「こう書くとちょっとかわいいよね」
「見た目だけ可愛くしても嘔吐は嘔吐だろうがよ」

　嘔吐は嘔吐でした。

「そもそもなぜ嘔吐の話などし始めたのだ」
「いや、君が急に吐き始めたからだけど……」

　この儚い印象のアエクというもの。ギルドオーナーのフニクリと会話していたと思ったら急に嘔吐を始めたのだ。

「我は吐いてなどいない」
「無理がない？？？」
「この文章を書いているものは我がどのようなカタチで情報を吐き出すのかよくわかっていない。つまり、今そなたが考えているようなゲロりかたはしていないと考えることができる。わかるな？」
「何もわかんねぇよ」

　わかるのはなんとかして煙に巻こうとしていることくらいだ。

「むぅ、わからんやつであるな」
「君がね？」

　どうでもいいが、この二人並べると両方とも色素が薄く、どこか浮世離れしていて儚さダブルだって感じである。会話の内容はだいぶひどいが。

「では、こうしよう」
「何かな？」
「最初から会話をやり直してみよう」
「OK。一回カメラ止めるよ」

　カメラなんぞない。









というわけで今回の入団者。
『情報食い』アエク
さんでーす。

イート＆オートって言うのはまぁ私の好きな漫画のキャッチコピーなんですけどね。
え？いやマァちょいちょい嘔吐しますよ。その漫画も。
嘔吐の話なんか続けさせるんじゃないよ。

まぁあれですね、見た目儚い系で言動ポンコツって流行りなんですかね。私はこの世界が生まれたときからこの芸風でやってますけども。
キャラかぶりの危機ですね。最後に残ったものだけが本物だ。


と言った感じ。
では以後よろしく

気付いたら70人目

hæc、アエクである。
本物、偽物、キャラかぶりを恐れるならばパーソナリティでも吐き出して新しいものでも据えればよい。もっとも、我の根源なぞその程度では変わらぬと思われるが。

……世俗に触れる事がなき身故、ヒトと関わる事に不慣だがよろしく頼もう。

hæc（読み方がわからない）
大丈夫ですよ。私も生まれてこの方人との距離感の掴み方わからないので

サラッとこういうこと言うしキャラ被りは起こらんから安心せい

邪神もどきのマカライトだ。ここの情報量は多いから胃もたれしないようにな

なるほど。なら平気だな、キャラ被りなどしないなら突然我が「キャハッ☆いっけな～いっ、ちこくちこく～☆」といいながら曲がり角で火山とぶつかり恋に落ちるラブストーリー展開をする必要はなくなった。破棄しておこう。

フニクラにマラカイトか。よろしく。
胃もたれなどせぬよ。智は快楽故、キャパオーバーしそうならある程度吐いておくしな。

コッチの処理機能がキャパオーバー起こすわそんなん

ひとまずそう簡単にキャラ被りはしなさそうな感じっすかね？というか、それ以上にこっちのキャラを食ってしまいそうな感じがするくらいっすし大丈夫かと思うっすよー。
あ、メカニックのリサっす。宜しくっすねー

まあ言動はどうとでもなるけど問題は見た目だよ。銀髪のやつ多くない？

てへぺろ☆……などと言うことはしなくてすんだので一安心しているぞ。
そしてリサか。メカニックとは我のような秘宝種でも改造できたりするのか？腕からロケットパンチが出るようにするだとか。

……銀髪が多い。それは我々のような見た目を愛好する人間が多いということでは？

銀髪白髪が多いのはそれこそ知らんっすよ。そういうフニクリさんだってそれ系統の髪っすしねー。
鉄騎種の方ならともかく、秘宝種の方はどうなんすかね？相当昔の技術っすし、そもそもほぼ生命体のような存在は診たこともないんで無理じゃないっすかねー。あ、改造に協力してくれるんなら喜んでっすよー

宜しくです、アエクさん。そういえば私も銀髪でした。しかし、改造ですかワクワクしますね。初めてなのですよ、この世界で改造される人を見るのは。