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水繭屋
(少女にも嬉しい言葉を掛けられ、照れくさそうにフードを被ったままの頭を掻いた)
ありがと、ございます。
嬉しそうな顔…そっかな、機嫌良いと良いんだけど。
今日はお客さんが多くて喜んでるのかもしれない。
ここにいるのは、ひとと関わることが好きなやつが殆どだし。
(そこまで話して、あれっと首を傾げた)
(二人の言葉を反芻して……)
あ、そいつら売り物じゃないんで。
うち石屋じゃないっすよ。
(しれっとそう言うと改めて店内を見渡した)
そっかあ、やっぱ石屋に見えるかな。
ありがと、ございます。
嬉しそうな顔…そっかな、機嫌良いと良いんだけど。
今日はお客さんが多くて喜んでるのかもしれない。
ここにいるのは、ひとと関わることが好きなやつが殆どだし。
(そこまで話して、あれっと首を傾げた)
(二人の言葉を反芻して……)
あ、そいつら売り物じゃないんで。
うち石屋じゃないっすよ。
(しれっとそう言うと改めて店内を見渡した)
そっかあ、やっぱ石屋に見えるかな。
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秋の風が店先の灯火石を微かに揺らす。
店主の青年は店の奥で何やら整理の真っ最中。
店を開けた、とは言え何かと材料仕入れの多いものを扱っている。
それに加えて店主の収集物、店に自生しているかのように並ぶ様々な石。
どこかひんやりとして、少し湿り気を感じる店内で石たちは生き生きとして見える。
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