ギルドスレッド
スレッドの一部のみを抽出して表示しています。
宿屋【金色流れ星】
妹分の何かを期待するような視線。
それを察したのか、椅子に深く座り直すと目の前の紅茶を大きく煽り空にする。
「……夜風で少し冷えてしまいましたね」
ポンポン、と膝を叩くと椅子を引いてテーブルとの間を開く。
視線と軽く開いた手はおいで、と招いているようだ。
「特等席で1曲聞かせてください。お姫様」
理由はなんでもいい。
約束通り決戦から帰ってきたから。
弟分を失ったから。
今晩はとても寒いから。
妹のチャームポイントがふわふわで心地いいから。
なんの役に立つだとか利があるだとか
そういう事を抜きにしても子のことは一緒にいたいとそう思った。
「甘えん坊の兄ですみません、ミルフィ」
他の人間には、それこそ弟分にしかこんな事をしたことはないのにな。
それなのに何故かこの子には……。
それがどうにも不思議だったけれど、そんな事を考えるよりも目の前の歌と愛おしい妹に集中しよう。
そんな夜だった。
(すみません、眠気が来たのでそろそろ一旦〆でいいでしょうか。)
(また時間がある時にやりましょう)
それを察したのか、椅子に深く座り直すと目の前の紅茶を大きく煽り空にする。
「……夜風で少し冷えてしまいましたね」
ポンポン、と膝を叩くと椅子を引いてテーブルとの間を開く。
視線と軽く開いた手はおいで、と招いているようだ。
「特等席で1曲聞かせてください。お姫様」
理由はなんでもいい。
約束通り決戦から帰ってきたから。
弟分を失ったから。
今晩はとても寒いから。
妹のチャームポイントがふわふわで心地いいから。
なんの役に立つだとか利があるだとか
そういう事を抜きにしても子のことは一緒にいたいとそう思った。
「甘えん坊の兄ですみません、ミルフィ」
他の人間には、それこそ弟分にしかこんな事をしたことはないのにな。
それなのに何故かこの子には……。
それがどうにも不思議だったけれど、そんな事を考えるよりも目の前の歌と愛おしい妹に集中しよう。
そんな夜だった。
(すみません、眠気が来たのでそろそろ一旦〆でいいでしょうか。)
(また時間がある時にやりましょう)
キャラクターを選択してください。
- « first
- ‹ prev
- 1
- next ›
- last »
テーブルとイス、シングルベッドが置かれており基本的な家具は一通り構成そろっている。また、テーブルの上にはちょっと上手な作りのカピバラさんのぬいぐるみがおいてある。