PandoraPartyProject

ギルドスレッド

商人ギルド・サヨナキドリ

【RP】狭間の魔術工房

(招いたコ以外、入っちゃダメー)

清潔なベッド、魔術書、いくつかのマジックアイテム…。シンプルな部屋だ。

だが魔術に触れたことのあるものならそこが出入りが困難な魔術的な迷宮の最奥にあるものだと気がつくだろう。

そこはソレのテリトリーとも言える。

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『唇を塞いで話の邪魔も気が引ける。これを一つ持って行け』(尻尾の珠(オーブ的な物)を武器商人の胸元に一つ飛ばし)

術の媒介は俺のままでいいですよ。ヘンヘンはやり易いような空間を維持しててください。俺は媒介や貯蔵庫にしかなれませんので

…その方々、俺で良ければ話を聞きましょうか?彼岸に逝くかは別として、そのまま彷徨うのは宜しくない。一時的にでもお預かりは出来ますし(オスロとトカムへと聞いた)
俺が組織に属した時、天義から使命を帯びて離別したって奴が教祖をしていたはずだ。
海洋じゃ少しずつ信者を増やしてきているみたいだが、最近なんだか動きが"鈍い"気がしていた。
(もう充分、というオスロを見上げる目は少し悲しそうだった)
……お前も俺の前からいなくなってしまうのか。

『人の出会いはいつか別れに通じているものですよ、トカム様。……私は貴方のおつきとして、用いて貰えてうれしかった。役に立てたかは分かりませんが、姿が見えなくなってもいつも一緒です。』
ありがとーぅ。(パキン、とオーブを砕いて中の力を吸収する。わだつみの力とも相性が良さそうなリソースににこりと微笑み)
シャチの方。部外者が口出し申し訳ありませんが、死者を縛るというのは苦しめるうえに次の生への道をも閉ざす行為と言うのを御存じで?

何時までも生者が死者に未練を遺しているとあの”獣の親子”のようになりますよ?(アルクの周りに浮いていた二つの魂に気が付いていたがそれを見せたらこの方は絶対未練がましく求める。そう感じていた)

――貴方も死者を眠らせぬ行為を行うのですか?赦しませんよ、俺
青龍牙『…龍之介、怒りを鎮めよ。我も自我を見失うであろう?』(ちみっちゃくなった龍が宥める様に声を出す。)
あー……。(何か納得したような声をあげ)使命を帯びて、”離脱”した、ねぇ…ま、些事か。(くすくす)
オスロの旦那がどうしたいか、にもよると思うよ。幸い選択肢はいくつか転がってるしね。面白いことに、楽な道を選ばないことがままあるのがニンゲンだもの。どうする?どうしたい?”キミの望みはなぁに?”
ま、望むなら俺は良いんですけどね。鎖にがんじがらめにされた人生が終わってしまった後なんていう苦しい物は強制したくない。あの白狐さんみたいに納得してるなら兎も角、あの獣の方の親は自分たちの事を咎め始めていた

俺は隣人の願いは極力聞きたい派なので(トカムの方には忠告をしただけでにこりと笑いながらオスロの返答を待って居る。)
『私達レプンカムイ家には代々、伝承があります。我々の死は冥府への旅路なのだと。そしてたどり着いた先で、冥府の番人として生き続けるのだとも。
なので失う事を恐れども、私達が死を恐れる事はありません。
ただ……悔しい。蹂躙されるだけの人生に、私は納得がいきません。

せめてこの手に、護りたいものだけを護りきれる力があれば。
そして苦しむ同郷の仲間を、救う機会があるならば……背を向けては、戦士とは言えますまい。』
―――だ、そうです。トカムさん、でしたね。あんまり女々しい事考えてると終いには「腹切り」とか勧められそうですね?生きてる方が前を向かないことほど死者が負の方向で未練を得てしまう事はありませんよ。

というか、この世界輪廻って適応されてます?大丈夫です?(ちょっと心配になって来た)
オスロの旦那、まだ、戦いたい?
『……はい。
武勲はトカム様に及ばずとも、我が計略……必ずや奴の首を断つ助力となりましょう。』

腹を切って済むなら落ち延びてねぇよ。(頭を押さえてオスロの様子を見ていたが、やる気に満ちた様子に肩を竦めた)やる気は買うが、勝てない戦は無駄死にを増やすだけだ。……やるなら徹底的に、潰す。灰も残さずに。
そう。なら、繋ぎ止めなきゃね。キミたちは、海が無いと駄目なのだっけ。(懐からアクアマリンを取り出す)

ーー。(ヒトの発せぬ音が、その口から漏れる。それはまるで、”鯨のウタ”の様な)
(青龍牙を自分の首へと巻き付かせるとシャチ型からオスロが移るのを待つ。それまでは維持するつもりだ。)
…俺達どうしましょうかねぇ。(とぼやいた。面倒ごとは隣人のことだけで十分なのですが…どうにも放っておけない)
ーー”おかえり、おかえり”
(それは詞の無いウタ。それでも聞こえる気がする何かは崩れぬバベルの恩恵か、はたまたソレが全てモノの見えぬ何かに刻まれているのか)

