PandoraPartyProject

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月見酒の縁側

公開版・文字の貼り場

SS貼り場やチラシの裏に書いたけど勿体ない、でも出し場に困っている。
だけどあまり人に見られないところがいい、けどやっぱ他の人にも見てもらいたいとか絶妙な場所をお探しの方。
どうぞこちらをご活用ください。

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最低限の公序良俗は守りましょう。それでは良きひっそりライトワークスを。

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”Pandora Party Project”一周年記念SS

【死神・一日店長になる】

朝日が昇る頃。
死神、”クロバ=ザ=ホロウメア(p3p000145)”はとある店先の前に立っていた。

「はぁ……いやいくらなんでも無茶だろ」
――事の起こりは丁度半日前へとさかのぼる。

「何? 菓子屋の一日店長をしてほしい?」
慎ましやかな内装、決して繁盛しているとは言えないが落ち着いた雰囲気の喫茶店にて、死神は眉間を歪めて言い放った。
目の前にいる男性は困り笑顔を浮かべたまま「はい」と答える。
「私の夢だったんですがね、開店前日だというのにうっかり手を痛めてしまいまして……どうしたものかと途方に明け暮れていたところ貴方様の噂を伺ったのですよ。

”お菓子の家を作るイレギュラーズがいる”。と」

「えー」としかめ面を浮かべるクロバだったが、確かに思い当たる節はあった。
つい先日ユリーカの誕生日の催しに便乗し、気ままにケーキを作ったのではあるが普通に作るだけでは飽き足らずついには謎に凝った和風建築のケーキハウスを建築してしまったのだ。

「あぁ、ダンボールハウスよりも楽でいい!!」

とか言い放って。

「なのでどうかお願いです!! 一日だけでいいのです、貴方の名声と腕があれば店の名前を挙げる事は出来るでしょう!! 謝礼は弾みます! どうか、どうかお力添えを!!」
「……なぁ、分かってると思うんだが。オレがやったところで今後店を切り盛りしていくのはアンタだ。オレが店の名前を売ったところで意味がない」
「承知の上です。貴方に勝てぬようでは菓子職人を目指す事は叶わないでしょう」
「……ほう、言ったな」
クロバはニヤリ、と笑みを零す。
気にいったという意志表示とも取れるが。内心はまったくの別物だろう。
「その依頼、受けた!!! オレの菓子がアンタの壁になってやれるよう全力でやらせてもらうぜ!!」

――その実、対抗意識バリバリで燃やしていただけだった。
大丈夫かこの死神。




―――かくして、死神の一日店長という依頼は結ばれた。
待ち受けるのは数多の邪魔もn……いや、エキセントリックなお客様の数々!?
具体的に言えば噂を聞きつけて訪れたイレギュラーズたちなのだが、どうなるクロバ!

ちゃんと店の切り盛りができるのか! そもそもお前は接客できたのか!!
乞うご期待!!!
(以上、予告編でした((

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