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海色の箱庭
「隠しておくれ…僕の、願いを」
小さく繰り返された詩。見上げていた視線は不意に降ろされ、その先で自身の尾を捉える。
手の平でそっと撫でた腰から下のその皮膚は地に降り立ったことのない海に生きる者の象徴。
雫を帯びて月明りを照らす。
伏せられた瞼が、その白藍の瞳を覆い隠してしまう。
小さく繰り返された詩。見上げていた視線は不意に降ろされ、その先で自身の尾を捉える。
手の平でそっと撫でた腰から下のその皮膚は地に降り立ったことのない海に生きる者の象徴。
雫を帯びて月明りを照らす。
伏せられた瞼が、その白藍の瞳を覆い隠してしまう。
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静かに、只静かに、其処はいつもと変わらぬ様に夜に抱かれて波音のハーモニーを響かせる。
『 ―――、― 』
幾重もの星が瞬いた夜空の下、波音のハーモニーに混じって聴こえてきた歌声は静かな夜を邪魔するでもなく、漂うそよ風の様にささやかな子守唄となって浜辺に流れていく。
低い岩に座り、夜空を見上げながら歌うのは海棲の者の尾を携えた少年だった。
少年は歌う。祈りの唄を。
『 星抱き 満ちる夜よ
隠しておくれ 僕の願いを 』
ぱしゃり。尾が叩く海面が小さな飛沫をあげた。
≫≫≫
●1:1RP
●お一人様受け入れ。どなたでも。
●返信速度はマイペースに
●頃合を見て〆ます。
●誰も来なかった場合はそのまま一人で進んでいきます。