ご自由にお使いください。

●開幕
はぁ？余計なこと？唐揚げ？はて、何の事やら。祝勝会の差し入れとか何も知らねえな。いやほんともうスッカリサッパリ。
まー、仕方ねえなあ。オッサン（グドルフ）がビビっちまってるし、ここは俺が先陣を切ってやろうじゃねえか。あ、便所に一番近い席は貰うから。お前ら床は汚すなよ。特にオッサン。

●食事
あぁ……思い出すねえ。初めてこの店に来た時の事。
異世界で右も左も分からず、それでもなにはともあれ腹を満たそうとしたんだったよな。故郷によく似た裏通りの雰囲気にほんのちょっぴりホッとしたりなんかして、一番安いスープとパンのセットを頼んで……死んだ。

いいかお前ら。ファーストインパクトに備えろ！即ち、料理が粘膜に触れた瞬間。気を抜くと最悪、ぶっ倒れて頭打つぜ。俺みたいに。
こういうのはなあ、口ン中がヒリつくぐらい強い酒で
誤魔化すんだよ。折角ならとびきり良い酒頼もうぜ。マスター、ローレットにツケといてくれい。ギルオスでもいい。
俺はこのやり方でパンドラ消費した。……へへへへっ、冗談！冗談だよ！半分ぐらい。

セカンドインパクトはもう、どうしようもない。せめてよく噛もうな。胃の中でダンシングフィーバーするから。

●終幕
味覚！嗅覚！胃袋！終わったよ……
キュアイービル……効くかな……いや効かねえかな……
まあ、ダメ元でかけといてやろう。オラ、お前ら並べ並べ
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