ギルドスレッド
商人ギルド・サヨナキドリ
「……うふふ」(ペロリと舌なめずりして灰猫が小鳥の頬に頭を擦り付け)
「ああーもー、客人にゃんですから粗相はいけませんにゃあ」
「ああーもー、客人にゃんですから粗相はいけませんにゃあ」
んん…こんな所商人に見られたら…。(噛まれた場所を摩って。しかし頬を擦り付けてくるロザリィのふわふわな毛は気持ちがいい。ああ、この気紛れさがいい。猫は癒される。)
「そうでしょうね、銀の月ったらいい趣味してるわ」
「ほらほら、遊ぶのはそれくらいにしなさいにゃロザリィ」
(三毛猫に窘められた灰猫はするりと塀の上に戻る)
「ほらほら、遊ぶのはそれくらいにしなさいにゃロザリィ」
(三毛猫に窘められた灰猫はするりと塀の上に戻る)
いい…趣味……。(首に何か付いてたのかな…とまだ首を触ってる。しなやかに戻ってくロザリィを見て。)
いや、大丈夫だ…。(話してくれてありがとう…?とだけ言って。)んん…流石に遅くなったか…戻るかな…。
(浜辺へ向かうと木陰でそれが木に寄り掛かっていた。顔は俯いて表情は伺えない。周りには猫がぞろぞろ集まっている)
ン……。おかえり……?
(ぼんやりと小鳥を見上げて)
(ソレが猫達がソレにマーキングの様に身体を擦り付けては一目散にぴゅーっと逃げていく)
(ぼんやりと小鳥を見上げて)
(ソレが猫達がソレにマーキングの様に身体を擦り付けては一目散にぴゅーっと逃げていく)
んん…呪い…?(そんなの知らないと首を振ってたがちょうど白い指を這わす所がロザリィに噛まれた所で)まさか、さっき噛んだのが……?
なるほど……あのこにあったの。どうりで。ふぅん……。(耳元で喋る声は幾分か気怠げに、カリカリと抱えた小鳥の首に軽く爪を立てて)
んん、ぃ、ロザリィに…会ったが…。(爪を立てられ少しピリリとした痛みに眉を顰めながら、なにか不味かったかと聞き。)
いや、舌奪いの呪からねずみの呪いまで、いろんなじゅそをキミをとおしてあたしにじかにとばしてくるものだから。あの子のいたずらかぁ。(あーん、とロザリィの噛み付いたのと同じ場所へ口を寄せる)
の、呪い…!?そ、それは悪戯と言うのか…っ?(まさかあのひと噛みでそんな事になるとは思ってなかったので慌てるが、商人が首筋へ唇を寄せた事により身体をギクリと強ばらせて。)
んん、ぅ…でも、なんでそんな悪戯なん、て…。(力のない咀嚼に何処か擽ったさを覚えて、商人を抱える腕に力が篭もる。)
ぅ…ん…よく商人に悪戯…できる、な……。(声のトーンを聞いてさっきよりマシになってきた…?と問い。)
いたずらばかりでもないよ。呪いは力に変えやすいし。(うん、マシになった。と今度はまるで自分が呪いを残す様に耳のすぐ後ろに軽く噛み付き)
んん…魔法使い同士の…悪戯の域が…分からない…よ…っぁ゛、ぃっ…!?(それは良かったも言うのも束の間、再度噛みつかれ痛みに小さく声を上げて。)
ごちそうさま、と。(眷属を呪う意味など特には無いので本当にただの戯れで、口を離して軽く舌で自身の唇を湿らせながら)
んんんん……俺の首…歯形だらけになりそ…ぁ…。(さっきロザリィが言ってた首輪ってまさかこの事…?とチクチクする歯型を少し撫でて。)
「まったく、ロザリィも素直に姿を見せればよいのに。また遊びに来てくださいにゃー」
あのコにもよろしく言っておいてちょうだい、王様。(王様の顎の下を撫でる。ごろごろごろ……)
あのコにもよろしく言っておいてちょうだい、王様。(王様の顎の下を撫でる。ごろごろごろ……)
(僅かな間の出来事だった。1匹の猫が風の様にソレの肩に飛び移って鼻先を押し付け、地面へと降り立つ)
「……んふ。次はちゃんとあたしのご機嫌を取りにいらっしゃいな」
(にゃおん。去っていく猫は灰色だった)
「……んふ。次はちゃんとあたしのご機嫌を取りにいらっしゃいな」
(にゃおん。去っていく猫は灰色だった)
…………あぁ。(はや過ぎて良くは分からなかったが、きっとあの1人と1匹にも昔何かあったのだろうな…と思いながら再度商人の手を取って。)
(嗚呼、なるほど…。あのヒトのその瞳だけで充分に納得がいった。フッと、俺の顔も自然と綻んだような気がした。)
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石畳で出来た道や、明らかに猫たちには大きな家や塀は過去に人間たちがこれらを作ったことを示唆しているが、今はご覧の通り猫たちが雨を凌ぐ宿と化している。
長毛種、短毛種、実に様々で世界中の猫が集まっているのではないかと思うほどだ。
ーーいや、実際集まっているのだろう。ここは猫の国。王が治める約束の地なのだから。