PandoraPartyProject

ギルドスレッド

商人ギルド・サヨナキドリ

【RP】狭間の魔術工房

(招いたコ以外、入っちゃダメー)

清潔なベッド、魔術書、いくつかのマジックアイテム…。シンプルな部屋だ。

だが魔術に触れたことのあるものならそこが出入りが困難な魔術的な迷宮の最奥にあるものだと気がつくだろう。

そこはソレのテリトリーとも言える。

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(レプンカムイの旦那がいつでも噛み付ける様に腕を口元に当てながら)あと、3割くらいかナ。痛いけど、もう少し頑張ろうねぇ。
おやすみアルク。よりよい明日がお前を待っているといい。
(寝顔を眺め、ぽつりとつぶやいた。)
……お前が思うよりかずっと子供で、子供は愛するよりも愛されるのが仕事だ。だからままならねえのさ。
(どちらも、だ。花に根を張る土が要るように、無償の愛にも自負を得るだけの人生が要る。どちらもそれを持っているなんて思えないが、一朝一夕で身につくものでもない。寝息が落ち着くまでそうしていて、風呂を借りに行った。)
(何時の間にか扉が開けられた。室内に白い狐が戻ってきて眉を寄せながら寝息を立てるアルクの枕元に咥えていた筆 箱を静かに置いた)
(「……私(わたくし)の仕事はこれで。……後で肉ではなくお菓子を頂きたく」寝ているアルクへと言うと主の元へと戻った)
……さん…?ぅぐあ、ぁ、ぁあああ!!(考え込んでいる暇はない。身じろぎしようにも押さえられては動けず、叫んだ後に訳も分からぬままガツッ!と武器商人の腕に噛み付いた。鉄の味が口の中に滲み)フーッ……フーッ……(と唇の端から苦しげな息がこぼれた)
(漸く全身の血生臭さとおさらばできたが、汚れて穴だらけの服をまた着るのが嫌だったのでパンイチでぶらぶら戻ってきた。)
……まあ死ぬよりかは難事だろうが、生きてるんだからいいこったな。
いい子、いい子。血は飲んじゃ駄目だよぅ?(さほど痛がる様子も無く平然としている。少しだけ意識を向けて、口内の血を相手が取り込んでしまう前に塵にして消しておいた)
………(寝たあともやはり魘されていた。薄く目を開けるとトカムの絶叫が聞こえてビクリと肩を跳ねさせて目を見開く)

……(起き上がると口元を抑えて風呂場の洗面所の方へとよろつきながら向かう)
……(筆箱を忘れていたので戻ってくる。それを手にするとまた洗面所へと真っ青な顔で向かった)
(心配げな目でアルクを見送るぱんいち。)
うっく……。(塵を吸い込みかけてケフッと噎せる。血を見て少し冷静な思考が戻ってきたのか、噛む力が少し弱まった)

『おかえりなさいませ。』(オスロはダレンが戻ると、サッとトカムがダレンを見ないようにさり気なく横へずれた。洗面所の方へ向かうアルクの方背中も見送ると、眉間に皺を寄せ)
『彼がワグテイルから受けていた殺意は尋常ならざるものでした。ただ殺すだけでああも憎悪は積もるものなのでしょうか。……何か助けになれればよいのですが。』
……終わり。(ふっ、と左腕から纏っていた炎が消える。時間にして5分か、10分か、それくらいだろう。焼けた肉を直すついでに粉々にされていた骨も直したから惨い有様だった腕は随分とマシな見てくれに戻っていた)

やれ、犬死すら出来なかった気分はどうだぃ、レプンカムイの旦那。
ところで……後でいいがそこで悶えてるののツケで普通の服でも用立ててもらえるかね。
(ふと武器商人に。一片の慈悲もないように思えるだろうが法外な要求をしないだけマシである。)
(左腕で隅の黒い漆塗りの洋服ダンスを指差して)

適当に持ってお行き。

(もし洋服ダンスを開けるなら、どれもこれも開けた人物の好みに合うものであるという点に目を瞑ればごく一般的な衣服が何着かかけられている)
ありがてえ。
(短く感謝を告げ、衣装箪笥からシンプルなチュニックとベルト、布のズボンに黒く厚手の木綿のコートを拝借する。凡そ自分の着ていた服とかわらないが、コートだけ余分に貰っていく図々しさ。それらのものを身に着け、アルクの様子を見に行く)
(荒い息を繰り返してダレンが去るのを見送ってから、ようやく言葉がまともに口から零れる)
…………最悪だな。
だが、憑き物が落ちたような気分だ。
いや……“落ちたと思いたいだけ”なのかもしれない。

(憔悴したトカムの視界にひょっこりとオスロが顔を出す)
『実際のところ、憑かれたも同然なくらい未練タラタラな霊がいますからね』

っ……どぉっ!?委員長、どうしてっ!?

