PandoraPartyProject

ギルドスレッド

商人ギルド・サヨナキドリ

交渉テーブル


か,.*`?.え
^.,]|-;"'<_,*+にき
.       

,!-~`_'.;*`"\-;/.:`^"""よ。

あなたの耳に囁き声。気がつけばほら、三日月の様に笑う"ソレ"の皿の上。

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それは……(言い返そうとして、口をつぐむ。全くもって彼の言う通りだ。一緒に生きると決めたのに、自分からそれを破ろうとしてどうする?心配させた事が申し訳なくて、図星を突かれた事に動揺して。発した言葉は掠れた。)…ごめん、なさい。

…そりゃ、ただで返すつもりなんかないよな。商人さんだもの…(二人に聞こえないように、ぽつりと呟いた)
分かってくれたなら、いい。お前さんは優しいから、俺のために自分に出来ることをやろうって思ってくれていたのは伝わったよ。……ありがとな。
(ぽん、と軽く政宗の肩を叩こうと手を伸ばす。
武器商人の返答を聞くと、半眼になり)
"嫌だ"?ガキのおままごとじゃないんだぜ武器商人さん。いくら恩人のアンタでも、その言葉はいただけないな。
それじゃあ質問を変えよう。対価として支払ったものがほしい。アンタは代わりに何を望む?
ーーいただけない?

そのママゴトに縋ったのは、

キミだぜ?

(瞬きの間に、“ソレ”の姿が消え失せる)
ヤバ、
(焦って春樹さんの前に立ち塞がる。
こんな師匠、初めて見た!っていうか、なんつーか、『キレてる』。絶対に…!

どこだ、何処に居る?何をするつもりかはわからずとも、この人に危害を加えるつもりなのは確かだ。武器商人の魔力を探して居場所を突き止めようとするが、焦りで上手く探せない。)
(ーー枯れる。

ーー枯れる。

その場の“力”が、全て持って行かれるような感覚。

“ソレ”は原初の恐怖。

“ソレ”は古き力の源泉)

ーーおどき。

(“ソレ”が、立ち塞がったあなたの心の臓を、撫ぜようとしながら通りすがる)
ーー!
(その場で足を肩幅に開き身構える。戦場で戦っていた時の記憶がないせいか、魔術を使うでもない。ステゴロの我流の構えだ)
知らん。縋ったのは前の俺だ。今の俺じゃ……、
(ぞくり。身体が急速に冷えるような感覚。なのに肌の上には冷や汗が浮かぶ)
ーーッ!
っは、ぁ゛、

(本能に直接訴えかけるような恐怖。奪うんじゃなく、“亡くす”。

僕の師は、こんな化け物だったと言うのか?

これでまだ、完全じゃないなんて。こわい。怖い。恐い……

生理的に涙が浮かぶ。体が崩れ落ちそうなくらいに震える。)

ーー嫌だ、絶対に。

(それでも、この気持ち悪い感覚に再び身を晒されようとも、“師匠”の腕を掴んだ)
(此処は“ソレ”の仮の庵、“ソレ”の仮のヤスンバ。仮初めといえど“ソレ”の領域。怖気の走る様な気配がヒタ…ヒタ…とそこかしこから貴方達を侵す)
どけ、と言ったのが、聞こえなかったか?ーー透垣政宗。

(愉しみを含まぬ温度の無い声が上から降る。その身を起こした微睡む憤怒が、自身を阻もうとする腕を逆に掴んで力の限り握り締めた)
ま、さむね……。
(何か騙されて記憶を奪われたのでは。そんな疑念も恐怖が塗りつぶしていく。乾いた喉を潤そうと唾をのんだ。
ギリギリ絞り出した声で)
逃げるぞ。
(と。絞り出した言葉は上手く聞こえただろうか。確認する間もなく、視線を彷徨わせる。
そうだ。来た時に自分で締めた扉。一刻も早くここから抜け出さなければ)

……。(逃走の言葉も、武器商人に政宗の腕が捕まれれば虚しく。喉奥が凍りつくような感覚に陥った)
く、そ……政宗から手ぇ離せ!
(神秘術を扱うための強化手甲。その使い方も思い出せないまま、震える拳は武者震いか、恐怖か。がむしゃらに、武器商人に向けて振り上げた)
聞こえていたに決まっていたでしょう。それでもこの人に、手出しをさせたくないから……あ゛ッ!

