PandoraPartyProject

ギルドスレッド

Dining Bar 黄鮫亭

壁側8番テーブル

店の隅、他のテーブルよりも幾分豪華な作りのテーブルと椅子が鎮座する『8番テーブル』

そこは店主、関係者などが交渉や面談などを行うために用意された特別なテーブル。

いつでも使って構わないが、ご利用は計画的に?

■ロールプレイ用スレッドです。
■黄鮫亭関係者らと業者などの交渉、話し合いなどのロールプレイ用にどうぞ

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センセーはリサイクル業者かよ。
まぁいいや。俺としてもあの人が真面目にやってくれるなら異論はない。

あいよ、甘め?辛め?(ジンジャーエールの話である。ジンジャーシロップを手作りしているらしく、冷蔵装置からふたつ瓶を取り出した。)

(なんて話していると待ち人が来たようで)
値段は変わらんが店主の愛想が悪い。……なんつってな。いらっしゃい。
あんたが晴明の知り合いか?奥へどーぞ。
うまく先生もアイツもリサイクルされたらリチャードも文句ないだろー?

いいこだわりだな。リチャードの飴みたいに、甘ったるいやつを頼むよ。(これは期待できそうだと口元が緩む)
嗚呼よかった。間違っちまってたらどうしようかと思ってねぇ〜。俺人見知りだから。……うん?店主さんとも仲がいいのかい。

(やや猫背気味の長駆の男だ。前髪の隙間から片目だけ覗く淡いパープルの瞳がリチャードを捉える。
緩みっぱなしの口元がチェシャー猫のように弧を描いた)

自己紹介は必要かね。俺は御幣島 十三(みてじま・じゅうぞう)そこのイタリア人ぽいにーちゃんのトモダチさ。‥‥‥って、原種には通じねーかイタリア人。
へいへい、了解了解。
(いくらか色の濃い方のビンをあける。レードルで中のシロップを掬い上げれば、よりショウガの香りが感じられるだろう。)

十三な、俺は……あー、(少し考え)まぁ、店主もしくは“リチャード”とでも呼んでくれ。よろしくどーぞ。

わざわざご足労かけた詫びとして一杯目はサービスしとくよ。なにがいい?
(カウンターの向こう側から自己紹介をしたあと、)
あー、なんとなくわかるが……こいつがナンパしてるトコなんて見たことないな。
(崩れないバベルの効果が効きにくい事に定評のある男。イタリア人をナンパ人種と認識)
それじゃあよろしく店主サン。
本当かい?嬉しいねぇ、早速お店のファンになっちまいそうだよ〜、それと店主サンにも、ね。
(ナンパな奴はこっちの方だった。ややズレたリチャードの返答も、イタリア人の性質がまさにそれなので訝しむ様子はない)

意識してナンパしなくても朝長サンはフェミニスト気取ってるからぁ。勘違いさせた子は結構いるんじゃあナイの?
こぉら十三。リチャードに変なこと吹き込むなよ。尻狙っても無駄だぞ、そいつは俺のハニーなんだから。
(十三の耳を掴んで引っ張ろうと手を伸ばす。まったく……っ溜息をついた)
で、例の話を忘れてる訳じゃねぇだろう?
この間までやってた賭け、お前の総取りだったからな。今回は勝つために色々用意させて貰った。受けてくれるだろ。
そりゃどうも。ご贔屓にしてくれると有り難いね。
(十三のナンパに似た言葉は鈍感な店主には効かないようだった。)

(晴明のリクエスト、甘めのシャンディーガフをテーブルに置き)
おう、早速本題か?少し離れてた方がいい?
……あー、まぁ検討させて貰いますよ。(ガード固っ!と早々に諦めた。朝長にジト目を向け)
お前さんが身を固めるって言った時は混沌の滅びを見た気分になったけど、この付け入る気もないカンジ……アッツアツだねぇ。

それで、やけど寸前マッハでフラれた俺が賭けに乗るとでも思うかい?のってやるメリットないでしょーよ。
いいや、お前は賭けにのるね、十三。
お前まえから土地欲しかっただろ。海洋に色々あって、できちまったんだよね。しかも蜜柑畑つきだ!
(懐からキャラハン家の土地の権利書を取り出しチラつかせる)

