ギルドスレッド
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遥か夏のカプリチオ
鏡はおしゃれをするために使うもので鏡はおしゃれではないのでは……?
もういいですけども……(すべてを諦めた顔)
改めて、僕は水月鏡禍と言います。どうぞよろしくお願いします。
もういいですけども……(すべてを諦めた顔)
改めて、僕は水月鏡禍と言います。どうぞよろしくお願いします。
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「いや、知らないです」
……。
「なんで?」
「ただの鏡ですし……」
なるほど。とうなずいたやつの名前はフニクリ=フニクラ。会話する二人が居る屋敷の主にして、この屋敷を拠点とするギルドのオーナーでもある。
困った顔でフニクリと相対するのは鏡に住まう妖怪、鏡禍である。このギルドの門を新たに叩いた期待の新人ということになる。
何を期待されているのか。それは幽霊だけが知っている。
「えっと、なんでそんな質問を?」
当然の疑問である。
「なんか、定番かなって」
理不尽な返答である。
「しかしそっかー、世界一の美人は知らないかー」
「すいません……」
謝るようなことではない。
「じゃあ逆に世界でいちばん醜い人とかわかる?」
理不尽である。
「わかんないですけど。なんでそんな角が立つような質問を」
「なんか、逆に?」
理不尽である。(5行ぶり3回目)
「僕を、何だと思って……?」
ぶつけていい疑問であった。
「喋る鏡ってそう言うものじゃないの?」
ひどい偏見だった。
「……よくわからないけど違うと思います」
「そっかー。私もなんか薄々違うかなって思ってたんだよ」
ならなんで言ったのだろうか。そう口にしないだけの優しさが鏡禍にはあった。
「あれって横文字文化の国の話だもんね。君めっちゃ和風だからやっぱ違うのかー」
「そう言う話じゃないかと」
そう言う話ではなかった。
「じゃあ、どういう話?」
「それを聞かれても困るんですけど……」
困る鏡禍。当たり前である。このフニクリ。全部自分から話を振っておいて話の責任を取ろうとしない。とんだ悪徳ギルドオーナーなのである。
「まぁとりあえずここにサインして。名義だけだから。何も面倒なことはないよ」
「なんで急に怪しくなるんですか」
「逆に?」
「わかってきましたけど、それでごまかそうとしても多分駄目ですよ?」
「逆に」
「駄目だっての」
オチはない。
というわけで今回の入団者。
『鏡面の妖怪』水月・鏡禍
さんでーす。
なんかアレね。おしゃれね。鏡って。
ぶっちゃけあんまり普段鏡って見ないんですよね。見なくても私は常に完璧なので。
まぁそれは置いておいてちょっとだからこそかっこいいなって思うんですよね普段から鏡餅歩いてる人とか。
なんかおしゃれですよね。
そんな感じです。
では以後よろしく