PandoraPartyProject

ギルドスレッド

商人ギルド・サヨナキドリ

猫の国

その国はとても気候が穏やかで、晴れた日は柔らかい風が頬を撫で、草の香りとわずかな潮の香りを運んでくれる。

石畳で出来た道や、明らかに猫たちには大きな家や塀は過去に人間たちがこれらを作ったことを示唆しているが、今はご覧の通り猫たちが雨を凌ぐ宿と化している。

長毛種、短毛種、実に様々で世界中の猫が集まっているのではないかと思うほどだ。

ーーいや、実際集まっているのだろう。ここは猫の国。王が治める約束の地なのだから。

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「……うふふ」(ペロリと舌なめずりして灰猫が小鳥の頬に頭を擦り付け)

「ああーもー、客人にゃんですから粗相はいけませんにゃあ」
んん…こんな所商人に見られたら…。(噛まれた場所を摩って。しかし頬を擦り付けてくるロザリィのふわふわな毛は気持ちがいい。ああ、この気紛れさがいい。猫は癒される。)
「んふ、いっちょまえに首輪付いてんのね。小鳥のくせに」(灰猫がくすくす笑う)
んん…く、首輪…?(そんなモノついてないけど、と首を傾げて)
「そうでしょうね、銀の月ったらいい趣味してるわ」
「ほらほら、遊ぶのはそれくらいにしなさいにゃロザリィ」

(三毛猫に窘められた灰猫はするりと塀の上に戻る)
いい…趣味……。(首に何か付いてたのかな…とまだ首を触ってる。しなやかに戻ってくロザリィを見て。)
「あら、まだ何かご用事かしら?」(灰猫はつんと澄まして流し目を送る)
いや、大丈夫だ…。(話してくれてありがとう…?とだけ言って。)んん…流石に遅くなったか…戻るかな…。
「そうですにゃー。銀の月にとっては瞬くほどの時間でしょうが今頃……」
い、今頃……?(まさか商人の身に何か…と不安になり。)
(ぴょん、とヨタカの肩へ飛び移り)「心配なら急ぎますかにゃ?」
ん、そうする…。(バサッと翼を開いて、飛んでも…?と聞き)
「どうぞどうぞ。月に跳ぶ以外で空を飛ぶなどありませんにゃ〜」
ありがとう…(しっかり掴まってて…とふわりと飛んで先の浜辺へ向かう。)
(浜辺へ向かうと木陰でそれが木に寄り掛かっていた。顔は俯いて表情は伺えない。周りには猫がぞろぞろ集まっている)
商人…!!(浜辺へおりたって、俯いてる商人へと駆け寄って。)大丈夫か…!?
ン……。おかえり……?
(ぼんやりと小鳥を見上げて)

(ソレが猫達がソレにマーキングの様に身体を擦り付けては一目散にぴゅーっと逃げていく)
んんん……体調が、変…?(それとも猫にスリスリされて疲れてる…?としゃがんで覗き込んで)
「銀の月の力にあやかりに来たんでしょうにゃあ。ですが、この様子はあの子達ではにゃくて……」
……よたか。(両手を伸ばしてその首を抱こうと)
ん…?(伸ばしてくる手を取ってそっと抱きしめて)
……おまえ、どこで呪いをひろってきたの。(しかもやっかいなやつ、と小鳥の耳の後ろに白く細い指を這わせようと)
んん…呪い…?(そんなの知らないと首を振ってたがちょうど白い指を這わす所がロザリィに噛まれた所で)まさか、さっき噛んだのが……?
なるほど……あのこにあったの。どうりで。ふぅん……。(耳元で喋る声は幾分か気怠げに、カリカリと抱えた小鳥の首に軽く爪を立てて)
んん、ぃ、ロザリィに…会ったが…。(爪を立てられ少しピリリとした痛みに眉を顰めながら、なにか不味かったかと聞き。)
いや、舌奪いの呪からねずみの呪いまで、いろんなじゅそをキミをとおしてあたしにじかにとばしてくるものだから。あの子のいたずらかぁ。(あーん、とロザリィの噛み付いたのと同じ場所へ口を寄せる)
の、呪い…!?そ、それは悪戯と言うのか…っ?(まさかあのひと噛みでそんな事になるとは思ってなかったので慌てるが、商人が首筋へ唇を寄せた事により身体をギクリと強ばらせて。)
あたしはじゅそにつよいし、いたずらだろうね。(傷口から小鳥に仕掛けられた呪いの本体を咀嚼し始める。あむあむ)
んん、ぅ…でも、なんでそんな悪戯なん、て…。(力のない咀嚼に何処か擽ったさを覚えて、商人を抱える腕に力が篭もる。)
むかしからいたずら好きだったから、あのコ。(口を離してはまた付けて呪いを貪り、ついでに傷口も自身へ移す)
ぅ…ん…よく商人に悪戯…できる、な……。(声のトーンを聞いてさっきよりマシになってきた…?と問い。)
いたずらばかりでもないよ。呪いは力に変えやすいし。(うん、マシになった。と今度はまるで自分が呪いを残す様に耳のすぐ後ろに軽く噛み付き)
んん…魔法使い同士の…悪戯の域が…分からない…よ…っぁ゛、ぃっ…!?(それは良かったも言うのも束の間、再度噛みつかれ痛みに小さく声を上げて。)
ごちそうさま、と。(眷属を呪う意味など特には無いので本当にただの戯れで、口を離して軽く舌で自身の唇を湿らせながら)
んんんん……俺の首…歯形だらけになりそ…ぁ…。(さっきロザリィが言ってた首輪ってまさかこの事…?とチクチクする歯型を少し撫でて。)
「終わりましたかにゃあ?」(三毛猫が日陰でごろごろ)

終わった終わった、もう帰るとするよ。いいかぃ、小鳥。
んん…大丈夫…。(今の見られてたのかな…と少し頬をかいて)
「まったく、ロザリィも素直に姿を見せればよいのに。また遊びに来てくださいにゃー」

あのコにもよろしく言っておいてちょうだい、王様。(王様の顎の下を撫でる。ごろごろごろ……)
ん……是非また、来たい…。(猫がいる穏やかな環境は気に入ったようだ。)
あァ、ではまた仕入れの時には誘おうか。(手を差し出し)
足でまといにならない程度に…する…。(コクコクと頷いて手を取る。)
それじゃあーー

「銀の月」

(涼やかな女の声)
(僅かな間の出来事だった。1匹の猫が風の様にソレの肩に飛び移って鼻先を押し付け、地面へと降り立つ)

「……んふ。次はちゃんとあたしのご機嫌を取りにいらっしゃいな」

(にゃおん。去っていく猫は灰色だった)
おやま。(くすくす。ソレが楽しげに笑って) ーーそれじゃあ帰ろうか、ヨタカ。
…………あぁ。(はや過ぎて良くは分からなかったが、きっとあの1人と1匹にも昔何かあったのだろうな…と思いながら再度商人の手を取って。)
(子猫の時からの仲だよ。そう答えたソレの目は少し優しげで。くるり。視界が反転し、朧の様に消えて国から去る)
(嗚呼、なるほど…。あのヒトのその瞳だけで充分に納得がいった。フッと、俺の顔も自然と綻んだような気がした。)

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