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月夜二吼エル
【4/26】
…流石に広がって来たか。
(倦怠感に包まれた身体で自室まで戻れば、姿見の前に立ち。雑な仕草でシャツの釦を幾つかはずせば──胸元を浸食する痣が露になる。廃滅病に犯された何よりもの証拠だ。白い肌に広がる痣を忌々しいとばかりに睨んだ女は、痣が広がる皮膚に爪を立てる。)
俺は抗う。…だから、大人しくしてるンだなァ。
(痣が広がる身体には痛みが走る、故に女の息は荒く。ゆっくりと下ろされた右手の爪には赤が滲み。よろよろと死臭を誤魔化す為の湯浴みに向かうだろう。
相も変わらず、愛用の懐中時計は刻を刻み続ける──)
…流石に広がって来たか。
(倦怠感に包まれた身体で自室まで戻れば、姿見の前に立ち。雑な仕草でシャツの釦を幾つかはずせば──胸元を浸食する痣が露になる。廃滅病に犯された何よりもの証拠だ。白い肌に広がる痣を忌々しいとばかりに睨んだ女は、痣が広がる皮膚に爪を立てる。)
俺は抗う。…だから、大人しくしてるンだなァ。
(痣が広がる身体には痛みが走る、故に女の息は荒く。ゆっくりと下ろされた右手の爪には赤が滲み。よろよろと死臭を誤魔化す為の湯浴みに向かうだろう。
相も変わらず、愛用の懐中時計は刻を刻み続ける──)
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廃墟と化した館の主の部屋であるが、他の個室や客室と変わらぬ間取り。
ボロボロだった所を辛うじて住める状態まで修理した故に…歩く度に木目の床が軋む。
部屋は散らかり放題、積み上げられた本の山は今にも崩れそうな状態だ。厚手のカーテンは昼夜問わずにぴっちりと閉めきられている。
(呟き所)