キッチンに隣接する憩いの場
まだテーブルとイスしかないけど、紅茶を飲みながらのんびりまったり

（すまない……すまない……また随分とボケっとしちゃってたよ！）


オッケー、オッケー、分ってる。
一寸の胸にも五分の魂って旅人の奴が言ってたもの。

（不思議だなと首をかしげるノーラにチッチッと指を立てて振って見せて）

そうさ、本体とは別物さ。
人間の体は水で出来てるけど、お胸には夢と希望が詰まってるから。
どうだい、一つ賢くなれたろう？

確かに二人ともおっきい！
でもノーラはこの調子だとポテトみたくなるのかなあ。

あ、収穫祭といえばよかった、3メートルのポーはいなかったんだ。
代わりにバニーだったりイチゴミルクだったり、なりたい自分ってやつを満喫出来たみたいだね。
俺もしばらく依頼を受けるの休んでたんだけど、収穫祭は楽しめたよ。
って、ええ！　この先にはあり得るの？　3メートル？

（お嬢様笑いを上げるポーの最後のセリフにズルっと滑って）
おお、割と様になってる……言ってること以外は！
ポーはお嬢様やるなら先ずその食い気をなんとかしないと！

（しかしやがて納得したように頷き）
そうか、それくらい食べるの好きだと、嫌いなもの無くなるんだろうなあ。
でも今だって背は伸びてるし……チョコあれば幸せだし……。
え、モテる？　マジで……マジで？（ゆらゆら）
あう、でも嫌いなもの入ってると直ぐ分かるんだよね。
そんな鼻が良いわけじゃないのにさ。

（傍で自分を見上げるマシュマロにサンドイッチを千切って分けてやり、手拍子を始めかねない2人に掌を向けてどうどうと制して）
うへえ、もう勘弁、俺もう頑張ったから！
ああやって大勢の前でオンステージみたいの本当無理！
2人は凄かったよ、あれに比べたら死にそうな戦場でも幾らか気が楽だぜ！
俺はやっぱり日陰っつーか、何つーか……とにかく無理ィ！

あっ、そうそう、ピンナップ！　やったね！
ああやって友達と騒ぐの初めてだったから良い記念になったよ！
2人がめっちゃ食べてたのも忘れない！

ポーも色々おめでとう！
なんていうか、その眼鏡、実は激重で首の筋肉鍛えてるとかそういうやつ？
これは胸でなく胸板が育っていきますね。（確信）