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ギルドスレッド

月夜二吼エル

【RP】霞初月に舞うは銀雪

此はーーまるで銀花の如く粉雪が舞う夜の一幕。

凍てつく風は剥き出しの皮膚を刺すようで、今宵ばかりは痛い程の静寂が夜を支配するだろう。

森も半ば、廃墟同然の屋敷への帰り路を急ぐも…足は積もり積もった雪にずぶずぶと半ばまで埋もれ。女は舌打ちを一つ。
ブーツに包まれた足の指先の感覚は無い。

「糞…蝙蝠に化けられたら、こんな苦労しねぇのに!」

蝙蝠ーー否、狼の強靭な四肢でもこの程度の雪に足を取られる事は無いだろう。
残念な事に、混沌世界の法則は己の力を大幅に削いだ。ヒトらしい苦労を久方振りに味わっているとも言えるのだが。
銀糸にうっすらと雪を積もらせた吸血鬼は眉間の皺を深めていく。不便極まり無い、とその表情はありありと語るだろう。


(/シオン様とレイチェルのRPスレです。リアルタイム形式。宜しくお願いします!)

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…さみぃ。(冬仕様の外套を纏ってはいるが寒さは身に凍みる。ざっくざっくと雪を踏み分け進むもついつい愚痴は零れて。)
ん…ふぁあ…(少し先の木の上で欠伸をする)
……よく、こんな寒い所で寝てられるなァ。(ピクリと尖り気味の耳を動かし、僅かな声を拾い上げる。木の方へ何とか歩みを進めれば遠慮無く靴の底で太い幹を蹴るだろう。ちょっとした悪戯だ。)
…っと…随分なご挨拶だね…(さほど気にせずふわりと木から飛び下りレイチェルの前に降り立つ)
…何時ものお返しだ。人の棺“ねどこ”に悪戯ばっかしてるだろ?(安眠妨害だ、と口角をにぃと吊り上げて。己より小柄な彼を見下ろすだろう。)
えー…あれは悪戯じゃないよ…
俺なりのリフォームだよ…?(悪びれた様子もなく微笑み、上目遣いでレイチェルを見る)
どこをどう見たらリフォームだ!!『吸血鬼冷凍中』とか…冷やし中華始めましたとか冷やし観覧車始めましたとかのノリと一緒じゃねぇか!!(柩に貼られた張り紙の内容を思い出しーあれは確か凍える寒さの夜だったー吸血鬼は地団駄を踏まんかの勢いで吠える。軈てがっくりと肩を落とし。)
リフォームならもっと高級感溢れる感じにだなァ…。
冷やし観覧車…
まあまあ…笑顔が一番だよ…ほらピースピース…(頭を左右に揺らしつつピース)
今度は金色に塗るね…
…お前を血祭りに上げたら笑顔になれそうだなァ。おい。(この吸血鬼にしては珍しく華のある笑顔を浮かべるも。よくよく見れば目が笑っていない。更に良く見ると米神に青筋が浮かんでいるだろう。)
ふははは…見よ、このゴールデン・サルコファグス(死地へ誘う黄金の揺りかご)号を!!誰 得 だ !!普通にシックなのが好みなんだが!
血祭り…レーチェルにはトマト祭りの方が良いと思うよ…(青筋も気にせず)
えー…金色でキラキラとかいいと思うのに…(カラスの感想)
まぁ、トマトは好きだぜ。あの口内に広がる爽やかな酸味…血液とはまた違った味わいがたまらん。が、一番好きなのは生き血だ。(片目を伏せ右手の人差し指を立て。)
……そうか、烏は光り物が好きだもんな。
そうだろうね…レーチェルは蝙蝠だしね…(目をこすり)
光るものは好き…本能的に惹かれる…
待てや、俺は蝙蝠じゃねぇ。吸血鬼だ。元の世界じゃ…狼に化ける事もあったぜ?(蝙蝠と聞くと片眉を吊り上げ訂正する。蝙蝠の群の他にも銀狼が十八番だったのだ。)
ケケ、シオンを釣るなら光物…だなァ。
狼…レーチェルはさぞもふもふな銀狼になりそうだね…(狼と聞いて興味を持ったように言い)
釣る…俺は魚じゃないよ…
ククク、俺様が化けたら銀の毛並みになるぞ。美狼だ。…正直こっちの方がモテた。(鼻高々だったのは途中まで、後半になるとがっくりと肩を落として。)
魚じゃねぇが烏釣るのも面白そうだ。
