ギルドスレッド スレッドの一部のみを抽出して表示しています。 月夜二吼エル 瑠璃色馨るは黎明の穹 【祝呪反魂】 ヨハンナ=ベルンシュタイン (p3p000394) [2019-09-04 22:18:10] 甘く芳醇な香りは恋の花とも呼ばれてるな、木立瑠璃草は。黎明に馨る彼の馨りに誘われたのは果たして彼女か俺か?ま、考えるのは無粋だろう。今はこの空に祝杯を。(鼻腔を擽るのはまるで誘惑する様な甘い馨り。色とりどりの瓶が所狭しと並ぶ棚はちょっとしたガラクタ箱の様相を示す。そんな中、館の主の青白い指先が弄ぶのは小さな精油瓶。可憐な匂ひ紫の花を凝縮した雫石、そして赤ワインが注がれたグラスを執務机に置いたままーー夜色の影は席を立ち、彼女を廃墟に迎え入れるだろう。絹糸の如き髪は時に御酒の鮮やかさを纏い、その美貌は月魔女の名に相応しい妖艶さを誇る。)めでたい事に新入りサン二人目だ。彼女はアーリア・スピリッツ。天義のアレソレでは俺らと同じ戦場だったからなァ、知ってる奴も多いンじゃないか?ようこそ、化け物達の巣窟へ。楽しむのも恐れ戦くもお前次第だ。屋敷の主として歓迎しよう。ま、改めて宜しく頼むぜ。 →詳細検索 キーワード キャラクターID 検索する キャラクターを選択してください。 « first ‹ prev 1 next › last » 戻る
黎明に馨る彼の馨りに誘われたのは果たして彼女か俺か?ま、考えるのは無粋だろう。今はこの空に祝杯を。
(鼻腔を擽るのはまるで誘惑する様な甘い馨り。色とりどりの瓶が所狭しと並ぶ棚はちょっとしたガラクタ箱の様相を示す。
そんな中、館の主の青白い指先が弄ぶのは小さな精油瓶。可憐な匂ひ紫の花を凝縮した雫石、そして赤ワインが注がれたグラスを執務机に置いたままーー夜色の影は席を立ち、彼女を廃墟に迎え入れるだろう。絹糸の如き髪は時に御酒の鮮やかさを纏い、その美貌は月魔女の名に相応しい妖艶さを誇る。)
めでたい事に新入りサン二人目だ。
彼女はアーリア・スピリッツ。天義のアレソレでは俺らと同じ戦場だったからなァ、知ってる奴も多いンじゃないか?
ようこそ、化け物達の巣窟へ。楽しむのも恐れ戦くもお前次第だ。屋敷の主として歓迎しよう。
ま、改めて宜しく頼むぜ。