(あまりにも冷たい声に身の震えが加速する。腕を掴まれた、やばい、比喩ではなく腕が握り潰されそうなくらいに痛いのに、思考はスローモーションで進んでいく。

ダメだ、僕がここでどいたら、春樹さんが何をされるかわからないのに。

それでも、自身が一番弱い『痛み』には勝てない。
視界が歪み、腕を掴む手に縋ったまま、床に膝をついた)
(何の感慨も湧かぬ瞳で握り締めたままその腕を軽々引き揚げ、躊躇なく自分の前へと晒す。)
ぐっ。ぅ、……。
(振り上げた拳はそこで止まった。憔悴した様子の政宗が目に映れば、奥歯をギリリと噛みしめる)
勝てないのはよく分かった。アンタの……望みは、何だ。それは、慕ってくれてる弟子より大事なモンかよ。
(恐れながらも、師匠はすごいと語る政宗には笑顔があった筈だ。それを思うと眉間に皺が寄った)
(重力に従った腕が、痛くて、痛くて、痛くて。意識が朦朧とする。それでも、止めたい。
これ以上、必要以上に失くさないで。やめて。ぼくなんて放っておいていい。捨てていいの。)

はる、…きさ……にげ、て、
(絞り出した声は、あまりにも小さい。聞こえた、だろうか。)
望み、かーークハ。(普段に比べてあまりに不穏な、擬態にも似た嗤い方)そんな言葉を吐くという事は、何一つ理解していないらしい。可愛らしいことだ。それに、腕の1本潰した所で然程問題にはならんよ。(ギリ、ギリ、と手に力が籠っていき)
回りくどい言い方してんじゃねぇ。今逃げちまうくらいなら……
(死に場所は、ここでいい。
記憶を失う前に、武器商人に予知された言葉のように。恐怖を怒りに変えて地を蹴る)
どういう原理でホイホイ消えたり現れたりしてるかは定かじゃねぇが、人質いるままでもその神出鬼没さ、維持出来んのかよ?
(接近を試み、身を屈める。政宗ごと武器商人へ足払いをかけようと、右足を大きく伸ばして)
回りくどい?キミはそう取るか。……そんなに死に急ぐことは無いだろぅ?短気は損気って言葉を知っておいた方がいいぜ?

(詠唱も動作も無く屈んだ男の軸足を縫う様に、そして伸ばした右足を迎え撃つ様に床材が鋭い槍の様にその形を変えて伸張する)
(腕からみしみしと悲鳴が上がり、痛みに耐えかねて溢れる涙で顔がしとどに濡れていく。)

…ふ、ゔ……め、ろって、…ッ!
(僕には、師匠が春樹さんを殺すつもりにしか見えない。勝てないとわかっている相手に向かう彼が損をするなら、捕まっている僕はもっと損をしたっておかしくはないだろう。)

ーー早く、こちらへ。今だけ。今だけでいいから、僕に力を貸して。強かなる君達の力で、細やかな食い止める時間を。
(何かに呼び掛けるような詠唱が終わる、その瞬間。
緑の光を放つ魔方陣から花をつけたオオバコが幾本も飛び出し、彼を傷つけようとする槍の根本に巻き付き、伸長せんとする勢いを殺す。喚び出した自身も、師を引き留めるように懇願の色を湛えて見下ろした)
ーー。(はァ、と物憂げな溜息。凪いだ海の様な、しかしその奥に微かだが確かに煮えた油にも似た怒りを灯して教え子を見遣る)

(右足はともかく軸足を狙った方は回避するのは体勢的に難しいと読み、焦らず後ろへ退がる。持っている教え子ごと消えてもいいが、わざわざこれらにそこまでするのは面倒だと“ソレ”は感じた)

貴様も同じく端を発しているのだがな。この状態でよく魔術を行使できたものだ、速贄にでもしておけば大人しくなるかぃ?
ーー!?
(避けられない。迎え撃たんと伸ばされた槍に目を見開くが、その勢いを殺そうと生え伸びた緑に目を奪われた。槍の威力が薄れて太腿を擦るに留まるも、次の一手をくり出すまで踏み込めず、後ろへと退がる)

