今はまだ何もない森の広場。
既に森に居た者も、新たに森に来た者も、ここで出会い、共に同じ目標に向けて歩みを進めるだろう。

（向けられた笑みや言葉に、彼らの人柄を僅かながら汲み取ってやや安心したふうにひとつ息を吐いてから顔を視線をあげる）
川に移動……。（出会ったばかりの自分の為にいいのだろうか？いや、でも川用の道具を買ったということは、彼らも……ぐるる、と思考を巡らせるも、行き着いた結論は今は素直に。歩き出した彼女の後を追いかけて）
――あの、ありがと。ひとりじゃ迷うかもしれないし、たすかる。

あ、えと。おれのなまえはエール。
基地と言っていたが、みんなはここに、ひみつ基地でもつくるの？（こてり。首を傾げ）