PandoraPartyProject

ギルドスレッド

ささめ堂

店内

ここはささめ堂。
煌めく諸々を集めた雑貨屋さん。

今日も開店。
扉を押せば、かち合う氷の音でドアベルが鳴って。
退屈そうな店主が、話し相手を求めて待っている。

(店内でのRPを交えつつ、のんびり雑談)
(不思議時空。多少のメタや時事も可)

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さーてさて、今日ものんびりオープンしましょうかね!(キラキラ煌めくものに溢れた店内。大きな声の独り言。店の前の札を【open】へとひっくり返した店主が来客を待っている)
(ふと店の外で足を止め、少しだけ躊躇して、そっと扉を開く)
…すみません、少し見せていただいてもよろしいでしょうか。
(からころり、いつもと変わらぬ音で鳴るベルに目を上げれば黒い青年が立っていた。年の頃は自分とさほど離れていないだろうか、などと考えつつ)お、いらっしゃいませ! どーぞどーぞ、見て行くだけでも大歓迎!(退屈してたとこなんだあ、と懐っこく続けて店内へと促すように笑み)
(店主に視線を移し、何か眩しいものを見るように少しだけ目を細め)
…お邪魔します。
(特に目的も無く来たのか、無表情のままふらふらと店内を見て回り)
…ここにあるものは、貴方が仕入れた物…ですか?どれも輝くものばかりのようですが。
アッハッハ! お邪魔しますなんてそんな畏まらなくて良いよー!(移された視線を正面から捉え、礼儀正しく告げられた言葉には思わずと言った具合にケラケラ笑い声を上げて)
うんうん、そうだよ! 全部私が仕入れたもの! こっちに飛ばされてから準備したものが殆どだけど、前いた世界のものも少しは置いてるよ。(これとか、と言いつつ複雑な色味の結晶らしきものを見せるように)
あっ、輝くものが多いのはねー、私がキラキラ煌めくものが好きだから自然とって感じかな〜。
ふむ、雑貨屋さんですか……少し覗いてみましょうかね。
(扉の前で足を止め、しばらく考えたのちに足を踏み入れる)
ごめんください、どなたかいらっしゃいますか?
(ころり、続けて鳴るベルの音。目を向ければ、豊かな金の髪に仕立ての良い衣服を身に着けた女性。新たな来客と見て取って、元気な声で出迎える)
はあい、いらっしゃいませ! もちろんバッチリいらっしゃいます!(言葉尻を真似して、にひ、と歯を見せて。どーぞどーぞと同じ調子で店内へと促す)
(やや勢いに押されたように)
え、ええと、では失礼致しますね。
こちら、雑貨屋とのことですがどのようなものを主に扱ってらっしゃるのでしょう?
主に扱っているものかあ。
主にっていうか、なんていうの? コンセプト? 集めてるもの? は、私の基準でキラキラしてるもの!
品物とか種類についてっていうことなら……ウーン、なんだろう……! これっていう専門はないんだよねえ。なにか探しているものはある? 言ってくれれば出てくるかも!
(暫しこめかみに人差し指をぐるぐる突きつけ自問自答。何分雑多な店内ゆえ、無論答えは出ない。出ないから、なにを求めているのか尋ねてみる)
(因みにアクセサリーはそっち、文房具はそっち、生活雑貨はそっち、とざっくり棚の案内も付け加えて)
キラキラしているもの、なるほど……
(案内された場所を眺めながら)
確かに、綺麗な輝きを備えているものが多く有るように思えます。
店長さんはそういった目利きが得意なのでしょうか?
それとも、完全に感性で品を探してきているのでしょうか。

実は、ちょっと目についたので入ってみただけで、何か特定のものを探しているわけではないのですよね。
ですが、そうですね……
私、仕立屋を営んでいるのですが、これからの季節に備えて少し店内の模様替えをしようかと思っているのですよね。
そこで、冬場に良さそうなランプがあればいいのですけど、何か良さそうなのはありますか?
おおっ、どれも自慢の品だからキレーって言ってもらえると嬉しいなー!
目利き……って、いうのが、ちゃんとした価値のあるものを仕入れてくるのかってことなら違う、かな?
好きなものばっかりを集めてるから、あなたが言う、感性ってやつなのかも!
タダのものからお高いものまで色々置いてるよ。

