ギルドスレッド
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宿屋【金色流れ星】
手渡されたハンガーにコートを吊るし、首のネクタイに指先をかけて緩めた。
「そうですね、まずは今回のケーキ作りの話からでしょうか?」
それは小さな恋のお話だ。
ケーキ屋の主人とそれに恋する少女のお話。
「まあ、俺達がしたことなんて何も無いんですけどね。
きっと彼女はきっかけさえあればなんでも出来る子だったんでしょう」
ただ単純に1人ではお菓子作り教室に行きにくいというだけ。
それにイレギュラーズは合わせただけ、という話だった。
「何はともあれ、聖夜というのはそういう季節ですよね」
羨ましい限りで、と肩を竦めわざとらしく嘆息するアベルだったがいつもとは雰囲気の違うミルフィに視線を止めた。
「……ん?なんだか今日はいつも以上におめかししています?」
よく撫でる彼女のチャームポイントに今日はいつも以上に気合が入っている。
そういう気分なのか、それとも聖夜が近いからか。
何にせよ、自分と会うためになどという思い上がりは彼の頭には一欠片もない。
妙なところで抜けた彼は純粋に首を傾げるだけだった。
「そうですね、まずは今回のケーキ作りの話からでしょうか?」
それは小さな恋のお話だ。
ケーキ屋の主人とそれに恋する少女のお話。
「まあ、俺達がしたことなんて何も無いんですけどね。
きっと彼女はきっかけさえあればなんでも出来る子だったんでしょう」
ただ単純に1人ではお菓子作り教室に行きにくいというだけ。
それにイレギュラーズは合わせただけ、という話だった。
「何はともあれ、聖夜というのはそういう季節ですよね」
羨ましい限りで、と肩を竦めわざとらしく嘆息するアベルだったがいつもとは雰囲気の違うミルフィに視線を止めた。
「……ん?なんだか今日はいつも以上におめかししています?」
よく撫でる彼女のチャームポイントに今日はいつも以上に気合が入っている。
そういう気分なのか、それとも聖夜が近いからか。
何にせよ、自分と会うためになどという思い上がりは彼の頭には一欠片もない。
妙なところで抜けた彼は純粋に首を傾げるだけだった。
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テーブルとイス、シングルベッドが置かれており基本的な家具は一通り構成そろっている。また、テーブルの上にはちょっと上手な作りのカピバラさんのぬいぐるみがおいてある。