いいやリチャード、居て貰うぜ。なにせ十三の賭けをする相手はリチャードなんだから。
すっげぇ言われようだな、晴明。
(自分が居ないときの相手の様子が手に取るようにわかった気がした。)

……は?俺?
(思わずとぼけた返事になる。あぁ、なるほど『そういうこと』か。)
いいけど賭けなんてそんなにやったことねぇぞ? そんときもボロ負けだったし
(嘘を信じさせるにはそこにほんの少しの本当を混ぜればいい、と聞いたことがある。はてさて、初対面のこの男にこれが通じるやら?)
一応保身のために言っとくが、ナンパはしてない。
バーで飲んでるとレディ達が向かいに座って足を絡めてくるだけさ。
リチャードに出会ってからは丁重にお断りしているが。

……そうは言っても、俺よかマシだったろ。俺よか。
(リチャードの発言に調子よく話を合わせていく。シャンディガフに口をつけ)
(権利書を目の前にして、ガタッと席から立ち上がりかける)そういやお前さん向こうの出身だったよな。いいぜ、その賭けのってやるよ。

(リチャードと朝長のやり取りに、これなら勝てそうだと踏んでしまう。にやりと口元がつり上がった)
ただし賭けの方法は俺から提示するぜ。ポーカーだ。
(と未開封のトランプの箱をテーブルに置いた)
わぁーってるよ。
これでノってたとか聞いた日にゃ寝込むぞ俺は。
(いいながら自分用に缶ビールと軽いつまみを持ってきて口をつける。)
マシったってな、負けは負けだろ 。それにちょっとトラウマなんだぞ

ぅ……ポーカーか……。ちなみにそのトランプに細工なんかしてないよな?
俺たちは運命共同体だろリチャード。寝込んだら開放してやるさ。
代わりに破産したら一緒に負債返済な。
(つまみを一緒につついてから、取り出されたトランプの箱を手に取る。軽くチェックをして)

賭場仲間の中でのルールなんだ。賭けを持ちかけたら、相手が用意した道具を使う。なるべく平等にするためさ。
……とりあえず、未開封だし魔術の気配もない。これを使おうか。
(箱を開封し、予備の白紙カードを抜く。手慣れた様子でカードを混ぜ、ショットガンシャッフルで見せ場までつくったり)
っと。俺もビール貰えねぇかね。(つまみもチョーダイと愛想よく笑みを浮かべた。
手慣れた朝長のシャッフルに、コンコンと人差し指でテーブルを叩く。ニヤニヤした口元のまま)
こらこら、朝長クーン。キングだけ爪でマーキングするの禁止ね。
(と鋭くイカサマの指摘を入れた。新しいトランプの束を出してくる)
いつもまぁこんな感じだよ、酒場でやる時は。今度店主サンも入るかい?
わぁ。熱烈な誘いかと思ったら別な意味で熱烈な誘いだったわー。
……お前がロマンチック担当とかマジかよ。
(いつぞやかの話を引き合いに出しながら注文を受けて)
あいよ。少々お待ちをー
(などと軽く受けて再び席を立つ。)

……晴明がイカサマしたところで俺がそのズルを知らなきゃ意味ないんじゃ?
(ポツリ、呟いた。)
あー、俺は誠実でありたいからいいわ。
(誘いには『遠慮しておく』と手をヒラヒラ)
(ギフトの甘ったるいバニラの香りを漂わせながら、妖艶な笑みで誘うようにリチャードへ微笑みかける)
どうにもならなくなったら何も考えられなくなるくらい堕としてやるよ。……愛してるぜハニー?

(トランプの箱を開け直すと、ちゃっちゃと今度はしっかり切る。はいよとテーブルの準備を済ませて)
教える方法はいくらでもあるが、まぁそれはそれとして、だ。誠実なリチャードには俺からはノータッチだな。さぁカードを引きな。
どうしよう、晴明。最近お前の香りに耐性ついてきたかもしれない。
(真顔でふざける。本当はそんなことはないのだが、普通にしていては照れてしまいそうだった)

へい、おまちどーさん。
(グラスに入ったビールと鴨のローストを手に戻ってきた。それを十三の目の前置いてから山札から5枚、カードを引く)
うーわ、どっきどきだ。
おいおい、惚気なさんな……その匂いこっちまで来てソワソワしちまうでしょうよ。
(此方に匂いが来ないようにと片手でパタパタする。熱っぽくなりかけた目を逸らし、リチャードに礼を告げてから口をつけた)