クソッ、どうにもなんねぇのか……"また"見てるだけなのかよ、俺は……!
(無意識のうちに溢れた言葉に眉を寄せる。失った記憶の残りカス。その欠片に、後悔の匂いを嗅ぎ取った)
……。頼む。政宗を解放してやってくれ。俺をただ一人、受け入れてくれた大切な人なんだ。
(怒りばかりが込み上げる。記憶を捨てた過去の自分に、どう変わろうと何も出来ない今の自分に。唇を血が滲むほどに噛みながら、その場で膝をつき、床に額を擦りつけた)
ごめんな、政宗。俺はやっぱ、逃げられねぇ。でも、置いていく事さえ出来ない。お前を守るって言ったのに、本当に口ばっかりだ。
ーーうん、ごめんなさい。僕も師匠を怒らせた一端だって事は、わかってるの。それを申し訳なくも、思ってる。
……今魔術を使えたのは、師匠が強くしてくれたお陰だよ。前の僕だったら、きっと何も出来なかった。
(速贄、という言葉には苦笑を漏らして)春樹さんに手を出すくらいなら、そうしていいよ。それで師匠が幾ばくかすっきりするなら。

(自分に怒りをぶつけてもらえるなら、それで良いと思っていたのに。彼が頭を下げる雰囲気に息を飲み、後悔で涙が込み上げる。
違う、僕はあの人にこんな事をさせたい訳じゃない!苦しませたくなんかない!……それで貴方が楽になるなら、見捨ててくれて、いいというのに。)
……口ばっかりでもいいよ。今の貴方は弱いもの、仕方ないさ。そう思ってくれるだけで、……でも、
(ぽたぽたと涙を溢し、漏れそうになる嗚咽を噛み殺した)
ハ、その上で傲然と我(アタシ)に請うか。悪くないね、愛いコだ。(ほんの一瞬だけ、いつもの雰囲気に戻って)

……とはいえ、此の迂闊な男の始末をどう付けるかだ。自分と過去の自分が違うと主張する、此の男。あくまでそう主張するつもりなら、我(アタシ)と彼の取引に土足を付けた代償を払ってもらわねばならない。
ふふ、師匠と一緒に居たら嫌でも肝は太くなりますよ!(少しだけ機嫌を直してくれただろうか。僅かにほっと息をつく)

……僕は、(僅かに躊躇い、閉口する。しかしこの際だから言ってしまえと口を開いた)
少しの時間でも話してみて思ったんだ。春樹さんは、過去の春樹さんとあんまり変わってない…と、思う。根っこは違わないと、思う。だから、大きな代償は……やめて、欲しい。お願い、師匠…(きっとこれは対等な取引だった。だから自分は前の自分と同じ人だと、春樹さんがそう認めてさえくれれば。少しは、許してもらえるかもしれないと目の前の師に懇願する)
……ふむ。(教え子に視線を遣る腕だけで引き上げていたのを更に引き上げ、片腕で抱えるように教え子を持って)

それなら、キミが買うかぃ?此の男の命を。
え、(急にきちんと抱えられて、動揺する。何?今度は何されるの?)

……買えるん、ですか?…対価、は、(唇が震える。それで助けられるのならば喜んで買おう。……でも、『人間性』を差し出した僕は、きっと僕じゃなくなってしまう。それだけは避けたい)
……。(顔を上げず、黙して話を聞いている)
(姉ヶ崎の旦那を見下ろして)置いていく、ね……焦っている今のキミじゃ全部取りこぼして迷子になるだけだろうさ。

そうさね、教え子。人ひとりの命の対価だ。キミは、何を差し出すのが適当だと思う?
(人ひとりの命の重さ。仕事とはいえ、奪った事があるんだからわからないわけじゃない。
……自らが自然に出した答えにぎゅっと目を瞑り、覚悟を決めたようにしっかりとした口調で返す)

僕自身の命じゃ、軽すぎますか。それとも、僕のどこかを潰して、ハンデを背負いながら生きていく事が妥当ですか?
ほう。命の所有権を差し出すということはキミを好きにしていい、と同義だが本気かぃ?魔術の実験でボロ雑巾のごとく使われようが文句は言えなくなるということだが?(いいのかナ?とそこで愉快そうに"ソレ"が笑う)
あっ、あっ、待ってください!やっぱり撤回で……師匠に強くしてもらえる分には構いませんけど、実験動物扱いは嫌ですもの。(ぶんぶんと首を振る。雰囲気だけなら何時もの師弟だ)

