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月夜二吼エル
いやはや、お招き頂き感謝である。
(浮かべるは含みが有る微笑み。それこそが彼の処世術――他者に気取られず、静かに『知識』を貰い受ける、その象徴)
――新たなる知識こそが、この世に於ける最大の娯楽。
娯楽を求めるのが悪なのであれば、私は喜んで、自らを悪と称そう。
――故に私にとってこの世に悪は無く、されとて善もなし。
ただ『面白いか、否か』があるだけであるのでな。
――私が喰われた方が私にとって面白いのであればそれもまた一興。私はその者の腹中にて、更なる『知識』を探索するとしよう。
まぁ、兎も角…よろしくお願いしよう。
(浮かべるは含みが有る微笑み。それこそが彼の処世術――他者に気取られず、静かに『知識』を貰い受ける、その象徴)
――新たなる知識こそが、この世に於ける最大の娯楽。
娯楽を求めるのが悪なのであれば、私は喜んで、自らを悪と称そう。
――故に私にとってこの世に悪は無く、されとて善もなし。
ただ『面白いか、否か』があるだけであるのでな。
――私が喰われた方が私にとって面白いのであればそれもまた一興。私はその者の腹中にて、更なる『知識』を探索するとしよう。
まぁ、兎も角…よろしくお願いしよう。
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(暖炉の傍ら、安楽椅子に腰掛けては書物の頁を捲る。静寂の中、延々と青白い指が規則正しく頁を巡り続ける音だけが部屋に響くだろう。金銀妖瞳が真っ直ぐに視線を上げて。)
新しい入居者だ。名前はシグ・ローデッド…研究者、だな?魔剣となり果てても、知識を貪欲に求める者。
クク…シグは化け物の巣窟へようこそ。肉体的な化け物から中身が化け物、善人の皮を被った人でなしまで俺達は歓迎しよう。
嗚呼ーー人でなしは喰われても知らねぇけど。(にぃと三日月を描くように両の口角を吊り上げて)
なーんて、な。ま、好きに寛げば良いさ。