そういやぁチップの枚数は?まさか全がけ前提だなんて言わねぇよな。俺は構わないけどね、っと。
(5枚引いてカードを見る。怪訝そうに眉を寄せた)
店主サンから親でドーゾ?
なっ……!まだまだ本気を出したらこんなものじゃあないぜ。(リチャードに煽られて、十三の話もろくに聞かず香りを強くする。
しかし病み上がりなのがたたって、貧血気味になりすぐに引っ込めた)くっ。本調子ならもっと誘えるのによぅ……。

(顔に出てしまうと悪いのでどちらのハンドも見ないまま、鴨のローストをつっついた)……美味っ。
おい無理するなよ病み上がり。
そんなことしなくても、な?
(宥めるように言った後、手元のカードに目をやる)
……むぅ。
(悩んだ末に三枚カードをチェンジした)
……。(「半数以上変えた。であれば最初に握れたのは精々ワンペアだ。」)
いやぁ、朝長サンはなかなかのデスカットをするよなぁ。
俺の方は2枚変えよう。……あー。まぁ、こんなもんか。一応コールで。
(ガリガリと頭を掻いて口を尖らせる。相手が降参しなければ、ため息をついて手元を公開するだろう。
だがその手札は、ちゃっかりストレートが決まっていたりする)
……無理。
(短い一言と共に困ったように目尻が下がった。結果は『よくなかった』と相手に伝わってくれるだろうか。)
そういえば賭けなのに賭けるあれそれを用意してなかったな、これ。どーすんだよディーラー?
(話題転換、現実逃避。そんな話を晴明に。)
……はい?
(思わず素っ頓狂な声が漏れた。病み上がりの身体に鞭打って、椅子にしなだれかかっていた身を起こす)
いや、だってリチャード、お前さん俺の負債をチャラにできるくらいプリマヴェーラ通りで勝ってただろ!?
(不正がナシになってもリチャードなら豪運で何とかするだろうなんて無責任な事を思っていた。話題を逸らされれば、一応合わせるように)
こっちからは俺のキャラハン家の土地だが、広大なだけに掛け金換算したらドえらい事になるが……負けたら十三はどういう風に払ってくれんのかね。
(朝長の負債をチャラにできる程の豪運と聞いて、肩をすくめる)
やっぱり、んな事だろうと思ったぜ。
確実な方法を取らずに運任せなところは朝長サンらしいけどな。
(出来上がった役をさらしながら、テーブルに肘をついて二人のやりとりを眺める)
ローレットにゴールドが上手く巡るまでは、物を賭けてやってきたが。そこまで大きな賭けになると、旅人で資産の少ない俺から出せるのは俺自身ってとこかねぇ。
(最早勝ちも同然と思い込み、ビールを飲みながら気楽な様子で提案をする)
お前さんらが勝ったら向こう一年、なんでも言う事聞いてやるよ。なんなら靴でも舐めてやろうか?
ははははは。(特にショックを受けたような調子もなく、軽く笑う。
それから晴明をちょい、ちょいと手招きして小さい声で)
なぁ、これって『負けてる』よな?
(相手に見えないように呼び止めた人物にのみカードを見せる。数字が同じカードが四枚が揃ってる)
…………あぁ。(見せてもらった手札を見ると
哀れむような表情になる。
調子に乗った十三への憐憫の表情だった)

まぁ、こっちも降りなかったからな。手札を見せてやれよリチャード。
えー……、
(軽い抗議。それでも手札を見せないことには話は進まないだろうとテーブルに手札を投げた。)
同じ数字が4枚。えーと、フォーカードっていうんだっけか。
(役の名前は知っていても役の強さを知らないオールドワンは『完全に負けている』と勘違いしている。
ばつが悪そうに缶ビールに口をつけながら、どうしたものかと思案しているようだ)
へへへ、悪いねぇ店主さん。まぁ巻き込まれちまっても負けたら朝長サンの資産が減るだけだ。それとも資産目当てで彼に近づいたのかい?
だとしたら残念だったね。

オールドワンは苦手だが、アンタほど人間に近くて器量よしなら俺のそばに置いてもーー…………は?
フォーカー…ド……!?

