かの海神を封印した後、ソレは最近迎え入れた"弟子"の1人に手ほどきをしていた。

ソレは意外にも、ニンゲンに何かを教えることを好んでいる。

それでモノガタリが面白くなりそうなのだったら、喜んで自らの持つ知識を望むものに与えるだろう。

武器商人(p3p001107)
上谷・零(p3p0002770)

(影の中から行李を出して、準備完了。彼が来るのを待つ)

（少し駆け足になりつつも走ってきて）
来たぜ、武器商人！　遅くなってごめんな！

やあ、いらっしゃい上谷の旦那。健勝かな？ヒヒヒ……。

あぁ、…今は問題はない、かな？うん
（正直、大分回路埋め込むときはやべぇあかんとは思ったけど…）

ヒヒ….重畳、重畳。であればすぐに訓練に入れそうか。因みにこれ、いくつに見える？(上谷の旦那の前で指を2本立てて)

訓練かぁ、どんな訓練何だろ‥（ちょっとわくわくしてる自分がいる）
え、指は二本に見えるが……もしかして回路埋め込むと視界とかにも影響が出やすいのか……？（今の所は体の調子は問題ない、寧ろ良いほどだが…やはり副作用とかあるのか…？）

…ふむ。ま、今まで魔術と縁の無い生活をしてたし無理もないか。ひとまずお座り。……因みに答えは“8”ね。ヒヒヒ……。(自分の目の前のソファーを指差して)

………え、なんか俺おかしなこと……は、はちぃ！？（聞こえた答えに思わず悲鳴に似た叫びが飛び出た）…まっじか、嘘だろこれ…想像以上にやっべぇ…（指さされたソファーへと座ろうと動く……このソファ自体ちゃんと認識で来てない奴とかだったら怖いなぁ…）

さて……それじゃあ初歩からいくとしよう。キミの中に魔術回路を植え付けてキミは今、魔術が使える状態だ。だがキミはこれまで魔術に触れた事がないから、キミに取り付けた魔術という機能のスイッチの入れ方と操作方法がわからない。そこまでは合ってる？

……あ、あぁ、確かに魔術は触った事ないからな、……正直分からないから、あってるぜ、うん

であれば魔力に慣れるところから始めようか。まずは目を閉じて。キミの魔術回路は背中にあるから…背中から心臓、腹へ、それからゆっくりと、身体の隅々まで血液を巡らせる様に魔力というものをイメージをして。

魔力になれるところから……わかった、やってみるよ
（そう言いながら目を閉じる）
……背中から、心臓、腹………（そうして心臓の方へ手をやり、なぞる様に腹に手をやり、巡らせるようなイメージを浮かべていく、出来てるかどうか、まだ感覚はうまくつかめないが………）多分、イメージ、でき、た…はず……!!

ふむ。(指を4本立てて) …いくつに見える？(ソレの指先がほんのりと光っている様に視える)

………え、っと……4つ、に見えるな………後なんか光ってる……？（これまで錯覚だったらどうしよう…!!）

ン…そのまま全身の流れをイメージしながら目に力を流す様に集中して。因みにこれは「3」が答え。

め、目に力を…流すように……??…………!!!（言われるがままに、流れをイメージしつつ目に力を流すよう試みる、…力が地味に入ってるからか、上谷の目も若干開いている）
くそ……!!…でも前より数は近いから……少しは良く、なってる…のかな…！

他の場所へ力を流すイメージを疎かにしない様に。じゃあこれは？(指をまた4本立てる。先ほどより指先の光がはっきりと見えて、指先の上に更に多く光が集まっている様子が見える)

ほかの、場所へ力を流すイメージ……、了解…!!（むむむ、と全体へも力を流すイメージを消さずに目に力を流すイメージを保つ……！）
……今度も、四本、だな………というか光がやけに集まってるな…？（指の上に光が集まってるが…一体何が…？）

……答えは「37」。(指は立てたままにこっと笑って)