へええ、仕立て屋さん! 通りで素敵な服を着てるなと思ったよ〜!
(改めて彼女の姿を眺め。適度なメリハリのある生地や、身体に添ったシルエットは素人目にも上質なものだろうと見て取れた)(お店の雰囲気もそうだろうかなんて頭の隅に置きつつ)
冬支度のランプ、かあ……ンン、そーだなー。
冬場は特に、あったかめの光があるとお客さんは入ってきやすくなる! って聞いたことある!
(暫し考えてから。摺りガラス製のランプを手に取り、どうかな、と灯して見せる。暖色の光と共に、ちらちらと金色の雪のようなものが内部に舞うランプだ)
なるほど、私はそういったセンスと言いましょうか、感性的なことはあまり得手ではありませんので、店長さんのことが少しうらやましくありますね。

(示されたランプをじっと見つめて)
ふむ……中に舞う雪のようなものが大変美しいですね。どういう仕組なのか……
店の入口辺りに置いて、灯りが目につきやすいようにすれば……
(あれこれとしばらく考え込んでから)
……よし、決めました。
お店の雰囲気にも合いそうですし、何より私自身が気に入りましたので、もらっていきたいと思います。
おいくらになるでしょうか?
そんな褒められるようなことでもないよー!
(ほんと感覚みたいなもんだし、とからから笑って)
あなたみたくキチッと優雅な振る舞いっていうの? 私はそういうのが苦手だからさ、すごいなあ素敵だなあって思うよ!

(思案し考え込む姿をにこにこと眺め、気に入ったという言葉にぱっと顔を輝かせた。が、はたとなにかを思い出した顔。あー、と言い淀むように前置きしてから)
私、あなたの装いを見て、ランプを置いてもらえるのは質の良い仕立て屋さんかなあって想像したものだから、それに見合うように〜って思ったんだ。
だから実はこれ、うちに置いてあるものの中では結構値が張る物なんだよね……!
(言いつつ、ランプに括り付けられていたカードを見せ。凡そ食費のひと月分と半分を足した程の値段が記されている。伺うような視線を投げかけて)
気に入ってもらえたって事はきっと縁があるってことだろうし、その縁を繋げられたらこれ程嬉しいことはないけど!
ふふ、ありがとうございます。
まあ、とはいえ私は逆に堅すぎると言われることもございますので、時と場合によりけりでしょうね。

(価格を見て、話を聞いてから微笑んで)
なるほどなるほど、お安い品だとは思っていませんでしたが、これはなかなかのお値段ですね。
しかし、何の目的もなくここに来て、成果なく帰るのも寂しい話です。
折角巡り合ったののも何かの縁でございますから、ここはしっかりとその代金をお支払して頂いていきましょう。
願わくば、このランプも私の店を気に入っていただければ良いのですけどね。

しかしまあ、これで暫くは個人的には質素に生きていかないといけませんね。
うん、きっとこの子も気に入ると思うな。だってほら、こんなにもあなたに似合ってるもの。瞳に映る光がすごく綺麗!(にこにこと笑顔を浮かべたまま、ランプとオフェリアとを交互に見比べて。主張を強めるようにぐっと拳を握ってみせた)
わあ、どうもありがとう! あなたとこのランプの縁、繋げられたみたいで嬉しいな。
ふっふっふ、あなたが慎ましく生活をする暇がないくらい、きっとこの子は働いてくれるよ! 私の見立てはなかなか当たるから信じて良いよ〜?