(あまりの衝撃にガタッと椅子から落ちる。腰を抜かした)
悪いな、十三。何度口説いてもこれは俺のものだ。
(立ち上がりリチャードの後ろへ立つと、ぎゅっと抱きしめようとする。ニヤリと悪どい笑みを浮かべた)

それと靴は舐めなくていい。代わりに今日からお前には新しい職場で働いて貰う。探してたんだろう?就職先。
いや資産目当てって。そんなにひどい人間ではないぞ、多分。
(何て言ったって『何故か金はある』のだから。)

あー……ん?えっ?勝ってたの?わぶっ
(周囲のざわめきでようやく状態を理解した。
 ポカンとしていると後ろから抱き締められた。褒められている気がして悪い気はしなかったが)
……ポーカー、勉強しよっと。
そうそう揃う役じゃないさ。とんでもねぇ豪運だね、店主サン。……それとも朝長サンの運をアンタが全部吸っちまってるのかな。
どっちにせよ……やれやれ。
(面倒な事になった。重い腰を上げて椅子に座りなおす)
探してたっちゃ探してたが、のんびり平和に過ごして暮らせる職場なんだろうな?俺やだぜ?この歳になって奴隷みたいにこき使われるのは。

イレギュラーズだかパンドラだか知らないが、突然の呼び出しに答える義理もない。トラブルなんてまっぴら御免だ。
(覇気なくそう告げると、椅子の背もたれにぐったりもたれた)
あー……、(自分が晴明の運を吸い取っていると言われれば、なるほどそうかもしれない。少し納得してしまった。)

あそこか。んー……多分今のところのんびり?してるけどな。
これから先のことはどうか知らない。

(相手からこぼれ落ちた本音の一端を聞けたことでニヤリと笑う)
いいねぇ、そういうこの世界の理に反骨する感じ、嫌いじゃねぇぜ。
んん?仮にそうだとしても構わねぇよ。俺とリチャードは一心同体だからな。
(リチャードの背中を独占し、満足げに頰をすり寄せる)

そう悲観するな十三。住めば都って言葉もあるし、なによりここだけの話……。
(懐からシンリョウジョの住所をメモした紙を取り出し十三に向ける)

白衣の似合う美人なフクロウの鳥種さんと二人っきりの職場だぜ?
平々凡々。何事もなく過ごせる日常が一番だ。世界を救うとか、そういうのは俺のキャラじゃない。
(面倒くさそうにしていたが、朝長の最期の一言に身を起こす。メモを受け取り)
嘘じゃないだろうな?……ま、負けは負けだ。とりあえず顔出しくらいはしてみるか。

(ぐいっと酒を飲み干せば、鴨肉をぱくりと口にする。咀嚼しながら)
ごちそうさん。美味かったぜ店主サン。朝長サンがいない間にまたお邪魔させて貰いますよっと。
(なんて軽口叩いて出て行った)
運命共同体から一心同体にランクアップしてらぁ。
(頬を寄せられたことに軽く抵抗の意思をみせた。)

おう、いつでもどーぞ。お前の人生に幸福がありますように。
(出ていく相手をひらり、見送ってから)
……美人?『微』妙な『人』で微人の間違いじゃね?
はっはっは、気持ちよく勝ったもんでつい。十三のあんな驚いた顔初めて見たぜ。
(満足したのかようやく相手から離れると、シャンディガフの残りを飲み進めながら)

微人、ね……言い得て妙だ。
ちなみにリチャードから見て、どう思う?十三。松庭先生と合うと思うか?
無知は罪って本当だな、自分の事だけど生きた心地がしなかった……
(ぶつぶつと愚痴りながらつまみをつつく。)

さぁね。俺は昔のセンセーしか知らんからな、
俺とセンセーが別れた後に何か劇的な心境の変化があれば解らん。ただ……
(こちらも残りをぐいと煽る。)
センセーの仕事と、患者に対する熱意は変わらなかったように見えた。大丈夫さ、きっと。
無知のままでいい。ビギナーズラック的なアレも作用してそうだし、ポーカーでもブラックジャックでも、知らないままやった方が強いと思うぜ。勘だけどな!