…でも、僕はこういった交渉には慣れてませんから。これ以外には思い付きません。
商売に慣れた師匠なら何が妥当だと思われますか?
残念ながら賢明な判断だ。……キミの見解に少々心外な所はあるがね。(ケラリ)

我(アタシ)が答えちゃあ意味が無いと思うのだがね。ま、つまりこちらの言い値でいいって事だね?
普段から体の中を引っ掻き回される様な目に遭うのは御免ですからねぇ!……それはごめんなさい!(ふふ)

(ふ、と真剣な顔付きになって)ええ、勿論。僕の「人間性」以外なら。大切な人を守るためなら、出来る限りの物は差し出しますよ。
一つ弟子なりの我儘を言うとすれば、それほど重くない物がいいなぁと思いますが!…これに関しては汲まなくても良いでぇす。
ほほう?よろしい。それではそうだな、教え子。キミはーー人間のまま化物になるのが、その代償に相応しい。

ーーキミの「罪悪感」を以って、この取引を成立させようじゃないか。
…僕の「罪悪感」を?……あー、やだな。人間なのに化け物とか、手の施しようがないじゃないですか。やだなー……
(罪悪感がなくなってしまったら、足を踏み外してしまう事柄も増えていくのだろう。それでも、)

うん、でもそれだけで姉ヶ崎先生を守れるなら。いいですよ、代償として差し出しましょう。
ーーだが、忘れるな、ニンゲン。

("ソレ"は笑う。酷く愉快そうに)

("ソレ"は嗤う。酷く憐れむように)
……僕から貰っていくくせに、忘れるなだなんて。酷い師匠。(しかし口振りとは違い、表情には馬鹿な自分に呆れているような色を滲ませて、泣きそうな顔でくしゃりと笑った。少しだけ怖いから、服の裾をぎゅっと握って。)
いいや。そっちじゃあ無い。


ーーキミがあのコを買ってどうなるのか。


努々、頭の隅に留めておくことを忘れぬことだ。

(ケラリ、ケラリとその目を覆うように手を出して。手を引いた頃にはその手には黒瑪瑙のようなカケラが乗っている)
(目を覆われ、言葉の意味を考えている数瞬のうち。開けた視界と去っていった闇。
しかし、何か、心の一部に小さな穴が開いたような感覚を覚える。これが、師匠に取られるって事なんだ、なぁ。
……先生も、この感覚も味わったのだろうか。)

…それがどういう意味かは未だわかりませんが、師匠の教えですからね。覚えておきますよ。
(自身の「罪悪感だったもの」をじっと見詰めた後、姉ヶ崎の元へと駆けていった)
……。(僅か、顔が上がる。ギラついた瞳に黒瑪瑙のようなカケラを焼き付けて、噛み締める奥歯)

この瞬間を、忘れないぞ武器商人。

(駆け寄る政宗に応えようと、ふらり立ち上がる。少しでも安心させようと無理に作った口元は、皮肉にも記憶を失う前の、あの飄々とした笑みそのものだった)
大丈夫……ってわけないよな。政宗、まだ腕、痛まないか?
あ……。(姉ヶ崎さんの笑顔が、「姉ヶ崎先生」の姿に被る。なんとなく、少しだけ彼の事がわかった気がする。推測だけれど、あの人は、いつも無理して笑っていたのかもって。
笑顔を見ただけで懐かしいような、ほっとしたようなそんな気持ちになって。ぽろぽろと涙が大きな瞳から溢れ落ちる)

ううん、僕は大丈夫!それよりも、大丈夫?怪我、どこにもしてない…?せ、(ぺたぺたと体を触って確認しながら「先生」と言いかけた口を慌ててつぐむ。……気分を害していないと良いのだけど…)
あー、泣くな泣くな……ってのも無理な話か。
見せ筋も筋肉っちゃ筋肉だ。かすり傷なんざ大した事ねぇよ。
(慰めるように大きな掌で、ぽんぽんと政宗の頭を軽く撫でようか)
好きに呼べよ。俺は元の姉ヶ崎春樹と比べたら、何かを失っちまった「姉ヶ崎の成り損ない」みたいなモンだろ。
俺はやっぱりアイツの曲がった根性は叩き直したくなるくらい嫌いだが、いつか超えるくらいの力をもって取り戻す。
失ったモン全部。
(態とらしく憂鬱そうな表情をして見せた。顔は憂げだが、目の奥は愉快そうに笑っている)