(配達も出来るけどそのまま持って帰るー? なんて声を掛けながら手頃な箱を探しに。程なくしてランプを収めるであろう箱に加えて紙とペンを持ってぱたぱたと戻ってきた)
ああそうそう、あなたのお店の場所、教えてよ! この子の灯りがそこに落ちるところが見てみたいんだ!(またあなたにも会いたいしね、と続けていたずらっぽく笑み。紙とペンを手近な場所に置いてから、手際よく梱包を進めて)
ふふ、では店長さんのその見立てが当たってくれることを願って、私も備えてお店の用意をしなければなりませんね。

(紙とペンを受け取り、店の場所を書き込みながら)
ありがとうございます、店の名前は「アンベール」で、ギルド「ローレット」から少し行ったところにあります。
まあそんなに大きなお店ではありませんが、裏通りとかにあるわけではないのですぐに分かるかと思います。
服がご入用の時はお気軽にいらしてください。とはいえ、よくよく「お堅い」と言われるので、カジュアルなファッションをお求めの場合はもっとふさわしいところがあるかもしれませんが。

配達は……うーん、そうですねえ、今日はもう寄り道する予定もありませんし、自分で持って帰るとしましょう。
その方が、帰ってすぐに飾り付けることもできますしね。
ありがとう! 折を見て遊びに行かせて貰うよ!
こっちの世界にも馴染むような服が一着欲しいなって思ってたところだからさ、知り合いができて良かった〜! 私は旅人だし、なかなか勝手が分からないことも多いから嬉しいよ。
(ニコニコと心底嬉しそうに紙を受け取り、目を落とす。書き込まれたいくつかの情報を確認するように復唱して)
ギルド「ローレット」……。……ああ、あの辺りかあ! 実はあんまり行ったことないんだよねえ。
あなたのお店へお邪魔するついでに、なにか美味しいものでもないか寄り道してみようかな! 新規開拓! みたいな!

じゃあ、そのまま持ち帰りで! ふふ、新しく迎えたものを早く飾ったり眺めたりしたい気持ちは分かるなあ。これから長い付き合いになるものなら尚更!
(ひとり納得したようにうんうん頷き。梱包が完了したランプの入った箱を大きめの袋へと収めながら、ちょっと重たいから気をつけてねー、と一応注意を促して)
(袋を注意深く受け取り)
おっと、これはそこそこ重さがありますね。
今日ここに立ち寄ったのが大きな買い物のついででなかったのは幸いでした。

「ローレット」はイレギュラーズとして活動していくうえではこれから先頻繁に訪れることになるでしょうし、ある程度土地勘を得ておくのも悪くないと思いますよ。
まあ、大きなギルドがありますので食べるものには困りません。
冒険者用、ということで少しこう、荒っぽい物が多いのが困りものですけれどね。

それでは、長居をしてしまいましたが、嬉しい収穫もございましたしそろそろ失礼するといたしましょう。
ご覧の通り混沌とした世界ですので、服と一口に言っても色々なものがございます。
ご来店の際には店長さんにぴったり合うものを用意できるよう、たっぷりご相談に乗りますよ。
それでは、また今度お会いいたしましょう。(深く一礼してから店を辞する)
アッハハ、そりゃそうだ! これからの身の振り方を考えるためにも場所くらいはちゃんと頭に入れておいた方が良さそうだね。
ほほう、いいねいいね! 食事に困らないのは良い土地の証拠だ。なにより、そういう料理はお酒が進むから大好きだよ!

(注意深く紙袋を抱える様を見、目を細めて。客人の言葉を聞いては嬉しげに笑みを浮かべた)
そう言って貰えてなにより! 私こそ嬉しい縁ができて大収穫だよ!
ウンウン、旅人だけとは言わず、純種にも色んな人がいるもんね。
ふふ、なんとも心強いな! またいつか、会えることを楽しみにしてるよ。
どうもありがとうございました! またのご来店を!(丁寧な礼を見届けて、立ち去る後ろ姿に手を振って見送った)
(ひらひら振っていた腕を下ろし、さて、と小さく呟いて。相変わらず自身にとって好ましい煌めきに満ちた店内を見回してにんまり笑みながら)
ここのところ、足を向けてくれる人がいるのが嬉しいなあ。
そろそろ季節も変わるし、うちでもそんな感じで……なにか……こう、出来ないかなーなんて思ったり思わなかったり。
(少しばかり考えてはみたが、まあいつも通りが一番だよね! なんてすぐさま拳を握り)
(そうと決まればとばかりに、普段と変わらぬ仕草でひとつのグラスを手に取って磨き始めた。やたらと元気で楽しそうな鼻歌交じり)
(そっと慎重な手つきでドアを開く。隙間から店内を覗くようにじっと見つめていたが、冷たい風が吹き込むのに気付いて店内へ足を踏み入れ)