そういや昔の松庭先生はどんな先生だったんだ?実験体にしてたマッドなイメージと、その熱意ってやつ……真逆に見えて、両方備えてるって感じの印象だが。
(熱意は本物に感じたものの、何かを諦めていたようにも感じ取れた。悪い事件にでも巻き込まれたのかなどと邪推して考え込む)
すっげぇ、エビテンスなしかよ。
(そもそも根拠がないから『勘』なのだが。可笑しそうにクツクツと笑った。)

昔のセンセー?そういや話してなかったっけ。
(ゆるりと席を立ち、追加のビールを手に戻ってきた。)
あの人は俺が生まれる前に生き倒れてるのを親父が見つけて、ウチに連れてきたんだそうだ。
それからはウチの専属の医者として住み込み、だな。母さんが身体弱かったからさ。
恩でも感じてたんじゃないかな、あの人なりに。
母さんの体調が少しでもよくなったら誰よりも喜んで、逆に悪くなったら部屋で医学書や薬学書とにらめっこするような人だった。
俺ともよく遊んでくれたし、センセーとこっそり飲んだホットチョコレートは旨かったなぁ……
(ビールに口をつけながら懐かしむように目を細めた。ここまでだったらいい話である)
……まぁ、よく遊ばれもしたんだけどさ。『新薬の実験だー』つって
分からない事は俺がサポートすりゃいいのさ。

(シリアスな表情でリチャードの話を聞いていたが、最期の一言で)
いままでの感度はなんだったんだ……。
(とガッカリした声で呟いた)
ま、それも先生なりのリチャードとのコミュニケーションだったのかもな。
どんな素性が結局分からなかったってのも気になるが……。
(あむっと残りの鴨肉を指でつまんでたいらげる。
指先に付いた肉汁をぺろりと舐めながら)
ん?って事はリチャードの家族は……?
(と素朴な疑問がこぼれた)
へいへい、頼みますよ師匠?
(おどけてそう言ってみた。)

でもまぁ、遊ばれた結果ピンピンしてるからセンセーも手加減してくれてたんじゃねぇかな。
もしくは『実験』が成功していたのか。
(母は身体が弱かった。そんな母から産まれた自分が100%健康体だとは思えなかった。)

(その疑問の声には少し寂しそうに笑って)
お察しの通りさ、この世にはいない。
死因はよく覚えてないけど多分毒殺だった。
師匠、師匠か。いい響きだ。
うちの師弟関係はマスター呼びだったからな……。
しっかし、まさかランベールさんにマスターのフリして騙されるとは。思い出したら腹立ってきた。マジ許さねぇ。

……経過は問題ありだったみたいだが、なんにせよリチャードが健康に育ってよかったぜ。そうでなきゃ俺と、ここでこうして居れないし。
(おかわりのビールを煽ると頰がほんのりと赤く染まる。熱を帯びた双眸が相手を捉えた)

俺んとこもマスターの襲撃で今の通りだ。この混沌で平和に生きる事は案外難しいのかもしれない。
……しかし、毒殺か。(死因を聞くとキャラハン家が否が応でも思いだされる。組織の狗として手を汚した時の記憶は途中から色褪せているが、その中にオールドワンの家族も居たかもしれないーー)
……まさか、な。
師弟関係……あぁ、組織のはなしか?へぇ、でも主(マスター)呼びはあまり好きじゃないな。部下や弟子はてめぇの所有物じゃねぇっての。
(いくらか飲むペースが早くなっている。今手にあるものを飲み干して新しいモノに手を伸ばしながら)
まぁ、今はお互いにお互いのものになってるけどさ。
(ニヤリと笑った。)

なぁにを今更。十三には悪いが此処に喚ばれた以上平々凡々なんて死んでも無理だろ。
(治安が良くないとされる幻想で、最も物騒と定評のあるアーベントロート領出身者の主観だった。)

……あー、晴明。もし万が一お前が俺の家族を間接的にでも殺してたとしても恨む気はないから安心してくれ?
恨むの怨まないの、妬むの妬まれるのの話は嫌いなんだよ。
(ふと相手を見るとなにか考えているようで、謎のフォローを入れた)
何度か殺されかけたりもしたしなぁ……未遂だったが。おかげで未だにあの人の顔を見るだけで頭が上がらなくなる。
(染み付いた忠犬根性をアルコールで洗い流そうとビールを負けじと煽る)
リチャードが俺のもの……。光栄だね、そりゃ。
(嬉しさ半分、照れ半分で頷いた。幸せそうに微笑み)