ーー”わたしが、始まり。わたしが、終わり”
(トモダチが教えてくれたウタに、ソレは力を乗せ海を謳う。ソレはそう、“叶えるモノ”、“歩く破滅”、“御伽噺の魔法使い”、“名も無き悪魔”、そしてひとひらの)

ーー”おかえり、おかえり。ここへ、おかえり”
(わだつみ)
……この歌は……。(心地いい、忘れていた穏やかな調べ。初めて聞く歌なのに、懐かしさで胸が締め付けられるようだった。
意識を委ねるように目を閉じて聞き入る)

『海の歌……いや、海そのもの……。御身はいったい……?(ふっと意識がもっていかれる。シャチの折り紙から魂が抜けて、ふらふらと武器商人の方へ向かっていった)
青龍牙『…(ポイっともう一つ珠を武器商人の胸元に投げると小さな蛇の姿に)』

貴方もお人よしですねぇ。赤子の俺を護るために憑いてくれたのを思い出します(小さくなった青龍牙を撫でながら)
俺の術はこれでお役目終了ですね。(ただの折り紙に戻ったそれを拾いポケットへと)
ーー“わたしはいつも、あなたがかえるのをまっている”
(手にしたアクアマリンの中にオスロの旦那を迎え入れると、神事の後の様な、冬の朝の海の様な清廉な空気が一筋だけ流れ)

……さァ、なんだろうね?誰も明確にはしてくれなかったけど、今は…そう、キミらが探してた、御神体の一部を持っているか弱い行商人だとも。あ、悪いねぇ青龍牙の旦那。スナック感覚で消費しててさ。(ぱきぃん、とまた珠を割り)

もう出ても大丈夫だよ、オスロの旦那。此処がキミたちの海だ。
俺さえ生きていればまたすぐに貯まりますから気にしないでください。俺達も偶に放出しないと色々と大変ですし。

青龍牙『或る分なら構わぬ。マナプールとまでは行かぬが数日あればこの世界ならすぐに貯まる。』

それに、貴方はトモダチ(隣人)ですからね。
(一度アクアマリンの中に入ると、ゆっくりと中から出て来る)『……なんだか生まれ変わったような気分です。それに』
(足元は消えた状態だが、うっすらと透明な人間の姿をとり)
『その宝石の中にいる時に、ほんの一瞬ですが不思議な夢を見た気がします。』

(トカムにオスロの姿は見えなくなっていたが、すぐそこに居るような気がした。火傷から治りたての手を握って開いて状態を確認してから、ベッドから起き上がり)二人にはオスロ共々、迷惑をかけたな。……今の歌を聞いて、思い出した。家族のあたたかさを。
もう失われてしまったものでも、せめて……顔向けできる程度には、始末をつけないとな。
トモダチ?そっかー、トモダチかぁ。(にこにこ、嬉しそうに笑う……といっても常に三日月の様な笑みは浮かべているが)

オスロの旦那は、いい夢みれたかぃ?ヒヒ……。始末をつけるのはいいとして、あてはあるのかぃ、トカムの旦那。
ええ、トモダチです。(屈託ない笑顔で応え)

…オスロさんのは俺にとっては日常茶飯事ですが貴方のは確かにいい迷惑です(そのままの笑顔でトカムに一言。)

新入りが自分の貯蓄してるモノを出してまで手助けしてるんです、それ相応に働いてくださいよ先輩。そうでなければ俺の愛するモノ達が可哀そうですから
っ!?そこの兄ちゃんはどえらく正直だな。……倒す方法はまだだが、いいんちょの身体をなんとかする方法はある。

『そのあだ名……。(なんとかならないのですか、とツッコムのも疲れた)
行くのですね、オスロ様。本気ですね?本当に頼りに行くのですね??』
(そしてトカムの言う手段に何故か念を押すように問うた)
正直慰めや回りくどい事を言っても貴方プライドが”更に”傷つくか真面目に理解できない脳筋の類だと思いましたので(にっこりと既に傷がついているんじゃないですか?と強調して)

それに俺は生者に対しては遠慮しませんし。

あ、でもあの獣の方の言い分は分かりますよ。貴方頼み方がなってないですし。一族の魂を何とかしたいなら頭下げるくらいしたらいいと思うんですけどね。既に傷がついてるなら形振り構う必要ないじゃないですか(結構辛辣な事をズバズバと言う)
なぁに?聞きたい聞きたい。聞かせて?(興味津々にトカムの旦那の顔を覗き込む)
(龍之介の暴言のような言葉の雨に、目をまんまるくするばかりだ。最後にふっと口元を緩め)無礼を許してくれ。俺は武人だ。戦う事以外はとんとわからん。

……プロフェッサーを頼る。(興味深そうな武器商人にはっきりと答えた後、少し俯き)練達にいる技術者だ。兵士の時に世話になったんだが、まーよく分からん事を考える人でな。貸しを作るのがぶっちゃけ怖い!
武人が戦い以前に筋を通せないのは大問題では。(更に追い詰めていくスタイル)

