PandoraPartyProject

ギルドスレッド

商人ギルド・サヨナキドリ

猫の国

その国はとても気候が穏やかで、晴れた日は柔らかい風が頬を撫で、草の香りとわずかな潮の香りを運んでくれる。

石畳で出来た道や、明らかに猫たちには大きな家や塀は過去に人間たちがこれらを作ったことを示唆しているが、今はご覧の通り猫たちが雨を凌ぐ宿と化している。

長毛種、短毛種、実に様々で世界中の猫が集まっているのではないかと思うほどだ。

ーーいや、実際集まっているのだろう。ここは猫の国。王が治める約束の地なのだから。

→詳細検索
キーワード
キャラクターID
(ソレを中心に、砂浜が銀色に煌めき、同心円状に模様を描き始める。まるで、砂浜に星が散りばめられた様な幻想的な光景)
ゎ……。(凄く綺麗だ…と幻想的な光景に瞳を輝かせて。)
「銀の月の魔法を見るのは初めてですかにゃ?」(あなたの隣で三毛猫が顔を洗っている)
んん…魔法…ん、魔法は初めてなの…かな…。(これまでに色々見てきたけど、そう言えばしっかりと魔法を使ってるのは初めてかもしれない…と、考えて。)
(キラキラ、きらきら。銀砂の星は、ソレの周りを踊るように精緻な紋様を描く)
「なるほど。あれは、この世の理から大きく逸脱したもの。猫の足音という喪われた概念をこの世に喚び戻して、しかもそれを形にしようとしてるのですにゃ」
猫の足音…確かに…音はしないものな……。それを魔法で……。(紋様を描く姿を目で追って。)
「魔術とは、魔力を使って理へ干渉しそれに応じた結果を生み出すもの。魔法とは、魔力を使って直接結果を書き換え生み出すものーー。現実的に、猫といえども家屋でドタバタすれば足音は立ちますにゃ。ですが……そうではない。そうではないのですにゃ。我ら猫の、喪われた足音とは、」
ーー"お願い"。

「まっかせろー!」

(ソレの方から猫が降り立つ)


(ーーィン)
喪われた足音…とは……。(ミケと会話をしながら1人と1匹のやり取りを見て。これからどうなるのか、少しだけドキドキする自分がいる。)
(それは、楽器後自然の音の中間の様な、なんとも不可思議な音だった)

(それは、炎の爆ぜる様な音にも聞こえて、太鼓の様な音にも聞こえる)

(それは、波が寄せては引く様な音にも聞こえて、鈴の様な音にも聞こえる)

(それは、太陽が昇っては沈みゆく音の様にも聞こえて、ヴァイオリンの様な音にも聞こえる)

(それはそよ風の駆け抜ける音の様にも聞こえて、トランペットの音の様にも聞こえる)


(それらは、生命の音がする)
「ーー9つの生を巡り、命を伝える音ですにゃあ」
(猫がぴょんぴょん跳ねて、あちこちで音を奏でる。ソレはくるくるその場で回りながら、指揮でもする様にあちこちを指して猫を誘導していて、その横顔は銀の星砂の光に幻想的に照らされていた)
(ざあっと、風がこちらへ一気に吹き込むような感覚。命の灯火。生まれる生命。萌えては消えゆく人生の音色と、猫の踊り、そして幻想的に照らされるそのヒトはまさに月のようで。)
「我ら猫が崇める神は月に縁深く、月から魔力を賜り魔術を行使しますにゃ。故にこの国の猫の多くは、魔法がカタチを為したが如きあの隣人を“銀の月”と呼ぶのですにゃ」
(くるり、くるりと猫と共に音を奏でるその最中に偶然か故意かはわからないが、前髪の奥から濃い紫水晶を閉じ込めた様な瞳があなたを視た)
それで商人と交流が深い…のだな……。
(なるほど、と納得して。その直後に感じたあのヒトの視線に身体が反応する。今此方を視た…?)
(そのまま視線は逸らされて、いつのまにかソレの手の中には糸巻きに巻かれた糸が握られていた。アビシニアンがにゃおん。とひと鳴きすると静かに星の様な銀の光が散っていき、辺りに昼間の光が徐々に帰ってくる)
もう、終わった……?(先程の視線は気の所為だったかな…と首をかしげつつ、辺りに昼間の光が戻って来て、眩さに目を瞬かせ。)
あァ、これで用事は終わり。この国が気になるなら見て回ってきてもいいよ、好きにおし。(影の中へ糸をしまって、代わりに別の容器を取り出す)

はい、王様。対価だよ。
「ひゃっほーーーーーー!!」(テンションがだだ上がりしたアビシニアンが何処かへ駆けて行った)

「おや、これは秋刀魚ですかにゃ?秋刀魚ですにゃ!ありがたいですにゃー好物ですにゃー」(にこにこと猫の王は焼いた秋刀魚を受け取り)
ん…商人お疲れ様…。んん…少し…散歩して来ても…?(そわそわと猫達がいる方を見て。)

