ギルドスレッド
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海色の箱庭
「あ、返事してくれた!」
無警戒を通り越して、寧ろ馴れ馴れしい程に明るい女の声。
おーい、なんて一言もオマケに付けて。白々とした月の光の中、ぼんやりしたシルエットが大きく手を振れば、きらり、と。薄い光の中にいくつかの淡い色が浮かんでは消える。
軽い音と共に砂を踏み、振り返った影の形へと足音は一直線に。
物理的に距離を縮めたからか、薄闇に目が慣れたからなのか。真っ先に捉えたのは、こちらをじっと眺める瞳の煌めき。
「こんばんは。いい夜だね」
微笑むように目を細め、更に声を重ねて。
無警戒を通り越して、寧ろ馴れ馴れしい程に明るい女の声。
おーい、なんて一言もオマケに付けて。白々とした月の光の中、ぼんやりしたシルエットが大きく手を振れば、きらり、と。薄い光の中にいくつかの淡い色が浮かんでは消える。
軽い音と共に砂を踏み、振り返った影の形へと足音は一直線に。
物理的に距離を縮めたからか、薄闇に目が慣れたからなのか。真っ先に捉えたのは、こちらをじっと眺める瞳の煌めき。
「こんばんは。いい夜だね」
微笑むように目を細め、更に声を重ねて。
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静かに、只静かに、其処はいつもと変わらぬ様に夜に抱かれて波音のハーモニーを響かせる。
『 ―――、― 』
幾重もの星が瞬いた夜空の下、波音のハーモニーに混じって聴こえてきた歌声は静かな夜を邪魔するでもなく、漂うそよ風の様にささやかな子守唄となって浜辺に流れていく。
低い岩に座り、夜空を見上げながら歌うのは海棲の者の尾を携えた少年だった。
少年は歌う。祈りの唄を。
『 星抱き 満ちる夜よ
隠しておくれ 僕の願いを 』
ぱしゃり。尾が叩く海面が小さな飛沫をあげた。
≫≫≫
●1:1RP
●お一人様受け入れ。どなたでも。
●返信速度はマイペースに
●頃合を見て〆ます。
●誰も来なかった場合はそのまま一人で進んでいきます。