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月夜二吼エル

【000号室】レイチェル=ヨハンナ=ベルンシュタイン

レイチェルの部屋。

廃墟と化した館の主の部屋であるが、他の個室や客室と変わらぬ間取り。
ボロボロだった所を辛うじて住める状態まで修理した故に…歩く度に木目の床が軋む。
部屋は散らかり放題、積み上げられた本の山は今にも崩れそうな状態だ。厚手のカーテンは昼夜問わずにぴっちりと閉めきられている。

(呟き所)

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面倒臭がってもやらなければいけない事は発生する物だ。
――ならば頻度を上げるのが吉、とは思わんかね?
(籠を両肩に担ぎあげ)

――本来は最早不在になってもおかしくなかったのだがな。
…寧ろ今の状態こそが、奇跡の一種であると私は考えているさ。
孤独こそが学者の宿命だと思っていたが、こうして仲間も、出来た事だしな?
(背中を向けたままで。白衣が、扉を開けた事による風に僅かに靡いて)

別に体術で戦闘しろとは言わん。だが最低限の反応、回避の類は、あって然るべきではないかね?

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