………わあ。
(きらきらしたものがたくさん並んでいる。控えめに、けれどきょろきょろと中を眺めて)
(そっと開けられた扉に、ころん、と控えめにベルが鳴くが、機嫌の良い鼻歌と共に手元のグラスを熱心に磨いている店主は気づいていない様子)
(やがて店内に滑り込んできた冷たい風と、もう一度鳴るベルの音にはたと顔を上げた。いつの間にか店内へと足を踏み入れていた、透けるような色彩を纏う女性に目を留めて)
おや、いらっしゃいませ!
んふふー、キレイでしょ? なにか気になるものがあったら手に取っても大丈夫だからね!
(店内を見回す仕草と感嘆の声。闊達な声で客人を迎え入れて、得意げに笑ってみせた)
(店内に人がいることにさえ気付いていなかったのは、その女性が品物と同じような煌めきを放っていたからかもしれない。声に驚いて一歩下がってから、かくんと頷いて)
……え、ええ。…お邪魔してます。素敵なお店ね。
こういうお店で、シャイネン・ナハトの贈り物を探せたら、…楽しそう。
(ここ最近、周囲を賑わせている催しの名を口にしてから首を小さく振って)
………贈る相手なんていないけど。
…少し、いろいろ見せてもらうわね。
(沈鬱な言葉で締めて、品が並んでいる棚を見上げて眺めた。贈る相手がいなくても、綺麗なもの、素敵なものを見れば心は躍る。特にアクセサリーの類を見つめる時はじっと、真剣に見入り)

…防寒具、なんて、……あるかしら。
(しばらく店内を眺めた後に、独り言のように小さく呟いて)
アハハ、素敵だなんて照れちゃうなー! ありがとう!
(ゆっくりしてってなんて嬉しそうに体の鉱石を煌めかせ)
シャイネン・ナハト! そっか、もうそろそろだもんね。
輝かんばかりの夜……だなんて、とってもロマンチックで素敵な風習があるんだから、贈る相手がいないなら自分にプレゼントしちゃえば良いんだよ!
(人に贈らずとも、自身の為に欲しいものを選ぶのも恐らくまた楽しいものだろう。ほら解決! と言わんばかりのドヤ顔)

(真剣な眼差しを向けている様に微笑みかけ、のんびりと頬杖。小さく呟かれた声にふと顔を上げ、)
防寒具かあ、仕立て屋さんほどの品揃えはないけど、置いてあるよ!
あなたが欲しいものはなんだろう!
その肩をあたためるケープ? それとも指先を包み込む手袋? はたまたぐるぐる巻くと楽しいマフラーかな。
(さてどんな煌めきが似合うだろう、うきうき楽しそうにあれそれ列挙して。首を傾げ、客人の姿をじぃっと見つめる)
そう。そろそろ、……そうね。
自分だけでもご馳走は食べたいし、贈り物だって欲しい。
…少しだけ、贅沢してしまうおうかな。
(ドヤ顔を見れば俯きがちな視線も緩んで、店内を眺め歩いて)

少し寒いから、……雪も降りそうだし、…ケープかな。
鮮やかな色のもので、私が着ても変じゃなさそうなものが……あれば。
…あなたは鮮やかだけど、私、……寒そうでしょう。…色が。
(全体的に寒々しい印象の髪や服を示して、冗談半分。本気も半分。シャイネン・ナハトの街並みに消えてしまわないくらいの暖かさが色にもあれば、喜ばしいことだと)
贅沢結構! 自分に優しくいるのって大切だもん!
……しっかし、お客さんみたいなキレーなひと、贈り物をするような相手のひとりふたりいそうなものなのに!
あなたを放っておくなんて、こっちの世界のひと達は余程見る目がないのかなあ。
(そんな事を言いつつからりと笑んで。少しばかり上がった視線と、店内を眺める姿が嬉しかった)

