ギルドスレッド
スレッドの一部のみを抽出して表示しています。
宿屋【金色流れ星】
自慢気に両親を語る妹分に、少しだけ曖昧な笑みを浮かべる。
とても尊い光景に思えてそれでいて自分とはどうにも住む世界がずれている。
「本当に素敵なお母さんですね
キミも大きくなったらそんな風になるのかもしれませんね?」
そんな時にやってきた彼女の問い。
自分の子供の頃。
「ああ、そうですね。
それも話すって約束でしたか」
弟分と退治するためにラサへと向かう前日に
偶然に顔を合わせた彼女と必ず帰るという約束と一緒に。
「まあ、楽しい話ではないですけどね?」
始まりはこの世界ではよくある不幸。
ラサという国は傭兵の国、なんだかんだと諍いが絶えずそんな中で親を亡くす子供も少なくない。
そんな子供の中のひとりが自分だった、とそう語る。
「そんな時にふらっと深緑の方へ流れていたんですよ」
ラサと深緑は深緑からすれば珍しく国交が盛んな国々だ。
どんなで国を移ったかは子供の記憶には残っていないが砂漠の熱気より深緑の木陰が過ごしやすかったのは覚えている。
「前に言ってた弟分って奴とはその時一緒で。
子供ながらに頼れるのはそいつだけだったんですよ。」
とても尊い光景に思えてそれでいて自分とはどうにも住む世界がずれている。
「本当に素敵なお母さんですね
キミも大きくなったらそんな風になるのかもしれませんね?」
そんな時にやってきた彼女の問い。
自分の子供の頃。
「ああ、そうですね。
それも話すって約束でしたか」
弟分と退治するためにラサへと向かう前日に
偶然に顔を合わせた彼女と必ず帰るという約束と一緒に。
「まあ、楽しい話ではないですけどね?」
始まりはこの世界ではよくある不幸。
ラサという国は傭兵の国、なんだかんだと諍いが絶えずそんな中で親を亡くす子供も少なくない。
そんな子供の中のひとりが自分だった、とそう語る。
「そんな時にふらっと深緑の方へ流れていたんですよ」
ラサと深緑は深緑からすれば珍しく国交が盛んな国々だ。
どんなで国を移ったかは子供の記憶には残っていないが砂漠の熱気より深緑の木陰が過ごしやすかったのは覚えている。
「前に言ってた弟分って奴とはその時一緒で。
子供ながらに頼れるのはそいつだけだったんですよ。」
キャラクターを選択してください。
- « first
- ‹ prev
- 1
- next ›
- last »
テーブルとイス、シングルベッドが置かれており基本的な家具は一通り構成そろっている。また、テーブルの上にはちょっと上手な作りのカピバラさんのぬいぐるみがおいてある。