『そのあだ名で呼ぶなと何度も……。』
(しかもほぼ初対面の人の前で呼ばれたのだから恥ずかしさも特盛である。眼鏡の中央を押さえて俯いた)
なに、我(アタシ)に気に入られてるんだから些末だよそれくらい。(けらけら)
この世界に委員長。これは珍しい…。え、シャチの学校ですか?

あ、今オスロさん俺の術で顕現してます。触れますよ。
…目、覚めたのか。(洗面所の方からダレンと戻って来てトカムへと一言。安心はしたが左手は此方に牙を剥くのなら…何時でも攻撃が出来るようにしていた)

……んで、トカム似の…誰だ?(オスロを認識する余裕なく出て行ったので初顔合わせだ。警戒の色を示す)
……(ツカツカとトカムの目の前まで歩き)おはよう、トカム=レプンカムイ隊長。御機嫌如何だ?

……アンタ、"即死させられんなよ。"
(首の真珠色の鱗へと右手で触れようとする)…まだ、死ねないだろ?レプンカムイの。シャチの、って言ったほうが良いか?アンタが死ぬのなら、俺が天義の狗に堕ちた友人として殺した時だ。紅の契約者に殺されんのは俺が赦さねえ…。
(触れることができているのなら鱗に対して爪を立てたい。こんな物、剥してしまいたい…。流石にそこまではする気は無いが。)

店主、"コイツ等に聴くなよ。" "勝手に死ぬから。"
(言葉と行動の端々に自分は全部知っている事を匂わせて店主を見た)

アンタも"自分の店に揃った役者が二人"、紅の契約者に殺されるのは愉しかないだろ?
……俺の言葉、今回は無視するなよ。"全て狂うからな。"

……俺とダレンは事務所に帰る。銀影は"今、何処にも居ない。"

…"俺は待つ。" 
……利害が一致したら、俺の持つ情報を開示してやる。それ迄は……協力しようぜ?互いに。

……これは交渉だ。飲めない条件は提示して無いつもりだ。割にも合っている筈。このあとにアンタが巻き込まれたいのなら、な。そう言うつもりで俺達を匿ったんだろ?(当たるか外れるかは判らないが適当な、今迄の武器商人に適度な言葉を選ぶ。)
…何処にも、じゃねえわ。留守してるって意味だしな…。(紅の契約者が此処を視ているのを想定して、あちらの行動に勘付かせないように言い直す)
そう。全てが狂うんだ。それは大変だね、大変だ。つまり、朝長の旦那とレプンカムイの旦那には何も聞くなと、そういうことでいいのかナ?
…ああ。……鱗持ちに"聞くな"。俺の目の前で即死を喰らった奴が居る。アンタが防げたとしても、何かしら狂う。……それと、言葉を聞き入れないならアンタにはもう頼らない、銀影にも頼らせない。こちらに関わらせない。俺が、そうする。

……アンタの愉しみも狂うだろ?
……時を待てって言ってるんだ。熟す前に喰っても美味かねえだろ?そう言ってる。
(くすくすくすくす…)何分、どこかで道が交わりそうだけど、まァ無闇矢鱈に意味無く煽ろうってわけじゃあなし、鱗持ちに聞かず実を熟させることにしようじゃないか。
……番狂わせくらいは想定してる。俺はトカムと朝長を無駄死にさせたくないだけだ。

それと、……武器商人、(メモ用紙にサラサラと「俺以外、銀影は本拠地に呼べない」と書き、手渡そうとする。ただ単に紅の契約者に聞かれるとあちらの計画自体がバレる可能性があるからだ。)

…理由は今は教えねえ。何れアンタを巻き込む気で居ることだけ言っておく。
はい、はい。べつに構わないよ。(メモ用紙は受け取って、楽しそうに笑っている)
…おう。

……あと、俺とダレンを元のとこに戻してもらいたい。銀影は此処から出たし、居る理由がないのと…有栖ともう一人待たせてるんだ。

……トカムはアンタに取り敢えず任せとく。俺は天義の狗に憎悪以外を向けられないんだ。
『誰が委員長ですか。シャチの学校なんてありませんよ、メダカじゃあるまいし。トカム様が私に勝手につけた名前です。』
(龍之介に指摘されると、試しにベッドの縁に軽く触れてみる。ふわっとした感触が指先に伝われば、眼鏡のレンズごしに目を見開いた)
『実体化まで出来るとは…!あなた方は本当に不思議な力を持っていますね。』
(トカムへ近づくアルクに警戒をしながらも、首筋の鱗へ触れたのを見れば、眉を寄せ)
『それは――』