(色が寒そう、との言葉に思わず笑い声を漏らし)
ンン、新雪みたいで綺麗だけど、言われてみれば……確かにそうかも。
ケープかぁ。……じゃあねぇ、これなんてどうかな!
シャイネン・ナハトに灯るあったかい光みたいな色で、あなたの瞳の色によく似合いそうだなって思ったんだけど!
(大きな箱に収まった幾つかの色鮮やかな布をがさごそ探り、1枚のケープを手に取った。橙色の柔らかい生地に、キラキラとした銀色の糸で縫い取りのされたそれを肩の高さに上げてみる。縫い取り模様と同じ銀糸で作られた房飾りが軽やかに揺れた)
……普段は家に籠りきりだし、…あなたの方がよっぽど綺麗。
私、アクセサリーとか小物を作っているんだけど、……このお店の品は、どれも素敵。
ものや、人の良いところを見るのが、とても上手な人なんだって、…すぐわかる。
(置いてあったアクセサリーのひとつを手にとって眺め、声は小さいけれど淀むこともなく)

………綺麗な色。
私なんかに、こんな華やかな色、……でも、うん。…あったかそう。
…シャイネン・ナハト。
(店の窓から外を見れば、似たようなあったかい光が溢れていた。手を伸ばしてケープにそっと触れると、手触りを確かめるように指先で撫でて)
……思い切っても、たまには、いいか…。
…これをください。素敵なものを見るあなたの目が見つけてくれた、……自分宛のプレゼントに。
(ガシャガシャとやかましい金属の足音とともにやってきて、お店の扉を開いたのは黒い鉄のこども)
(好奇心旺盛な様子で店内を見渡す顔はわくわくに満ちていて、鉄の肌は品物のきらきらを反射してぴかぴか光っている)
(きらきらのご店主を見とめると、ぴしりと姿勢を正してからお辞儀をした)

こんにちはデス。
とてもきらきらのお店があると、聞いてやって参りました。
お店のなか、見てもいいデスカ?
じゃあ、気が向いた時にはこのケープと一緒に出掛けてほしいな。多分、もっと綺麗なものも見つけられるに違いないよ!
――私ね、ひともものも、キラキラしてるのが好きなんだ! だから、それを素敵だって思ってくれるなら、これ程嬉しいことはないよ。
(自身が好むものを褒められれば素直に嬉しい。ありがとうと照れくさそうに微笑んで)
あなたが生み出すものも、見てみたいなぁ。

勿論! 私が選んだんだもん、絶対に似合うよ。
(ふふふ、なんて意味深に笑ってみたり。購入の意思を聞けば、手書きの値札を確認。嗜好品を一週間程我慢すれば購入出来そうな金額が記してある)
(あ、そうだ、と何かを思い立ったように自身の背後にあったスワッグからひと枝を抜き取り、ケープの胸元に添えて。扁平な葉は薄い金属の光沢、丸い実は粗く削った鉱石で出来ている。形だけはヤドリギに似ているような)
……輝く夜の導きで出会えたあなたに、私からのささやかな贈り物!
(来客を告げるベルの音がかき消されたのは、重たい金属が軽やかに擦れ合う音が真っ先に耳に届いたからだった)
(街の喧騒とはまた違った賑やかさを迎えれば、瞳を煌めかせた鉄色の少年。ケープを片手にぱちりと瞬きをひとつしたが、わくわくぴかぴか、好奇心に溢れた姿に負けじと元気な声で新たな来客を迎える)
はあい、こんにちは! いらっしゃいませ!
そう、ここがとてもきらきらのお店ことささめ堂です!
あはは、どうぞどうぞ、ゆっくり見ていってね。
(こちらもぴんと背筋を伸ばす。楽しさを抑えきれないといった雰囲気でくすくすと声を漏らして、客人へとお辞儀を返した)
………ひきこもりに飽きたら、そうする。
私、……私も、きらきらしているものは好き。…綺麗なものは好き。
きらきら眩しい、…街の灯が、好き。…歩くのが楽しみになるのは、嬉しい。
(値段を確認して代金を支払うと、添えられたものに目を瞬かせて)
……ありがとう。
じゃあ、私からも、……素敵な夜になりますように。
(取り出したのは薄い紙に包まれた小さなもの。白いヒトデを中央にあしらった、貝殻とガラスのネックレス。ケープと引き換えに手渡そうと)
私も、誰かにプレゼントをあげたいから、…受け取って。

