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商人ギルド・サヨナキドリ

【RP】二階・白い部屋

その部屋は四方の壁から床まで真っ白で、窓も無いような部屋だった。

部屋の真ん中には引き出しも無い簡素な白いテーブルが一卓と同じく簡素な白い椅子が二脚。

辛うじて部屋の一角にある本棚と、そこに陳列されている本たちが、この世がまだまともな色彩を持っているのだと教えてくれる。

壁をよく観察するならば、隠れるように同色の扉が存在しているのがわかるだろう。そこが唯一の出入り口らしい。

ーー遠くで微かな悲鳴が聞こえた?なに、気にするほどの事では無い。

参加
武器商人
ヴァイオレット・ホロウウォーカー

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ヒッヒッヒ、然りでございますな。
人の娯楽というのはなかなかに侮れぬもの。それが大欲から来るものであれば心を躍らせぬ道理はありますまい。

(武器商人の影から沸き立ち出てくるという現象にも特に驚かず、「便利そうだ」という印象で眺める)

そうですねえ、ワタクシはこの姿…いわゆるただの娘子でございますゆえ、多くを頂く事は難しいです。

(突然現れたカップ、突然入れられたコーヒーにも、「ほう…」と感嘆の言を漏らすのみ)

(フェイスベールを取り外し、カップを手に取り、上品な所作で顔まで運ぶ。カップを揺らして立ち上る芳醇な香りを堪能し、上品な、されど確かな好みの風味に満足そうに瞳を伏せた。

嗅覚で味を楽しんだ後、そっと小さな唇をカップの端につけ、カップを傾ける。唇で熱を、舌で味を、口の中で風味味わい、やがて、こくんと小さくその喉が震えた)

…嗚呼、これは良い。非常に美味で…味わい深い珈琲でございますね。果実味が強く…爽やかで、口当たりがとても良いものです。…ヒッヒッヒ、これはワタクシでなくとも、普通の人間であれど舌を巻く逸品でございましょう。これをどちらで?

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