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酒場『燃える石』
私が安煙草の匂いを纏わせていたらあの方はどんな想像をなさるかしら。
きっと暴力的なものになりましょう。本当は心の中で軽蔑しているような取るに足らない輩に「いいように」される私ですとか。
――ああ、でも、その煙草ではないのです。
(腰をかがめてこちらを見つめる赤い双眸を真正面から見据え)
私が欲しいのはこちら。
(ごく軽く、慣れ切った動作でキドーの唇に己の唇を重ねようと顔を近づけた)
きっと暴力的なものになりましょう。本当は心の中で軽蔑しているような取るに足らない輩に「いいように」される私ですとか。
――ああ、でも、その煙草ではないのです。
(腰をかがめてこちらを見つめる赤い双眸を真正面から見据え)
私が欲しいのはこちら。
(ごく軽く、慣れ切った動作でキドーの唇に己の唇を重ねようと顔を近づけた)
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かつて、小さなうらぶれた空き家だったこの『燃える石』は、小規模で無秩序な増改築を重ねた末に今の姿になった。イレギュラーズのたまり場になるよりずっとずっと昔の話だ。
この、奇妙な形の小さな部屋はそういった増改築の末に出来てしまったデットスペースだ。切れっ端のようなハンパな大きさで、壁と壁とが平行に向き合わない。物置の役割すら満足に果たせなさそうな空間だが、存外、小鬼にはこういう場所の方が居心地が良いらしい。
暇があるなら覗いてみるといい。小鬼もまた暇を持てあましているかもしれない。
(キドー(p3p000244)のおへや。
ダイスで遊んだり、気ままに呟いたり。ちょっかいを出されれば反応を返します。前後の話のつながりは気にせず、お気軽にどうぞ!)