(とオスロが説明をする前に、トカムの首筋の鱗は爪を立てられた部分だけあっさり削れた。普段ランベールに近づく事が多かったであろうアルクや、朝長と接触する機会が多い武器商人は気づくかもしれない。トカムの首の鱗はメイクなのだ)
アルク。……お前がなにを心配してくれてるかは分かってるが、皮肉にも俺はその刺客すら与えられなかった。組織の本殿にすら行く事も許されない、本当にただの狗だったのさ。
……なるほど。こりゃペイント(フェイク)か。…このまま首に爪を立てて殺したいって言ったらアンタ其の儘犬死する気はあるか?警戒されようがその気になれば俺が殺りにかかるくらいは分かるよな?(オスロが警戒をしているのに気が付きながらも敢えて「アンタはまだ無駄に死ぬ気か」と聞いてみる)

情報、吐けるなら知ってる事を俺に手紙してくれりゃいい。店主に言うのも構わねぇ。

――ただ、勝手に死ぬなよ。嫌なんだ、アンタがいけ好かねぇ奴に駒にされんのも、使い捨てられるのも。…こう言う言い回ししか出来ねぇのも知ってるだろシャチ野郎。(「シャチ野郎」。それは自分からトカムへ対しての愛称だ。まだ友人としてトカムの事を見たい。それをツンデレゆえにしっかりと伝えられない雪豹だった)
俺の力だけじゃないですよ。ヘンヘンのお陰です。まあ、共同作業的な、ね…。

いやしかし…結構きついですねこれ。空間認識がズレてるからこそ世界が見逃してくれてるから出来てるものの、外では触れるのは無理ですねぇ…。
姿は霊的なものが見える方なら見ることは普段でもできるので俺がその意思を他の片に視せればなんとかなるんですが…

てことでオスロさん、これは今、此処にて限定なので心残りの無い様にしてくださいね。

あ、心残り出来ちゃったらヒトガタくらい作って差し上げますので。旅人的な感じでなら何とかなる可能性ありです
(コートの袂に手を入れながら、「ちゃんとやれる奴じゃあないか」とアルクを見て目を細めていた。その様子は父親や年の離れた兄にも似ている。)
いいとも。そこの扉を直接繋げるから、普通に出て帰るといい。(あっさりと頷き、白く細い指で扉を指差した)
……いい男になったな、アルク。なんだか子供の成長を見た親みてぇな気分だ。
昔はあんなに危なっかしくて守ってやりたいと思ったのに、今はその背中に守られてる。生き地獄でも、足掻いて生き延びてみるもんだ。
(唇を緩めて告げると、少し寂しそうに笑う)

これは俺が武人としての勘だが、紅の契約者は魂を操る時に無防備になる。それ以外はなにか、よく分からん力でひらりひらりと躱しちまうんだ。ありゃまるで魚だな。

……俺の家族が、もし紅の契約者に操られてお前達を襲おうとするなら、遠慮なくとどめを刺してくれ。あんな奴の玩具にされるくないなら、その方が本望だろう。

……俺に話せるのはこのくらいだ。末端の人間じゃ、役に立てもしねぇな。
オスロ。お前はもう自由だ。死んでも義理立てする必要はねぇんだぜ。
『心残りのないように、ですか……。』
(尽くして来たもの全てを失ったトカムの姿は、今まで見たこともないくらい喪失感を漂わせていた。
実態がある事を手を開閉して確かめると、トカムに向き直り)
『…………失礼します。』
(と断りを入れてから、トカムの頰に平手を食らわせた)
『この平手も、この気持ちも私のただの我儘ですが……貴方のそんな姿は見たくありません。
全てを失った後、その命の重荷は残った者が背負うべきだと教えてくださったのは、トカム様ではありませんか!』
…ケッ、アンタだって危なっかしいだろ。猪突猛進は昔から変わってねぇしな…。親みたいだって思えるのはダレンみたいな男を言うんだよ馬鹿野郎。

……アンタの家族の処理を俺に、か。…アンタさ、マジで投げ捨てる気か?一族のしりぬぐいも全部俺に任せて休むのか。…堕ちたな、トカム=レプンカムイ。依頼料すら払わないで、裏切った俺に頼むなら頭くらい下げろよ。俺は好きで殺してるわけじゃねぇんだ…ふざけんな。

…紅の契約者は銀影を、俺の大事な奴を狙ってるから相手になってるだけなんだ。誰が好き好んで金にもならねぇモンに巻き込まれて行くかってんだ。

…まあ、アンタの家族も邪魔になるなら殺しとくさ。救うためとかそう言うのは俺はやらねぇ。やりたきゃアンタが自分でやれ。俺は向こうの兵としてアンタの家族が使われるなら紅の契約者の仲間として殺す。そこんとこ履き違えるなよ
とりあえず、俺は一旦事務所に友人連れて帰る。…オスロ、だったか。そのシャチ野郎今度俺にも一発殴らせろよな。