ローレットに舞い込む依頼も蓋を開けてみたら物騒なのが多いもんなぁ。(と出身は違えどアッサリ納得してしまった。顎に手を当て考える)
若い頃は海洋の外はもっと治安がいいと思ってたがその逆だった。あっちの田舎の方が、まだゆっくり時間が流れてたぜ。

……リチャード。(考えていた事を見透かされて軽い驚嘆の声が漏れる。相手の言葉を素直に受け止めようと目を閉じた)
ありがとう。そう言って貰えると気持ちがちょっと軽くなる。リチャードの懐は海よりも広いなぁ。
どんな関係だよ。もしかしてそういう殺伐とした関係がお好み?
(元プロに敵うはずがないがユディトをチラつかけてみた。なお当の本人(剣)は『焼き魚?炭??』とか宣っている)

多分旅人連中にも『争いのない平和な世界から来ました』ってヤツは少ないんじゃねぇかな。
十三も……なんつーか、なにかありそうな感じだったし。
それはそうと将来的には田舎でのんびり暮らすってのもいいな。

懐は深いかもしれないが怒りの沸点は意外と低い。なんつってな。
ちょうどいいから此処でやっちゃうか、思い出したことの暴露大会。
好まねぇよ!?
……うっ。なんか何も聞こえない筈なのに不吉な予感を感じるぜ。
そういやリチャード。焼に……ユディトは今後どうするつもりなんだ。これからも相棒にするのか?

一部いるみたいだぜ。あったとしても遠いところの出来事で、この世界の治安の悪さに驚いてるとか。

……世界が救われたら、余生はキャラハン家の館を建て直すか。蜜柑畑を育てながら暮らすんだ。

リチャードが怒るなんて意外だな。そんなイメージなかったから。……暴露……。(少し考えてから)最近、姉ヶ崎さんが俺たちの漫画を描きたいと迫ってきた。
だよな。平和的でよかったよ。
(仄かに熱を持った短剣を宥めながら彼、あるいは彼女の今後について)
んー、あの人のとこに返品してもいいけどそれだとコイツあの人を殺しかねないからなー……
晴明だって恩人が死ぬのは嫌だろ?このままでよくね?
(そもそもあの人に『死』という概念があるのか、あの人を殺すことは可能なのか、疑問はあるが面倒なので考えないことにした)

だろうな。住んでる人間がそう思うんだから他所から来た人間は尚更そう感じるわな。

おう、その気があるならさっきの賭け、勝って良かったわ。
(あそこをそのままにしておくにはあまりに惜しい。あるべき人の元に還り、元の形を取り戻せるならそれほど嬉しいことはない。)

そりゃ、俺は温厚が服を着て歩いてるってくらい温厚だからな。そんなに頻繁に怒りゃしねぇよ。
(相手から聞かれた聞き覚えのあるような、ないような名前に首を捻る)
姉ヶ崎……だれだっけ。
……ま、俺のことなんてどうでもいっか。
(くにゃりと笑って三本目を飲み干す。)
平和かつ大儲けで優雅な成金生活。これに限るな。
(後半に私欲がごっそり追加された。うんうんと腕を組んで頷く)
リチャードの身体を勝手に乗っ取らないかって不安はあるが、まぁ……悪いやつじゃないみたいだしな。
(ユディトにはまだ助けてくれたお礼も言えていない。話したいことがまだあって、同意を示した)

リチャードも図らずして大事主だな。土地の管理をするために、やっぱり金儲けは必要だろう。
これからちょっとずつローレットへの依頼で稼いでいくかねぇ。
そういや、次の全国観光のタイミングで天義に行ってくる。土産はどんなのがいい?

そういうのを自称する奴ほどそうだった試しがねぇと思うのは俺だけだろうか……。
姉ヶ崎ってのはマンガとかいうのを描いてる絵描きの旅人だ。俺たちを元ネタに作品を描きたいらしい。
(相手の無防備そうな笑顔が可愛く感じて頬を染め)
どうでもよくねぇよ!言い出しっぺなんだから、言いたいことあったんだろ?

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