞬間、祭壇の上に光る魔方陣が現れる。ふわり、と一瞬だけ赤髪の女性の姿が奥に見えたかもしれない。
場の四人を海龍神殿へ招こうと、転移魔方が各々へ放たれるーー)
…妙にあっさりと…、……しまっ!?(仕留められたことに一瞬呆気にとられるがそのまま奥に進もうとして何か魔法の類が自身へと飛んでくる。奥に一瞬視えた紅に罠かと身体を咄嗟に横へと避けようとするが勢いをつけて走っていたせいで唐突な対応が反射で気が付くまでに留まりそのまま転送された)
クソがッ……!
(流石に二度の静止を受けているのだ。我を忘れて深追いをかける程無様ではないが、それでも射落とせるだけは射落としてしまいたかった。掌から山火事に燃え上がる木から零れ落ちるように炎の蝶が……)

なん……
(眩い光に「伏兵か」と反射的に振り向くまではできた。さすがにそれだけだ。その直後には別の場所へと飛ばされていた)

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