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月夜二吼エル

瞬く、星屑、スターライト

星の輝きってのは過去の残像みたいなモノだ。100億年って途方も無いよなァ。
夜空に輝く星ってのは細かい宝石みたい。

はい、新入りさん1名ご案内!
えー、最近こっちで召喚されたスーパーな女ことR.A.G.L.A.ちゃんだそうです!神隠しで豊穣に居た所を召喚って逆召喚みたいだな!ミステリアス女子代表。
えー、恐らく依頼同席した事がある奴も居るし、顔知ってるのも居るかもな?
(ぱらっとお手紙を広げ読み上げてから、ひょいひょいと手招きして談話室に招き入れようと。)

ようこそ、化け物達の巣窟へ。楽しむのも恐れ戦くもお前次第だ。屋敷の主として歓迎しよう。
ま、改めて宜しく頼むぜ。



………あ。
素敵に不法侵入してくれたからな!窓枠とかの修理は夜露死苦★
(吸血鬼はにこーと人の良い笑顔を浮かべ、親指で己の執務室がある方向を差し。
時を遡る事、数刻前──ミステリアスな彼女は鮮やかな手腕でこの古城の様な廃墟に不法侵入して見せたのだ。この建物は『廃墟』である。窓枠も当然脆い。羽根の様に軽い女性の体重でもボロッと逝く位には外壁も残念だったのだ。
きっと、彼女が不法侵入してもしなくても何れ壊れた。そんな真実をそっと黙っている位に吸血鬼は意地が悪い。単にからかうのが好きなのだ。
但し、歓迎すると云う言葉に嘘偽りは無く。談話室には暖炉に暖かな火が灯り、焼き菓子やジュースの類いが準備されてるだろう。)

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