ギルドスレッド
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宿屋【金色流れ星】
外を眺めていたミルフィに遠くから小さな誰かが手を振った。
そこまでゆったりと歩いていた誰かはそこから歩調を早め、ほんの数秒で建物の中へと姿を消す。
それから少しだけ間を置き、コンコンと控えめなノックが部屋に響く。
返事を待つ前に開くドアから前よりも少しだけ遠慮が減ったのを伺えた。
「こんにちは、ご機嫌いかがでしょう」
小さな紙箱を片手に提げながら現れた青年は妹分の姿を見つけると緩んだような笑みを浮かべる。
「こちらがお話していたお土産です。」
ローレットの仕事で異世界へ赴き、何故かケーキを作ってきた。
そんな話と共にお茶会の誘いをしたのがほんの少し前。
その作ったケーキを一緒に食べようと、今日はそんな話なのだ。
「初めて作ったのでなんと言いますか拙いものなんですけどね」
格好いい兄貴でいたいものなんだけど、なんてボヤキながらも嫌ではないのが声色からもわかる。
嬉しそうな明るい口調だ。
「ええ、ええ。拙いですけど、君と一緒に食べたくて。」
そこまでゆったりと歩いていた誰かはそこから歩調を早め、ほんの数秒で建物の中へと姿を消す。
それから少しだけ間を置き、コンコンと控えめなノックが部屋に響く。
返事を待つ前に開くドアから前よりも少しだけ遠慮が減ったのを伺えた。
「こんにちは、ご機嫌いかがでしょう」
小さな紙箱を片手に提げながら現れた青年は妹分の姿を見つけると緩んだような笑みを浮かべる。
「こちらがお話していたお土産です。」
ローレットの仕事で異世界へ赴き、何故かケーキを作ってきた。
そんな話と共にお茶会の誘いをしたのがほんの少し前。
その作ったケーキを一緒に食べようと、今日はそんな話なのだ。
「初めて作ったのでなんと言いますか拙いものなんですけどね」
格好いい兄貴でいたいものなんだけど、なんてボヤキながらも嫌ではないのが声色からもわかる。
嬉しそうな明るい口調だ。
「ええ、ええ。拙いですけど、君と一緒に食べたくて。」
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テーブルとイス、シングルベッドが置かれており基本的な家具は一通り構成そろっている。また、テーブルの上にはちょっと上手な作りのカピバラさんのぬいぐるみがおいてある。