こんな悲しい話があるものかと思った。

だって、彼女は何も悪くないのに。

手が届くなら、きっと助けてあげたのに。

でもそのお話は、どこか遠いところの遠い昔に終わったことで。

だからせめて、彼女の分まで楽しく生きたいと思うのだ。

「というわけで、これからお酒を飲みつつあなたに絡もうと思うの。いいわよね？」
「いいっていうと思ったんですかね」
「ふふ、色良い返事をもらえて嬉しいわ」
「話聞いてます？」
「えぇ、アレはアタシがまだ幼かった頃……」
「さてはもう酔ってますね？」
「酔ってないわよ」
「空になった酒瓶片手に言われても」
「違うのよ。これは、そう、ただの棍棒」
「棍棒抱えてる人に絡まれたくないんだけど」
「良いからお金を出しなさい」
「強盗だったわ」
「間違えたわ。話を聞きなさい」
「お金出さなくていいなら」
「出さなくていいけどここの代金は払ってもらうわ」
「やはり強盗では？」
「冗談よ。イッツスキュラジョーク」
「下半身タコなのをスキュラって言い始めたの誰なんでしょうね」
「お、原作派だった？」
「神話出展を原作っていうのは初めて聞きましたね」
「そう、神話！スキュラって可愛そうだと思わない？」
「まぁ悪いことなんもしてないですよね」
「そう。だからね、私泣いちゃって。彼女の分まで好きに生きなきゃって！」
「とりあえず５回目ですかね、その話」

彼女が最初の一杯に口をつけてから、そろそろ７時間。








というわけで今回の入団者
『自由な旅ダコ』リオリオ・S・シャルミャーク
さんでーす。

タコ人魚ですって。タコって魚でいいの？水産物なら何でもあり？それだと１４番目の最後の幻想的にはプテラノドン人も人魚になりますけど。
あ、聞いてない？
それは兎も角下半身がタコなモン娘をスキュラって言い出したのは誰なんでしょうかね。ずっと気になってるんで情報希望です。送ってくれた人には雑談スレを建て替える権利を上げる。

こんなところで
では以後よろしく。

（ポニテを歌舞伎のアレのごとくぐるんぐるんさせる）