……ダレン、行こう。(扉の方へと歩いていく)
(トカムを一瞥し、それから口の端に薄く笑みを浮かべた)
そこの兄さんにとっくりと説教を受けるといいぞ、シャチの旦那。
お前さんは実に運がよかったじゃないか。
生きて、死者と話せて、新しく向かう道を探せる。
どうするかはお前さん次第だが、得難い幸運だ。しっかり考えて使ってくれ。それが望みだ。

(それだけ言うと、アルクについて歩き出す)
ああ、行こう。
何かと世話になったな、白い服の旦那。
……ああ。店主も世話になった(扉を開けて一歩踏み出す前にトカムに振り返り)

俺みたく自分の世界の全てだった者をアンタは全部喪っちゃいねぇだろ。そこんとこ考えろよ。…まだ絶望するにはアンタは幸せ過ぎる(言い残すと元の宿屋へと歩を進めた)
『レプンカムイ家の者があなた方に刃向かう事はない。それは杞憂です。……すでに一度、チャンスは与えられた。それを逃したのですから、恐らくはもう。』
(自分の身体に違和感を感じたのが何よりの証拠だった。深々と去る二人に頭を下げ)
『……ご武運を』

(トカムの方は平手を喰らった後も浮かない表情だ)
あの宿での襲撃事件、オスロがあのハムスターだって事は、他の奴らもレプンカムイの人間だったんだろう。
手加減したり、拘束した縄に転移魔法をかけて逃したりしてやったが、その時に気づいてやれなかった。
(紅の契約者がオスロを殺した時、獣人傭兵が消えたのはトカムの仕業だったのだ。紅の契約者に口止めをされていただろうと事情は透けて見えながらも、気づけなかった悔悟に頭を抱えて蹲る。そのまま黙り込んでしまうのだった)
ふぅん、他のコも、ね。……さて、レプンカムイの……もとい、オスロの旦那。キミの知り得る限りのモノガタリを教えてくれると嬉しいナ。もしかしたら、何か力になれることがあるかもしれないからね。
レプンカムイ家は、海洋の中じゃ複雑な立場にあった。源流が「シャチ」なもんで、海種と獣種どちらからも、種族を重んじる奴からはいい顔をされない。
特に海洋は鳥種の貴族と海王の海種で種族さ別がひどかったもんでな。
(両手をゆっくりと手から離し、憂鬱げに目を伏せる)
海でしか生きられない俺たちにとって、海洋を追放されるのは死と同義だ。だから、レプンカムイ家は、武勲で海種に忠誠を誓う事でその存在を認めてもらっていた。
(レプンカムイの旦那に視線を移し)やっぱり、キミの一族はそれなりに人数が居たのかナ?
30人くらいの小さな部族だ。
……数ヶ月前、俺たちが居た土地を、国から買い上げたという領主が現れた。紅の契約者と名乗ったその男は仲間を人質にして、俺に組織へ組するよう迫った。
……俺にとって、家族こそが全てだ。都合のいい駒にされようと、守り抜けたらどうでもいい。俺は軍を抜けて、組織へ身を振った。
それがこんな事になるなんてな……。
(オスロの旦那へ視線を移し)みぃんなダメ、ってことでいいのかナ?
(「…俗世って大変ですねぇ。…そして、俺の術も何時まで持つんですかね、これ。ヘンヘンの力自体弱まってるじゃないですか。」)青龍牙、俺が生きてたら貴方大丈夫ですよね?

ヘンヘン、俺の青龍牙の分、霊子要ります?俺の心臓さえ動いていれば元通りになりますし。お疲れでしょう、アナタ。(青龍牙がぬっと武器商人の方へと)
ああ、くれるのかぃ?じゃあ今度は我(アタシ)が魔術を展開しよう。
『……。(無言で頷く)
嗚呼、私のためにご無理はなさらないでください。私はもう充分です。
……トカム様。現実はフィクションよりも残酷だ。それでも貴方には、前を向いて歩きつづけて欲しい。
貴方はそろそろ、レプンカムイ家の重荷から解放されるべきだ。』

……背負うモンがあった方が楽だよ、オスロ。いつだって何かのためにがむしゃらに生きてきた。そんな男が急にしがらみをなくしちゃ、風船みたいにふわふわ居場所を無くして浮いちまうもんだ。ただ、まぁ……しんみりするのは、復讐を終えただけでいい。
概ね予想通り、か。だが、そうだねぇ……天義が関わってるのは本当かナ?

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