ギルドスレッド
スレッドの一部のみを抽出して表示しています。
とある場所
そう、だな……。情緒不安定なのかもしれない。
兄貴達が過酷な運命の中に投げ入れられてたって事実を前にしてるのに……そんな事、どうでもいいとすら思えてきてよ。
(祭壇の方から黒い霧が滲んで下へと下っていく。霧がひと固まりの手のように朝長の足元に纏わりつきはじめていた。
熱に浮かされたように荒い息をつき、リチャードの前へしゃがみ込む。
つっ……とシャツの間から零れる相手の胸元へ人差し指を這わせた)
リチャード……。
兄貴達が過酷な運命の中に投げ入れられてたって事実を前にしてるのに……そんな事、どうでもいいとすら思えてきてよ。
(祭壇の方から黒い霧が滲んで下へと下っていく。霧がひと固まりの手のように朝長の足元に纏わりつきはじめていた。
熱に浮かされたように荒い息をつき、リチャードの前へしゃがみ込む。
つっ……とシャツの間から零れる相手の胸元へ人差し指を這わせた)
リチャード……。
キャラクターを選択してください。
- « first
- ‹ prev
- 1
- next ›
- last »
傍には燃え残った蜜柑の木が、誰に食べられる事もなく健気に果実を実らせている。