あっ…まあ大丈夫だよ…(とりあえずフォローするような言葉をかけ)
えー…じゃあ俺は蝙蝠…じゃなかった吸血鬼を釣ろうかな…
まぁ…これが俺だ。今はヒトの姿しか取れん。(小さく肩を竦めて)
吸血鬼は簡単に釣れんぞ?好物が液体だからなァ。
ふふ…俺はこっちの姿に成れるけどね…(ふっと烏の姿に成り)
トマトで釣る…
おお、頭…髪だけ白いンだなァ。(部分的な白変種は稀だ。思わず感嘆の声を洩らし。)
残念だったなァ。トマトは好きだが、ワインや生き血には劣るっ!(高笑いを響かせながら両手を腰に。してやったり、とばかりに胸を張るも何処か残念さが漂うだろうか。)
ふふん…そーだよ…(少し自慢げに言いつつ人の姿に戻り)
ワインは美味しいよね…(残念さが漂う姿を見つつ)
白なら目立つし、何処でも見つけられそうだ。
……シオン、ワイン呑んで大丈夫なのか?(きっと成人はしているのだろう、だが少年と言っても良い外見に首を傾げて。)
まあ…今の時期は雪のせいで逆に見づらいと思うけどね…
大丈夫だよ……寧ろよく呑む…(笑顔で答え)
確かに胴体が埋もれちまったら真っ白だなァ。(愉快だとばかりに喉を小さく鳴らして)
んじゃ、たまには付き合えよ。一人酒はついつい呑み過ぎる。
そーだよ…飛んでたら時々雪に突っ込んでそのまま寝ちゃう事があるから…(よくある事のように言い)
ふふ…俺は強いからね…先にレーチェルが潰れちゃうよ…
……そのまま凍死しねぇか滅茶苦茶心配になったンだが。烏って冬眠しねぇよな。
酒は呑み比べじゃねぇぞ?味わいを楽しむもんだ。
ん…大丈夫だよ…いつもローレットに回収されてるから…
そーなの…酒場とかはよく呑み比べが多いけど…
……そんな事までしてるンだな、ローレット。(吸血鬼の眼差しが何処か遠くを見るものとなる。それはギルドの細やかな気配りと苦労を想っての事だろう。)
呑み比べ…ふ、甘いなァ。真の大人は量で競わねぇ。良いものが分かるか否かだ。
一応俺はローレット預かりだからね…(翼を動かし降る雪をかき混ぜるように)
良いもの…甘いとか辛いはわかる……
まぁ、のたれ死ぬ心配が無いなら良いんじゃないか?…雪も強くなって来たなァ。(見上げる空に柔らかな月明かりは無く。曇天からは細かい雪が降り頻る。)
甘い辛いが分かりゃ十分だ。俺も本当に安酒とそうじゃないのが分かる位さ。
だね…結構寒い…(白い息を吐き)
じゃあ今度一緒に飲もう…
…たく、これでも着てろ。
(小さく溜め息を洩らしつつも纏っていた外套を脱いで。己より小さな彼の両肩に掛けようとするだろう。)
風邪引いたら酒どころじゃねぇぞ。
(取り敢えず街より近い屋敷へ行くぞ、と雪をかき分ける様に前進する。)
ん…(掛けられぎゅっと持ち)
そーだね…早く行こ…(ついていく)
よし、ちゃんと着たな。(紋様が白い肌に浮かぶ右手を持ち上げては、にぃと口角を吊り上げて。頭にぽんと乗せられようとする手を受け入れるも拒むも彼次第だ。)
一部屋位は空いてる。野宿よりはマシ程度だがなァ。(暫く雪道を進むとーー不気味なおんぼろ屋敷が見えてくるだろう。)
着たよ…(手を乗せられても気にしていない)
そう…じゃあ借りる…
これで貸し1……冗談だ。

俺以外にも同居人が居るが…まぁ、悪い奴はいねぇ。俺が言うのもアレだがなァ。
ーーようこそ、化け物屋敷へ。おんぼろだが一晩位はご愛嬌ってな。(屋敷の扉を開けば当然の如くぎぃと軋んだ音が響く。だが、室内は様々な魔道具で快適な環境が調えられて。吸血鬼は空き部屋の一つへ彼を案内するだろう。)
冗談…

ふふ…ありがとー…おやすみ…(空き部屋に入るとすぐにベッドに潜る)
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(/お相手有り難う御座いました!楽しかったです!)

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