(ベルに気付くと視線をそちらに向けて、控えめな会釈を)
……お客さん。そうよね、シャイネン・ナハトだし…。
邪魔にならないように、もう少しだけ見ていってもいい……?
はぁい、デス!
きらきらのお店、ささめ堂というのデスネ。ささめ。ふしぎなかろやかな響きですねえ。

(ご店主のくすくす明るい笑顔を見れば、鉄のこどももパァッと嬉しそうな顔になり)
(タタタッとやかましい足音を立て、お二人のそばに近寄ると、白い月色の女性にもこんにちは!と会釈を返した)

ぴかぴかが見たくて、遊びに来たんデス。
具体的にコレ、というのは決まっていないのダケド……
えっと、オールドワンだから、ぴかぴかの中でも合金とか真鍮とか、金属が好きデス。
ご店主のおすすめのぴかぴかは、ありますか?
おや、好きなものが通じてるお客さんとは気が合いそうだ!
心惹かれるものを、素直に好きだと言えるあなたの歩む世界がより一層、素敵なものに溢れるよう祈ってるよ!
(ニコニコ目を細めて。街灯りに似たケープとヤドリギを手馴れた様子で包み、リボンのかかった袋に仕舞いつつ。ありがとうと代金を受け取ってそれを手渡す)
(と、客人が引き換えに差し出した薄紙の包みを思わず両手で受け取り、丁寧な手つきで開けば瞳を輝かせた)
わああ! なにこれキラキラしててすごくキレイ……! 貰っちゃっていいの? いいの?
(しゃらりと海のさざめきが聞こえてきそうな首飾り。嬉しい嬉しいと指に引っ掛け首元に当てて。似合う? なんていっそ無邪気な子供のように笑いかける)

(滞在の申し出は喜ばしいとばかりに首を大きく縦に振り)
勿論! あなたの時間の許す限りゆっくりしてってね!
私もお店にいると退屈だから、お客さんが遊びに来てくれると嬉しいんだぁ。
ささめ堂、滑らかに跳ねてるみたいで素敵でしょ? ふふん、なにを隠そう私の名前だからね!
(店名に言及されれば、そうだろうと言わんばかりの得意げな笑みを返す。まろくもリズムのある響きが気に入っていた)

あなたはオールドワンなんだね。足音が愉快で賑やかだから、なんとなくそうかなって思ってた!
(言う端から鳴る元気な足音。楽しそうに首を傾いでそれね、と少年の足元を指差して)
鉄騎種のひとってやっぱり金属が好きなんだ……ふふ、金属のぴかぴかしたもの、勿論沢山あるよ!
(意味のあるものから意味のないものまで。アクセサリーからなにかのパーツまで。一頻りあれやこれやと列挙するが、)
私のおすすめ、かぁ。そうだなぁ、元の世界から持ってきたこれとか、珍しいかも?
(大きさは手の平に収まる程度。様々な色が継ぎ当てられたような、鈍くも艶やかな質感の金属が花のように無数に伸びているなにかを手に取って見せるように)
あなたにも、……一年、良いことがありますように。
(包みを受け取ると大事そうに両手で包み、彼女の手にある首飾りを見て眦を下げた。照れ隠しの真顔でゆっくりと頷き)
似合う。……と、思う…。
私が作ったものだから、それ以上はあんまり言えないけど…。
(暖色のケープと、白の首飾り。奇しくもお互いが持っている色の交換のようで、それに気付くとまた視線を下へと下げた)

…素敵なお店だから、お客さんはたくさん来そうね。
私も、……またお邪魔すると、思う…。
(そう言って一歩下がると、オールドワンの少年と店主の会話を聞きながら、のんびりと店内をまた見て回りはじめた。店主の名前は店の名前の通りらしいと聞くと、なるほど、似合う響きだと内心で思って)
お店の名前はご店主のお名前でもあるのですね。
ハイ! ささめ堂、とっても素敵なお名前だと思いマス。
(ささめサンのお名前を繰り返しつつ。足音とそのお考えには大当たりです。と、ニコニコ嬉しそうに頷いた)

フフフ。好きなんです、金属。
ボクはギフトで金属たくさん付けられるんです。だからいっとう大好きなんだ。
ワァ! ぴかぴか、ございますか!