戦国武将と言う者が武人、または武神と言うモノでして。礼節や筋を通すさぞ立派な御仁でした。…主君に、家に尽くすために泥水をも啜るような。

貴方、武人で家を守るというのですよね?…体裁よりも魂の清さ強さを求めたらいかがですか
(トカムに対して生者にはガンガン弱い部分を突いて行こうとする二面性が発揮される)
ほーぅ、教授(プロフェッサー)。……ヒヒヒヒヒ。(楽しそうな事柄にニンマリ笑みを浮かべ)

え?武人ってお酒片手に暗殺仕掛けたりするもんじゃない?あと割とお家騒動でゴタゴタする。(きょとん)
えー、ヘンヘン、それ俺のイメージと違いますー…。まあ、この方が言う武人はそういうモノなのでしょうか…?
(と、トカムの方を見る)
お家がなけりゃ体裁ももうあってないようなもんだけどな。
俺の思う武人は、とりあえず得物がなんでも突っ込んでいってドーンと蹴散らしてガーッと攻め切るやつだ。

『(頭が痛くなってきたとこめかみを押さえ)なんだか迷走してきましたね。……ともかく、教授に借りを作るのはとてつもなく恐ろしい。無事に帰って来られたら御の字といったところですが、お二人に御恩を返すために必ず舞い戻ってきます。どうかそれまでご無理なさらぬよう。』
ふふふ…俺が一番嫌いなタイプですね。無鉄砲で周りを巻き込んだ上で顧みない、護ってくれているモノにも感謝しない……。そして、何かあれば厄病神とかの理由で隣人や周りのせいにする、一番愚かなニンゲンだ。

こう、首に縄つけて調教してしまいたくなりますね。もしくは堕としたくなる…。(過去に何があったのだろうかと思わせるようなドス黒いモノを漂わせ)

……ええ、どうかオスロさんもこの方をうまく手綱引いてください。(そしてオスロにはその禍々しさをスッと引っ込めて優しげに。ほんと何があったのやら)
うンうン、楽しみだね。練逹は今、何が入り用だったかナ。(にこにこ。影の中から行李を取り出しながら)
(入口の扉に何故か付いている鍵穴に、懐から取り出した銀の鍵を差し込み回す)

よし。

(トカムの旦那とオスロの旦那を手招き)
……?(きょとんとするトカムとは対照的に、オスロの方はやや青ざめる)

『もしや……武器商人殿。私達について来るおつもりですか?!』
? うン。(トカムの旦那みたいにきょとんとしながら)ほら、トカムの旦那、行こう行こう。
…俺遠慮しておきます(という生きた人間嫌い)
うン、お留守番、よろしくねぇ。何かあったら真砂に言っておくれ。
ええ。まあ、もしも獣の方のお知り合いが来ましたら”二階の一部屋”にでもお通ししておきますよ。(分体も居りますし、と目配せして)
保険にしときたいところではあるけどねぇ。真砂も居るし分体は一度戻すけど、視てはいるから大丈夫。何かあったら対応するとも。
了解です。愉しんで来てください。あ、真砂さん抱っこできます?好きな物あげちゃっていいですか?(駄々甘やかしたいらしい)
真砂がいいと言うならね。(くすくす…)
はい。じゃあ、俺は留守番してきます。(言いつつ店に戻った)
なにっ!ついて来るのか!?……ははははっ、そりゃいい!教授が翻弄される姿を一度は見てみたいと思ってたんだ

『トカム様、飛び火する事に気づいてください……あぁ、全く聞こえてない』
(武器商人が招く方へのこのこついて行く。扉を開けた先が教授とよばれたよ男の応接室なら、薄暗いパイプ椅子の並んだ部屋に繋がるだろう。
部屋の奥でノートパソコンの液晶が光っているのが遠巻きに見て分かるかもしれない)
……やはり置いてく必要があるか。(くすくす笑って無造作に部屋の中に滑り込もうと)
(トカムとオスロが先に入った後、武器商人が部屋に入り込もうとした瞬間、バシッ!と何かが弾くように押し退けようとする。
魔術師によくある結界だ。赤い障壁が入り口の端から端まで巡り、ご丁寧に『他の魔術師お断り!』などと書かれてある。
トカムには障壁が見えないようで、サヨナキドリからの入り口の方へ振り向いて)
おーい、店主さん。来ないのかい?
(『魔術師は出ちゃ駄目』とか簡単な落書きをしつつ)ちょっと用事を思い出したからまた今度にするよ。宝石、預けるから大事にお持ち。(青い宝石がいつのまにかネックレスになっている。それをトカムの旦那にふわふわ飛ばす)
そうか。……ありがとう。必ず帰るぞ。今度はサヨナッキーと共に!(ネックレスを受け取ると、嬉しそうに笑む。少しは元気を取り戻したようだった)

『ありがとうございます。……それにしても気味の悪い場所だ。この四角い箱は?わっ、人が映った!』

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