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月夜二吼エル
行っても何を願うでもなく……去年は、何事もなくこうしてお参りに来させて貰いました。今年も無事に過ごせますようにて、お決まりやけど。
それでも、誰かと一緒にお参り出来る言うんは、それだけで幸せな事やね。
(離れた指。ひんやりしていて、それがとても心地よかった。どうか、この約束が最後まで守られますように。危ないお仕事に行く事が多いから、と……口には出さないけれど)
……テアドールさんの事をそんなふうにしてしもたのも、その人。
似ているからって、そうね……たとえ血縁であっても、その人はその人。決して、自分に重ねてしもたらあかんよ?
やっぱり、嫌な事……思い出させてしもたね。ごめんなさい。
(そんな事ない、首を横に振る。誰でも嫌な記憶を無理やり引き出す時は、そうなるものよ、と)
人だけ黒でも、そう言うて貰えるなら嬉しいわ、おおきに。
このおぐしは切ったことないの、大事に大事に。そやね……これは、うちの宝物。
……嗜好品?不味く感じる事はあらへんのかしら。
ヨハンナちゃん?(一瞬、止まったように見えた彼女。本当に何も知らない無垢な姉は、それならと自分を差し出す事も厭わず。別にそれが苦痛を伴うものだとしても良かったのだ)
悪い生き物、ヨハンナちゃんが?……ふふっ。どこからどう見たら、悪い子なんやろ。
ほんまに必要な時は、言うんよ。いつでも、その覚悟は出来とるから。
柚子の皮は、汚れを落としてくれるものが含まれとって、少しピリピリするけど、綺麗になれるんよ。
香りもええし、ええお仕事してくれるし、疲れも取れるしでおすすめよ。
はい、そうしましょ。
どっちが大きいお魚釣りあげるんか勝負しましょ、んふふっ。
それでも、誰かと一緒にお参り出来る言うんは、それだけで幸せな事やね。
(離れた指。ひんやりしていて、それがとても心地よかった。どうか、この約束が最後まで守られますように。危ないお仕事に行く事が多いから、と……口には出さないけれど)
……テアドールさんの事をそんなふうにしてしもたのも、その人。
似ているからって、そうね……たとえ血縁であっても、その人はその人。決して、自分に重ねてしもたらあかんよ?
やっぱり、嫌な事……思い出させてしもたね。ごめんなさい。
(そんな事ない、首を横に振る。誰でも嫌な記憶を無理やり引き出す時は、そうなるものよ、と)
人だけ黒でも、そう言うて貰えるなら嬉しいわ、おおきに。
このおぐしは切ったことないの、大事に大事に。そやね……これは、うちの宝物。
……嗜好品?不味く感じる事はあらへんのかしら。
ヨハンナちゃん?(一瞬、止まったように見えた彼女。本当に何も知らない無垢な姉は、それならと自分を差し出す事も厭わず。別にそれが苦痛を伴うものだとしても良かったのだ)
悪い生き物、ヨハンナちゃんが?……ふふっ。どこからどう見たら、悪い子なんやろ。
ほんまに必要な時は、言うんよ。いつでも、その覚悟は出来とるから。
柚子の皮は、汚れを落としてくれるものが含まれとって、少しピリピリするけど、綺麗になれるんよ。
香りもええし、ええお仕事してくれるし、疲れも取れるしでおすすめよ。
はい、そうしましょ。
どっちが大きいお魚釣りあげるんか勝負しましょ、んふふっ。
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小さく可憐な青い花が群生し、まるで見渡す限りの青の絨毯の様に…遥か彼方まで広がっている。
青く澄んだ空の青と、瑠璃唐草の花の青。そして、遥か遠くに覗く水平線の青。三種の青が複雑に絡み合い独特のコントラストを生むだろう。
そんな美しい光景の中、品ある黒髪の女性を「早く、早く」と先導するのは…銀髪に金銀妖瞳の吸血鬼だ。
吸血鬼は日差し避けで目深に外套のフードを被り、ずんずんと先へと歩みを進めていく。いつもの様な気配を圧し殺した歩みでは無く、その靴音は何処か軽やかで楽しげでもある。
「中々、この花が群生してる場所はなくてな。漸く見付かったンだ。」
「…どうしても、姉上にこの光景を見せたかった。」
青い絨毯の真ん中まで辿り着いた女は、くるりと『姉』と慕う女性の方を振り返り。
吹き抜けた風が外套のフードを退けて、現れた銀糸の髪がふわりと風に踊るだろう──
(/蜻蛉様とレイチェルのRPスレです。置きレス形式。期間は話のキリの良い所まで。宜しくお願いしますー!)