(対価は何なのだろう…煮干しかな…?とやり取りを見て)
…我(アタシ)? 我(アタシ)は此処で待っていようかと思っていたけど。
ん…そう、か……。(ちょっぴり寂しげな表情を見せたが、商人だっていろんな所へ行って、魔法を使ったりと疲れただろうと思い。)すぐ帰ってくる…な…?(小さく手を振って猫が多くいた場所へと駆けてった。)
(どこに行っても人間の姿はなく、その代わりに短毛から長毛まで、あらゆる国のあらゆる猫達が思い思いに時間を過ごしている。周囲の猫に話しかけたり近付いたりするならば、その中でも普通の猫の様にしか鳴かない猫と王の様に人の言葉を話す猫がいる事に気がつくだろう)
(三毛猫が後ろからそっとあなたの後ろを付いてくる)
ん…色々な猫が居るが…普通の猫と……喋る猫が…居るのか…。(ゆっくりと辺りを歩いたり、挨拶をしながら歩いて。)

(後ろを付いてくる気配に少々首を傾げて振り返る)どうか…されただろうか…?
「にゃあ、お気になさらず。客人に伴も付けずに散策をさせるのは不案内ですからにゃあ」
そ、そうか…。(ありがとう…?と返し。ミケの隣を歩こうと歩幅を合わせて。)王よ…この国は…どうやって…出来上がったんだ…?(喋る猫と喋らない猫が居るので不思議に思い。)
「この国は我らが神が作られましたにゃ。我ら信奉者によって管理されてるのですにゃー」
ん…神様が…居るのか…。(その神様も猫なのか…?と問い。)
「彼の国ではバステトと呼ばれておりますにゃ。また、別の国ではアメルフィ。また別の国ではオリャーフェス……。我らの神は遍く場所へおわしますにゃん。猫はどこにでも現れる。でしたら、我らが神も色んなところに現れますにゃ」
猫は…世界中にいるように…神もまた……姿を変えて…至る所に居る…そして…誰かには崇められ…存在している……。(人種や、種族、世界、国が変わっても同じなのだなと頷いて。塀の上で寝そべっている猫を見掛けて、そっと頭を撫でてみようと。)
(アメリカン・ショートヘア風の猫が流し目を送る)
「あら、乙女の頭を撫でるなら高いわよ?」

「その通りですにゃん。……おや、ロザリィ。ごきげんようですにゃん」
「ごきげんよう王様。小鳥で遊んでるの?」
っと…レディ…これは失礼…って、こ…小鳥…?(普段商人から呼ばれて慣れてきたが、猫に言われると思わず。自信を指さして聞き)
「そうよ、小鳥だわ。あたしは猫だから、こんな所をパタパタ飛んでたら捕まえたくなっちゃう」(ぺろりと舌舐めずりして)

「彼女はロザリィ。この猫の国で1番猫魔術が得意なレディですにゃん。ロザリィ、ロザリィ。彼は銀の月の眷属ですにゃ」

「あら、銀の月の小鳥なの」
ヨタカ・アストラルノヴァ…商人の眷属であり…旅一座の団長をしている…者だ…。宜しく、ロザリィ嬢…。(猫相手でもレディはレディ、恭しくお辞儀し。)
(ごきげんよう、王様とミケへ挨拶して)「そぉ。よたか……よたか……ふぅん?(猫特有の瞳が小鳥を見て笑みの形に細まる) ロザリィよ。残念!銀の月の小鳥なら食べちゃだめね。7度目のあたしだって銀の月の機嫌を損ねるのは怖いわ」
は、はは…是非食べないで頂きたい…。(こんな鳥は食べても美味しくないさと苦笑して。)
「あら。美味しい美味しくないは問題じゃないのよ?哀れな小鳥は捕まえて、悪戯して、甚振って食べるのが猫だわ?銀の月も猫みたいな所があるから、身も心も喰われなければいいわね」(うふふ、と笑って)

「ロザリィが極めてイジワルなだけですにゃ」
んんん……多分…大丈夫…な筈さ…。(歯切れの悪い応答をする。実際良く魔力やら感情やらを喰われているので。時期に頭から食われるんじゃないかと錯覚しそうになって引き攣って笑う。)

(いやいや、商人もやめてと言えばやめてくれるからそれは無い無いと後から首を横に振って。)
「本当かしら、怪しいわ」(くすくす、と笑って小鳥の肩に飛び乗ろうと)
ぉっ、と…。(飛び乗ってきたのに少し驚き。バランスを崩さないように体制を立て直して。)
(灰猫がガブッと耳のすぐ後ろに噛み付いた)
っいた、っ…!?(牙の鋭いねこのひと噛みは流石に痛い。咄嗟に肩をかばう動きをしたが、猫を落としてはいけないと思い痛みを我慢して再びバランスを取る。)

キャラクターを選択してください。


PAGETOPPAGEBOTTOM