(ご店主がろうろうとつげるぴかぴかたちの説明を瞳を輝かせながらウンウンと耳を傾けており)
(もとの世界よりつれて来られた逸品を目にした際には、ヒャッ! と吃驚の声を上げ、ジッと見つめている)

とっても美しいですねえ。こちらは一体どういったものですか?
(返ってきた言祝ぎにはニコニコと。ほんのりやわらかくなった目元に、こちらもまた表情を崩し)
えへ、作ったひとに似合うって言って貰えるなら間違いないね!
……白いヒトデが冬星みたいで、ガラスは南の海のあぶくみたい。あなたの手から生み出されたものってとっても素敵!
(うちに卸したいくらいだよ、と半ば本気の言葉を冗談めかし笑んで。煌めきの溢れる小箱の中へ、宝物のように首飾りを仕舞う)
(不意に下がる目線を咎めるでなくただ見送って。白い彼女に鮮やかな光の色はやっぱり似合うなあなんて、大切そうに袋を包む両腕を眺めながら考えた)

ありがとう! お陰様で足を運んでくれるお客さんへ色んな縁を繋ぐことができてるよ。
――わぁ、ほんとに? また遊びに来てくれるなら、これほど嬉しいことはないな! 今度来てくれた時の為にも、色んなものを仕入れておくよ!
(また、の言葉にぱっと顔中に喜色を浮かべ。再び店内を巡る姿に微笑みひとつ)
(繰り返される名前に少々照れくさそうに頬をかき。大当たりと聞けば、こちらも嬉しそうにして)

へぇ、ギフトで! それはなかなか……いや、すごく楽しい感じがする!
(突如授かるなにがしかの不思議な力だという程度にしか認識していない「ギフト」だが、客人の言うギフトの力ははじめて耳にするものだった。興味深げにまじまじと少年を見つつ)
(それならこれもぴったりかも、なんて言葉をはさみ、片手に収まるそれをそのままに秘密ごとを話すようなトーンで)
これはねぇ、元はひとの体の一部だったものなんだ。
私が元いた世界には私みたいな種族が色々いて、こういう金属が表出する種族もいたんだよね!
――で、これはその種族のひとの一角! 勇敢で、優しく明朗なひとの煌めきだよ。
(面白いでしょ、と視線の注がれるそれを閃かせるように客人の手元へ差し出してみる。手の平程度の見た目からすると、少々重みがあるかもしれない)
…空を模した形を海からの拾いもので作るの、楽しい。
えっ、………ほ、本当?
(卸したいの言葉に思わず前のめりに問い返したけれど、いけない、と自制の心を発揮して首を振った。わざとらしい咳払いをして、深呼吸もして)
…もし、……えっと、ご入用なら。声を掛けてくれれば…。
……ひきこもり亭、というところに、私、いるから…。
(しどろもどろに売り込みにも満たない言葉を落として、一歩、二歩と後ずさり。ぎゅっと買ったばかりの包みを抱きしめて扉の間近まで)

……こ、今度、…今度は、…きらきらの、材料を買いに来る…かも……。
…お邪魔しましたっ……!
(ベルを鳴らして外へ飛び出して。どうしてもっとうまく伝えられないのかと打ちひしがれつつも、帰り道で広げて纏ったケープはとても――骨身に染みるほど、暖かかった)
ふたつの全然違う場所でそういうものが作れるのは、果てでは空と海が溶け合ってるからかもね。
(咳払いに深呼吸。返ってきたのは冷静な言葉だったが、それらの直前に前傾した姿勢もバッチリ目の当たりにしている。色よい返事と思っていいのかもしれない)
おや、結構前向きに検討してもらえそう? 嬉しいなぁ、うちには私がいいなと思ったものしか置かないって決めてるから、こんなかたちで綺麗なものを見つけられるなんてとってもついてる!
(ひきこもり亭。これまでの口ぶりからなにか商いをやっているのだろうし、お店なのかな、なんて考えていると――)

