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ギルドスレッド

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酒場『燃える石』

【雑談】酒場

店主「…………………………」

カウンターの向こう側に無口な中年男が立っている。
「いらっしゃいませ」の一言も無く、ただ黙々とグラスを磨いている。明らかに客商売向けの人間ではない。

だが、誰もこの男を咎めはしない。
何を見聞きしてもこの男は絶対に他言しない。余計な詮索も一切無い。
ただ、黙ってカウンターに立ち、言われるがままに酒を提供する。

この男の前では何を話しても問題ないだろう。

(雑談スレッドです。)

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おおお……良い呑みっぷりや。
ギヒヒヒ、しかも祈祷は皆外れ目と来やしたか。こりゃ面白い尼さんや。
流石こないなとこに来るだけあってなかなかの破戒そ……
(曲げた指で口元を抑える様にして笑い、ふと気づいた様に伸ばし)
……いや、違うか。それでも祈るんやとしたら、それは寧ろ逆、か。

ギギ……んー、参ってまうなあ。
(褒め言葉に少し困った様に頭を掻いてから乾杯をして一口呷り)
なるほど、木枯さんは一度に通う相手は一人でやんすか。
そりゃあ女からしたら安心な誠実さでやんすなあ(しみじみ)

ああ、それやそれ、それでやんすよ。
(ゲンリーの言葉にそちらを振り返り指を立てる)
日本、日本でやんすね。同じ日本て銘でも色んな日本があるみたいじゃありやすが、あっしの場合、それ以前にそもそも時期が大分違う見たいでやんしてなあ。或いは土地かもやが……
(己のくすんだ色の癖っ毛を指で弾いて見せつつ苦笑して)
例えば、それこそあっしの居た頃の都じゃ女の美醜は第一に髪の黒さ長さ滑らかさが基準でやんしたから。ほんま、謙遜やのうて褒められたりせん言うか、寧ろ見限られた言うか。
逆に言うと混沌に来てそこは得しとるんかもでやんすなあっし。今更やけど。
(ギヘヘヘと笑う)

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