店主「…………………………」

カウンターの向こう側に無口な中年男が立っている。
「いらっしゃいませ」の一言も無く、ただ黙々とグラスを磨いている。明らかに客商売向けの人間ではない。

だが、誰もこの男を咎めはしない。
何を見聞きしてもこの男は絶対に他言しない。余計な詮索も一切無い。
ただ、黙ってカウンターに立ち、言われるがままに酒を提供する。

この男の前では何を話しても問題ないだろう。

（雑談スレッドです。）

（被害者たちから目を背けつつビールを飲んでいる）
いやー、今日も酒が…いや、酒はうまい！

そーいや、夏のイベントの締め切りは今日までか。
明日からは秋か……どういうシナリオが来るかねぇ。
楽しみっちゃ楽しみだが、締め切りから解放されたと思ったらまた次の締め切りとは……ぐぬぬ、隙がない