やれ、やれ。最大限に穏やかな提案をしたというのにそんな可愛らしい目を向けられようとは。哀しくなっちゃうねぇ。(くすくす…)
う、ううう…!貴方は僕にとっては何よりも大切な人なんだから!
…それに、僕が心配してる傷は体だけの話じゃないんだよ。
(無茶しないでね、といつかと同じように思いきり抱き締めて擦り寄る。潰されそうになった腕が痛むけれど、それよりもこの人を失う方がよっぽど僕は怖い。)
……一応、成り損ないである自覚はあったんだね?
でも、貴方のそういう根性は好きです。気持ちが良くて、初めて会った時よりも観ていて好ましい。
だから僕も、その力添えをさせてくださいね。
「姉ヶ崎さん」。
欠片も哀しがってねーだろソレ。まぁでも、本気でしょんぼりされた方が俺としても困るからな。
(擦り寄る政宗を抱き返し、宥めるようにポンポンと背中を叩いてやって、肩を竦め)
足りないものがあるってのが、あの時の政宗の表情でよく分かったからな。無い物は奪い直すか……"つくり直す"かだ。
歩けるか?追加でちょっかい出される前にズラかろうぜ。
俺は戻ったら早速鍛錬だ。この世界での戦い方さえ分かりゃ、今より確実に首を狙いやすいだろうよ。
もう、師匠も春樹さんの事をあんまり虐めないの。
(ぷくりと頬を膨らませ、て。違和感に気付く。前までの自分なら、もう少し強く咎めていた、ような…?)
ふふー。今の春樹さんじゃあ物足りないからね、絶対に。……「つくり直す」?足りない物でも作り直せるものなの?
……ん、歩けるよ。足にはダメージないしねぇ。
あらあら、そのまま僕の家に来るでも良かったのに。師匠を殺されるのもやだけどぉ、…春樹さんが強くなるなら、もっと僕が守りやすくなるしね。良かったら今度でも、鍛練に付き合うよぉ?
(宥めるように叩かれた背に合わせてぱっと体を離し、ふにゃりと笑うと手を握った)
えー、我(アタシ)は悪くないものー。(子供の様に拗ねた声をソレは出してみせ)運が悪ければまた遭おう。……ま、教え子はまた会いに来てくれるだろうけど、ね?(小首を傾げーー何故か姉ヶ崎春樹に向けてヒヒ、と笑った)
会えるさ。運がどうだろうと、奪い取るまで逃さない。

泥臭い努力ふナンセンスだが、あらゆる可能性は、否定しない限り無限に在るもんだ。たかだか“奪える程度のもの”だ。作ろうとしてみたら、案外さっくりいくかもしれないぜ。……確証は無いがな。
とりあえず政宗は、身体が完調するまではゆっくり休みな。俺よか線が細いんだから、無茶に付き合う必要はないんだぞ。(政宗の手をしっかりと握り返し、店の外へと歩き出す)
じゃあな武器商人。後悔すんなよ。
(なんて、負け犬らしい言葉を置き土産に出て行こうか)
嗚呼、それは素敵だね。とても。(心の底から微笑むと、ソレはいっそ無邪気な笑みを浮かべて彼らに手を振った)

(愛よりも、敵意や憎しみの方が長持ちするモノだ。ーーどちらも、いずれは風化してしまうけど)
(あっ、アア~~~!今の春樹さんはちょっと良かった!本気さがグッと来た…!そう思うと、少しだけ繋いだ手の熱が増した、気がした)

それ、前にも言ってたねぇ。……春樹さんのそうやって前に進もうとする所、僕は凄く好きだよ。確証はなくとも一緒に頑張ろうねぇ!でも無茶しても無理だけはしないでね、絶対だよ!
…ちょっと休めば全部治るのにぃ。(むすりと頬を膨らませるが、顔には心配してもらえて嬉しいと思いきり書いてある)
ばいばい師匠、また近いうちに遊びに来るねぇ!(笑顔で手を振ると、姉ヶ崎に手を引かれて店を後にした)
(ドタドタドタドタ!!遠くから徐々に近づく足音。
最後に勢いよくドバンッッ!!!と扉が開け放たれる)
大変だああああぁーーー!!

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