あ、
(雑多な店内。後ずさる様に思わず後ろ、気をつけてと声を掛けようとするが。客人はいくつかの言葉を残し、店を後にした)
(去り際に残した言葉からすると、次は材料や資材を探しに来るのだろうか。キラキラしたなにかが、彼女の手によって更に煌めくなにかになるのは、なんだかとても素敵に思えた)
(ゆっくりと扉を開け、控えめに氷のベルが鳴る)

こんにちは、お邪魔しまーす……わあぁぁ、素敵な物がたっくさん!
……あ、あのっ!置いてある物とか、いろいろ見てもいいですか?
(感動を隠せない様子で、目をキラキラと輝かせる。
 誰がお店の人か分からない為、店内にいる人全員の様子を伺いながら尋ねる)
(まじまじの視線を受ければ、キリリと姿勢を正して。顔のあたりは生まれつきのままで、ツノや手足の装備など、様々な金属パーツは後から付け足したのだと楽しそうに語り)
(秘密はなしの様子に合わせるようにコソコソ丁寧な口調になって、店主の言葉を頷きながら聞いている)

ご店主のもともと住んでらした世界の、金属の表出する、種族。
すごいや、もともとはどなたかのお身体の一部だったのですネ!

(お話にも、掌に乗せていただいた厚みときらめきにも。素晴らしいものを見聞きした時のようにほわほわと暖かいものをみる顔をしており)
(すこしソワソワとしながら尋ねるようにご店主の顔を見た)

ご店主、とっても素敵です。出来れば連れて帰りたいほどです。
でも、でも。こちらはどなたかのお身体の一部ということは、大切なものなのでは、ないですか?

(ドアベルの音にはハッと視線を向けながら)
(お帰りのかたとお見えのかたへ、それぞれ丁寧に礼をした)
(ゆっくりと開く扉。気持ち静かに鳴るベルを耳に留めて目をやれば、ふんわりと発光しているようにも見える少女。店内を見回す夕日色のキラキラ輝く瞳に嬉しくなって、新たな来客をこちらも元気に出迎える)
はあい、いらっしゃいませ!
(さ迷う目線に、恐らく店主の検討が付かないのだろうと踏んで。私私ー、とおどけた声で視線を止めるために挙手をしつつ、ニコニコと笑って)
勿論勿論! お客さんも通りすがりさんも歓迎してるよ!
ふっふっふ、素敵でしょうそうでしょう。ここには私の気に入ったものしか置いてないからね。あなたの探すなにかもきっと見つかると思うよ!
(姿勢を正す様に思わず笑み。いけないいけないとこちらも表情を引き締める。少年を形作るそれらの説明はなにせ興味深かったから、耳を傾けつつ、感嘆の息と煌めく瞳を返して)
(こそこそ丁寧な声。楽しそうにふふ、と微笑み)
すごいでしょ! 私達にとっては普通の事だけど、こっちの世界の人には気に入って貰えるんじゃないかなって思ったんだ。

(大切なものか、という問いに、うーんと顎に指を当て暫し考えるように)
そうだね、大切かと言われれば、ここに置いているものは私にとって全部全部大切なもの!
――でも、それを求める人がいるなら、私はそこに縁を繋ぎたいって思うんだよね!
(柔らかな視線でそれを見やる少年の片手に乗せられた煌めきは、そこにしっくりと収まっているように見え。こちらも嬉しくあたたかな気持ちになったりして)
あなたがこの子を素敵だって、連れて帰りたいって言ってくれた事。ほーんと、これ以上に嬉しい事ってないんだよ!
(リュカシスさんの丁寧なお礼に、こちらも丁寧に礼を返す。
 不思議で綺麗な角に少し見とれるも、あまり見ては失礼かな?と慌てて視線を逸らす)

(元気な声と手を挙げる仕草に気付き、歓迎の様子に満面の笑みで元気に返事をする)
はいっ!ありがとうございます!
お姉さんのお気に入りでいっぱいのお店なのですね?
道理で、素敵な物ばかりが並んでいるワケですっ。

わたしの探すもの……そうですね……。
(少し思案し、あっと小さく声を漏らす)
寝る時に、枕元をほんのりと照らしてくれるような物があれば、と思うのですが……
小さくて綺麗な、そういった物は置いてますでしょうか?

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